トピ名どうり、いろんなジャンルの小説を作るところです!
恋愛でもファンタジーでも!
なんでもokです!
ぞんぶんに小説作りを楽しんでください!
それと、誰かが小説を書いた場合は必ず、遅れてもいいので、感想を書いてあげてください。
Dolls-ドールズ- Episode0
ここは……どこだ?
視界が不明瞭でよくわからないが、なにやら複雑そうな機械が設置されている。どこかの研究所の一室だろうか?
と、部屋の奥から足音が聴こえてきた。足音は自分の前まで来て、止まる。
『本当に可能なのか?』
『私の辞書に、不可能と失敗という二単語は存在しない』
口振りから察するに、二人とも男だろう。
……それにしても、ずいぶん自信あり気な言い方だな。
『彼らは、私たちの“眼”になり得るのでしょうか?』
今度は落ち着いた、品のあるしゃべり方。女性だろうか。
『私に失敗はないと言っているだろう! 黙ってみていろ……!』
自信満々な男は、女性の疑問を一蹴すると、自分の前に立った。
『さぁ……目覚めの時だ、○○○』
○○○? なんだその名前?
少なくとも、命ある者の名前じゃないな。
ん? 者? 自分は人だったのか? 人外の存在だったのか? 自分にもわからない。
しばらくすると、視界がやけに鮮明になってきた。手がある。足がある。動ける。
『これは驚いた……!』
『くくく……ははは!! ついに完成した! 我々の“眼”となる存在……“ドールズ”の完成だ!』
ドールズ……それが自分の名前。それが自分の役目。
こうして――おれは創られた。
Dolls-ドールズ- Episode1-1
どこにでもある普通の県立高校の、一年生の階の一室。そこでは、四時間目となる英語の授業が行われていた。
「動詞の~ing形、動名詞は、名詞の働きをし……」
(っはぁ~、退屈だなぁー……)
窓際の列の、一番後ろの席に座るおれは、窓の外に見える風景と英語の授業に、そう感じた。
眠気を誘う暖かな暖風に小鳥のさえずり、歩道に並ぶたくさんの桜の木。
加えて、耳に入ってくる長ったらしい英語の文法やら表現やらの解説。
これを退屈と言わずして、いったいどんなことを退屈と言うのだろう。
「……しの、吉野優海《よしのゆうみ》!」
「――? は、はい?」
ボーッとしていて、指されたことにも気が付かず、おれ――吉野優海は、間の抜けた声を出した。
教室は笑いに包まれる。
しかし先生は、怒っているのか、チョークを持った手をわなわなと震わせている。
「『はい?』 じゃない! この文の括弧に入る語はなんだと訊いたんだ!」
先生の怒鳴り声に気圧され、おれは思わず席を立つ。
「はい……えー……『私はテニスをすることが好きです』? えーっと、praying?」
「……寝てるのに出来るから不思議だよな」
先生の呟きに、教室は笑いに包まれる。
おれは席に着くと、頭を空にして再び窓の外に視線をやる。
英語の授業を聞くくらいなら、窓の外に見える春の街を見ている方が有意義な時間を過ごせる。
それから授業が終わるまで、再び指されることはなかった。
編集:2009/07/29 21:18:08
Dolls-ドールズ- Episode1-2
英語の授業も終わり、おれは購買でパンを買って、屋上に向かっていた。
基本的に屋上は立ち入り禁止なのだが、何故か鍵はかかっておらず、放課後なんかはよく不良が溜まっている。
おれは扉のノブに手を掛け、回して屋上に出た。
その瞬間――。
「ぶぉっ!」
屋上に出たおれを歓迎したのは、扉からは死角となる角度からの、一発の回し蹴り。
その回し蹴りがクリーンヒットし、おれは屋上の床に無様に転がった。
「ヤッホー優海、気分はいかが?」
仰向けに倒れるおれの前(上)に、一人の少女が顔を出す。
短めの金髪に、明らかに短いスカートの、不良の一言で片付けられそうな少女が、そこにはいた。
「サイアクです、『詩織お嬢様』」
「あら、『使用人』風情が言うわね? せっかくあたしが歓迎してあげたっていうのに」
不意打ちとも言える回し蹴りの、どこが歓迎なのか……。
そう問いたかったが、彼女――真木詩織《まきしおり》は大手企業の社長令嬢で、常識はずれのお嬢様。
おれは、そのお嬢様の使用人なのだ。
一介の使用人がまともな質問をしたところで、スケール特大のお嬢様から、まともな答えが返ってくるわけがない。
「ま、これ以上あんたの記憶がすっ飛ばないようにアンドこれ以上変なアザがつかないように、今日のところはこの程度にしてあげるわ」
「そりゃ助かる。毎日暴行受けてたら、こっちだってたまったもんじゃねーからな」
Dolls-ドールズ- Episode1-3
ここだけの話、おれには中学校に入学する以前の記憶が無い。
アザというのは、おれの右手の甲についた、一本の線のような傷のことだ。
記憶も宛もなく、町をさまよっていた頃、詩織の父親に拾われ、詩織の使用人になったというわけなのだが……。
「そもそも旦那様は、どうしておれみたいな奴を拾って、愛娘の使用人にしたりなんかしたんだ?」
そこだけが、ずっと気にかかっていた。
もしおれの心が荒んでいたら、自慢のお嬢様に暴行を加えたかも知れないし、誘拐して身代金を要求したりもしたかも知れないのに。
「あーそれはね、あんたがアホみたいにふらふら歩いてたから、『こいつは悪巧みなんかしないだろう』って思ったからだって言ってたよ」
……おれはそんなにアホらしかったのか。
ま、そのお陰で今、こうしてお嬢様に振り回されながらも高校生活を送れているわけなのだが。
「さ、そんな話は終わりにしてさ、昼ごはん食べよ? あたしもう、お腹ペコペコだよ」
「おれのパンはやらねーからな」
「えー、ケチ!」
「ケチじゃねーよ……っていうか、お嬢様がケチとか言うな。品格とかあんだろーが」
おれは、物欲しそうにパンを眺める詩織をよそに、そのパンを口にする。
「ふんだ、いーもんね。あたしだってお弁当持ってきてるんだから」
だったらなぜおれの昼食を奪うような真似をする……。
そう思ったが、ろくな答えが返ってこないのは分かりきっていたので、そのことには触れないことにした。
編集:2009/07/29 23:01:16
Dolls-ドールズ- Episode1-4
それからしばらく、おれは詩織の自慢話を聞かされることになった。
トリュフやらなんやらが入った高級弁当の話や、株価が上がって大儲けした話など、非庶民的な話ばかりだ。
「そだ優海、話は変わるけどさ、『第二西暦』って知ってる?」
「? なんだそれ?」
聞き慣れない単語に、おれは頭上にクエスチョンマークを浮かべる。
「なんだ、あんた知らないの? 今ネットで話題になってる都市伝説みたいなヤツ」
詩織の言葉に、おれは深いため息をつく。
「あのなぁ……スケール特大のお嬢様とあろう者が、そんな信憑性の欠片もねー話を信じるなよ」
「なによ、信じるのは自由でしょ? あんたごときにとやかく言われる筋合いはないわ」
詩織は言うと、弁当を豪快に口に突っ込んでいく。
(……『第二西暦』、ねぇ)
詩織にはああ言ったが、おれは『第二西暦』に、よくわからない不思議な感覚を抱いていた。
編集:2009/07/29 23:00:19
珠杏>
う・・まだ詳しい設定は作ってない。(無計画w
適当に「あ、こんな感じでいいや~」みたいな。(ぉい
まぁ、今後に期待してくれw(どこのおっさんですかw
くろさん>
あ、どもです。話したことないかもです。
ノエルと読みます^^漢字面倒だったらカタカナでokです!
確かに理想ですねwこんな人いたらいいなwとか思っています(笑
優海cすごいなぁ~;あんな風になりたい(笑
編集:2009/07/29 21:41:42
愛の歌 2話-1- <美舞視線>
うわー・・・校長先生の話、長ーっ。
入学式の途中、私はそんなことを思った。
しばらくして、校長先生の話が終わった。
あー、やっと終わった。長すぎだよー。
「えー、次は・・」
あー、またやるのかぁ・・・。
-約40分後-
「以上にて、平成**年度、○○学校の入学式を終わります。礼。」
うー。やっと終わったー♪
そんなことで、退場した。
あぁ、暇だった。
ノエルさん>じゃあカタカナで呼ばせてもらいますね(^_^) そだ、呼びタメOKですか? 僕はOKですんで、よろしく~。
勘違いしてるかもなんで一つ言っておきますが、優海は男ですよ~。
女の子みたいな名前なんで誤解を招いてしまいそうですが、男です(笑)
たしかに、集会の時の校長の話って長いですよね~。
40分!? そんな時間話聞き続けたらぶっ倒れちゃうよ(_ _;)
コイルス・ファンタジー
『ニジュウニシテフリカカルキョウフヲ――』
今こいつは何と言っただろう。
二重に降りかかる恐怖?あの四人・・・特にリオンにあってから、恐怖は嫌なほど味わった。
また二重に重ねるのか?
「ヨイチ!!ヨイチっ!!?」
ああ、来てしまった。願いや現実というものは厳しく悲しい。あれほど熱心に願ったというのに、現実というものは限りなく人の意志にそり動く。何度、自分の思うがままに動く世界を想うことか。
「日向さん・・・?」
細く小さな女の声がした。あぁそうか。埴本まで呼んだのか。まったく本当に残念だ。
なぜ・・・世界は俺の思うことからことごとく外れるのだろう。願いとは一体何なのだ。
「悪しき者の悪しき契約を破り、起こりし災厄を祓え!契約妨害呪文、契害呪!」
リオンの呪文は形となり、蛇となる。
さぁ、契約妨害呪文は、高等部の後半で教えられる呪文だった気がするが。もうそんなことどうでもいい。近くで呪文が炸裂したため、魔力が飛び散り、少しではあるが魔力が戻ってくる。
これで動ける。
「50年の時を経て・・・今ここに・・・封印の紋を・・・」
ヨイチは常人がみれば何を描いているかわからない陣を描く。
描き終えた陣を、ヨイチは左手にありったけの魔力を込め、陣をバン、と叩いた。
「50年間抱いた恨み・・・今解き放て・・・」
ヨイチは再び魔力を使い果たし、封印の言葉を最後に、力無く倒れた。
コイルス・ファンタジー
「ヨイチー、起きてー」
「ぅ・・・?」
「あ、起きた。大変でしたよー。魔力空っぽにする人、初めて見ましたー。」
リオンによく似た男子の声。のんきでこの状況で聞いていると途中から来たなとうかがえる。
「魔力パサーは分け与える魔力の二倍くらい使うから・・・大変だった・・・」
「あ、きょうの家事当番私だから、先帰るよ」
「家事当番・・・?」
「そうだよー。私達強制ワープで日本に来たから、決まった家はないし、リューヤのアパートに皆・・・イオンとジーロのシュナとで住んでるんだよー」
「・・・不純異性交遊」
「後で殺す」
「すいません嘘」
「えっとー、今日の買い物はっとー・・・」
「ねぇ、ちょっといい?」
後ろから声をかけられた。十代程の若い男の。
「はい?」
「君ってさ、アメリカで指名手配中のリオン・クルーゼだよねぇ?うん、絶対そうだ。女の子だし、髪長いし、小さいし、目つき鋭いし。最終確認だけど、そうだよね・・?」
何で知ってるんだ。この赤毛の男は。見た目はシュナと同じ。細身で軟弱そうではあるが、油断はできない。さっきからめちゃくちゃニコニコしているが、心からの笑みではない。冷酷で殺気だっていて、殺す相手がやっと見つかった様な笑みだった。
コイルス・ファンタジー「降りかかった恐怖」
声をかけて来た男は、この国の者ではなかった。
赤味が強い地毛、黄金色の目、アメリカでは平均的な身長。
「っと・・・ナイフでも抜こうとしてるのかな?でも君に俺は殺せない。一生かかってもね。なんせこの世界は・・・俺の思うがままに動いてくれる。だから、俺は死なない。例え死んだとしても、これは夢で、また新しい世界が帰ってくる。だから君は俺を殺すことは不可能だ。絶対にね」
こいつは馬鹿じゃないのか。思考がまるで読めない。とにかく、さっきからくるくる回って力説するのはやめてほしい。
「あの・・・確かに私リオン・クルーゼで、アメリカでは殺人容疑で指名手配中ですけど・・・」
「おぉそうか!やはりそうなんだな!俺はなんて幸せなんだ!何年もかけて君を探すつもりだったが、こんなに早く会えるなんて!いや、本当に幸せだ、こんなに早く殺り合う相手が見つかるとはなぁ!」
――殺される。絶対に。
殺されるなどとまともに思ったのは、正直初めてだ。
だが、この赤毛の男は何とかして切り抜けられる相手ではない。自分よりも数段上。
「おっと、申し遅れた、俺の名はクレア。クレア・スタルフリード。アメリカでは一番有名な殺し屋だ」
もうだめだ。アメリカで一番有名な殺し屋と言えば、こいつしかいない。通称クロウ。こいつが殺した奴にはどこかに必ず爪痕が付いていると聞いた。
「クロウ・・・あの殺し屋の」
「お、よくわかったな、知っているのか、それは嬉しい。お近づきの印として、誰か殺して欲しい人は居るか?代金はいらない」
「えと・・・スコール・・・あ、やっぱりいいです自分で殺すって決めたんです」
アニマル☆リンク
「なぁリンドってさ・・・その・・・家族とかいるの?」
「・・・ぃなぃ・・・皆死んだ・・・」
「あ・・・えと・・・その、ごめん」
ゼロは正直焦った。両親などがいないのに境遇を聞くのは、流石に出来ない。
「母さんも父さんも兄さんも・・・殺された・・・友達に」
それを聞いて、息が一瞬できなくなった。
友達が自分の家族を殺す、なんてことは、思考上ありえない。
「友達も・・・この学園に来てるんだ・・・」
「なんて・・・名前・・・?」
「ゼロはしらないと思うけど・・・シヴァ・アルティミスト」
聞いたことがあった。同級生らしく、顔は見たことはないが、噂になっている。
ミアリーと旧友だとか、人を殺したことがあるとか、成績優秀だとか、人の素性を読めるとか。
「理由は分からない・・・でも・・・見たんだ・・・シヴァが兄さんの首絞めて・・・ナイフで刺したのを・・・」
はて、シヴァとは男じゃなかったか・・・男。幼馴染・人殺し。なおさらあり得ない。
「シヴァは私に気づいて・・・逃げてったけど・・・兄さんは生きていなかった・・・」
「もうやめろ!そんな境遇話さなくっていい!!」
怖かった。ミアリーがそんなにも悲しい過去を背負っていたとは思いもせず、むしろずっと楽な意識を持っているとも思っていた。
でも、そんな空想は思い切りよく外れた。
コイルス・ファンタジー
「あぁ、君を殺すのに特に理由はない。誰かに頼まれたわけじゃないし、俺の友達が殺されたから仇討に来たわけでもない。ただ俺が、君の興味を持って、殺し屋を殺し返した君と一手交えたくて来たんだ」
鬼だ。完全で健全な。生まれて十二年、こんな最悪なことをさらりと言ってのけ、こんな素直な感想と意志をさっぱりいってのけ。そして私と殺しあうとまで言ってきた。
「嫌と言ったら」
「まあ仕方ないのかもね。でも、明日君の学園に入学する予定だから。逃げられないと思うよ」
「今・・・右手あんまり動かないから・・・圧倒的な差がつきますよ。絶対」
言って、包帯でぐるぐるに巻きつけた右手首を見せた。
「そっか、じゃあまだ殺し合いはやらない。じゃ、君のクラスだけ教えてくれないかな」
「中等部一年A組。なんとなく、ですけど、クレアさん、幼馴染とか、いますか?・・・一番仲のいい」
そう言うと、クレアは少し考え込んだ。
「そうだな・・・一番仲のいい幼馴染・・・か・・・シュナかな」
「はい?」
「だから、シュナ。シュナイダー・レイク」
「嘘・・・」
三日月>詩織は完璧なお嬢様だから護身術もマスターしてるんだ(笑)
もっとも、詩織は性格上、襲われるよりは襲う側なんだけどね(^_^;)
大変なんだよ、お世話する優海くんも。
おっ? なにやら新展開の予感……。
リオン殺人容疑で指名手配中だったんだ……。
ってか、クレアとシュナが幼馴染みだったとは……恐ろしい幼馴染みをもったなぁ、シュナ。
Dolls-ドールズ- Episode2-1
「お~い、吉野」
昼食を終え、校内を宛もなくふらつくおれは、声の方を振り向く。
「あぁ、古川か」
おれを呼んだのは、短い黒髪をピンと立たせた少年――古川彰《ふるかわあきら》だ。
「またお嬢様と昼、食ってたのか?」
「あぁ……高級弁当の自慢話聞かされてた」
「ははっ……あのお嬢様は規格外だからな。相手にするのも一苦労だろう?」
古川は、お嬢様のせいでなかなか友達のできないおれの、唯一の親友だ。しかも、おれと同じく中学入学以前の記憶がない記憶障害者。その上、右手の甲にアザ。おれとは違い、バツ印のようなアザだ。
こういった共通点から意気投合し、使用人(おれ)の苦労話も、親身になって聞いてくれる。
「使用人も大変だな」
「まったくだ……」
それから、おれは古川に愚痴を聞いてもらった。
高級弁当の自慢話を延々と聞かされたことや、不意打ちとも言える回し蹴りのこと……あげればキリがない。
「……そうだ、なぁ古川。お前、『第二西暦』って知ってる?」
おれは古川に問い掛ける。
今の時代、ネットは誰もが通じているだろうし、ネット上で話題になってるってぐらいだから、普通の一市民である古川の耳にも行き届いているはずだ。
Dolls-ドールズ- Episode2-2
「『第二西暦』? あれだろ? 『この世界と隣り合う、目に見えないもうひとつの世界』ってヤツ」
「『もうひとつの世界』?」
「あぁ、いわゆるパラレルワールドってヤツじゃないか? 別の次元がどーだがって……」
「パ、パラレルワールド?」
あぁダメだ……ここまでくると、おれの頭脳じゃ理解不能。
仕方無いじゃないか。学力が高いわけでも、低いわけでもない中途半端なおれに、次元がどーとか言ったって、理解できるわけがない。
「それがどうかしたのか?」
「あ? あー……ちょっと気になっただけだよ。気にすんな」
そう、気にする必要なんかなかったのに――。
「……よし。調べに行くぞ、吉野!」
「はぁ? って、ごわぁっ!」
古川はおれの手をガッシリと掴むと、引きずるようにして歩き始めた。
「ちょ、古川! どこにいくつもりだ!」
「IT教室だよ、あそこ、パソコン開放してるだろ? 調べに行くんだよ! 『第二西暦』のことを!」
古川とは高校からの付き合いなので、いまだに分からないところがある。そして、今わかったことがひとつ。
古川は一度何かに興味を持つと、気が済むまで調べ尽くすということ。
おれは古川に引きずられるまま、昼休みが終わりそうなのにも関わらず、『第二西暦』のことを調べに行った。
能力者同士なんで、ちっちゃいころよく遊んだ関係的な感じです
クレア・スタルフリード
赤毛の一見すれば好青年。
ただ、怒るとめちゃめちゃ怖い。
非常にストレートな物言いや感想をやすやすと口に出すため、友達は少ない。
何かと動きをつけて力説するのがクセ。性格と存在自体が厄介者。
能力は痛み分け。
コイルス・ファンタジー
「シュナと友達なんですか!?」
「あれ、君シュナのこと知ってるの?」
とぼけた鬼は黄金の目を光らせる。
「十字架学園の高等部一年A組です」
「連れてってくれる?」
「いやあの・・・買い物行かなきゃいけないし・・・ごめんなさい出来ません!」
リオンは逃げるように走った。
「あちゃ、行っちまったな・・・どうすっか」
若い鬼は、夕焼けで血の様に赤く染まった空を見上げた。
「時間ないしな・・・早くシュナも見つけたいし・・・喜幸、来い」
喜幸と呼ばれた小鳥は、日本では見かけない緑色をしていた。
「シュナは見つかったのか」
若い鬼に飼われる緑の小鳥は、廃校になった小学校を嘴で指して、若い鬼の細い指から離れた。
「・・・何か来る」
イオンが小声で呟いた。
「何かって・・・なんだよ」
言った途端、鬼に飼われる緑の小鳥が体育館に入ってきた。
「喜幸・・・?」
「お、いたいた、探したんだぜシュナ」
僕が変なトコロに言ってる間にこんな溜まってたなんて……
時間がなぃので続きヵラ読むコトゎ出来なぃので一言で感想言ぃます!!
みんな
小説、書くの上手だね♪
僕のぉ手本になるょぉ これからも頑張って書ぃてね!!
†紅色学園・第二十一話†
「続いて本校の生徒会を紹介したいと思います。生徒会の皆さんは壇上に上がって下さい」
今は朝の全校集会。校長の長い話や新しく入った教師、辞めた教師、移動した教師の説明が終わった次に当たる生徒会の紹介。一人だけ人数の多い生徒会は壇上の上がった。
「では、紹介したいと思います。生徒会長、椎菜姫優」
姫優は名前を呼ばれてから一拍置き、一歩前に出て一礼してから元の位置に戻った。
「副会長、棗輝羅。同じく副会長、櫻葉碧依。書記、櫻葉空蘭。会計、棗琉雨。以上が本校の今年度の生徒会一同です」
司会進行役の教師がそう言い終えると体育館に集まっている生徒達がざわつき始めた。
きっと先頭に立っているのに生徒会長で名前を呼ばれなかった唯織を不思議に思っているのだろ。
「静かにしなさ。分かっています。先頭にいる男の子だろう?今から紹介するから静かにしなさい」
司会進行役の教師は生徒を促し、静まり返るのを確認してから一回咳払いをして口を開いた。
「彼は神咲唯織。生徒会に所属していますが、生徒会よりももっと上に地位にいる素晴らしい方です。彼に地位は……」
司会進行役の教師が焦らす様に地位の部分で止まった。生徒達は聞き逃すまいと真剣に耳を教師の言葉に傾けている。
「神です」
教師が短くキッパリ言った。生徒達は一瞬の出来事で状況を掴めなかったのか黙り、固まっていた。
「彼は最高地位の神です。とっても特別な存在です。理由は我々教師と生徒会の者のみです。彼は理由を知らないので問い詰めないこと」
そう言って生徒会は壇上から降りた。唯織も目を見開いて驚いていた。生徒会が壇上から降りきった時に生徒達は遅い反応を体育館に響き渡らせた。
†続く†
*くろ*
じゃぁ、くろと呼びます^^呼びタメokです!!
>えっ・・男だったのか!?名前的に女d(ry
なんかちょっとビックリです(ぉい
でも確かに「おれ」って書いてありますね(今頃!?
>ですよね、普通ぶっ倒れますね。自分でも「ありえねぇー」とか思います。
*珠杏*
変な所って(笑)どこですかぁw
>神!?なんだその地位!?なんか素晴らしい名前だな(バヵにしてんのか
そりゃみんな固まるよ~。自分だって居たら固まるもん(笑
*三日月さん*
すごい事を発見してしまったw
長野に『シュナイダー』っていう店があるんですよw超びっくりでした!!
――嘘、罪、罰?―― 5話「真実」
<花鈴視線>
皆が駆けつけてきたと同時に京が私を突き飛ばす。
香「だめっ!花鈴ーーー!!」
歩「いやっ!思い出さないで!!」
もう何が何だか分からない。
ただ、静かに海の中に落ちる私を京が見ていた。
そして泣きながら口パクで「ごめん。」と言ったのが見えた。
―現在―
母「花鈴!?花鈴!!」
花「おかぁ・・・さん・・・?」
私は色々な器具に繋がれていたけど、最初はあまり見えなかった。
母「花鈴!あんた、5年間眠り続けてたんだよ!?」
私は冷静に判断が出来た。死んでたのは私じゃなくて・・・皆・・・?
父「母さんとな。ここを引っ越そうって決めたんだ。」
花「ま・・・待って!最後に、最後にあの海へ行きたい!!」
一瞬両親は戸惑ったけど、笑顔を見せて、
母「・・・いいわよ。花鈴のお願いだものね。」
父「最後にクラスの子達と会っておいで。」
その後、私は両親に連れられ、あの海へ行った――
――嘘、罪、罰?―― 5話「真実」END
――嘘、罪、罰?―― 最終話「バイバイ」
<花鈴視線>
私は海につくと車から大きな花束を取り出した。
クラス全員の両親に会って、子供の好きな花を聞いた。その花束を私は持ってきた。
涙は出なかったけど、何を言われても笑えなかった。
花「こんな形で謝る事になってごめん・・・」
涙は出なかったけど、何を言われても笑えなかった。
ふと思い浮かんだ人物は・・・京・・・
花「うそ・・・私・・・京の事・・が・・・」
―スキダッタ―
後から浮かんでくるのは、涼、歩、香織・・・クラスのみんな・・・
他の皆はただ「ごめん」それしか浮かばなかったけど。
京の事を考えるたび、私の胸が苦しくなる。
花「や・・・った・・・言えなかったァァ!!!」
その日初めて涙を流した。初恋の人を失った苦しみ。それを知って。
私は海に花束をそっと流した。
父「花鈴・・・そろそろ行くぞ・・・」
花「うん。お父さん・・・。」
私には皆の嘘が一番罪滅ぼしになったかもしれない。
バイバイ、皆。・・・京、大好きだったよ・・・
――嘘、罪、罰?―― 最終話「バイバイ」END
榎恵
ん~?? 変な所ゎ変な所だょぉ^^笑
感想Thanks★!
神の意味ゎそのぅち、分かってくるょ
Me tooさ!! 僕だったら拝んでるヵモねww笑
夕緋
ぁ、久しぶりだねww
もぅ最終回なん!? 早ぃねぇ てか、これってどーゅー意味だったん??
コイルス・ファンタジー
「クレア?」
「覚えててくれたのか!嬉しいな、もう何年も会っていないのに!」
クレアは心底喜んでいるようだが、シュナの目からは喜びなど欠片も感じられない。むしろ怯えていた。
「来るな」
「何でだ?仲良かったじゃないか。なぜ怖がる?」
「母さん達を殺したのはお前だろう・・・」
「ははっ、知っていたのか。なに、お前が望んでいたから殺したまでのことだ!お前に俺を恨む権利はない!」
クレアは、シュナと鼻がつくほどに顔を近付け、満面の笑みで言った。
「お前の兄ちゃんに頼まれたから殺したんだ」
「嘘だ・・・」
「嘘なんかじゃないさ!俺はお前より地位もなにもかも格下だ、だからお前の家計から頼まれたらもう後戻りできない。断れない。頼まれごとを最後までやり尽くすしかないんだ。・・・ま、今ここにいるのも、あのリオンってこと殺り合うのも一つの目的であって、メインはシュナを連れ戻すことだ」
「嫌だ・・・」
「そうだろうな」
「帰りたくない・・・」
シュナは、ガタガタ震え、やっとのことで言葉を紡ぎ出した。
編集:2009/08/04 18:24:22
ごめ~ん……また改行効かなくなっちゃったから小説休みます……。
なんで、暇あればこっち見てみてください。
Dolls-ドールズ-とは違う内容ですが……。
http://ncode.syosetu.com/n9289g/
……あれ? 効いてる? 失礼しましたー!
でも暇あれば↑のも見てみてねー。
編集:2009/08/04 20:47:09
Dolls-ドールズ- Episode3
IT教室に着くなり古川はパソコンを起動し、インターネットに繋げる。
「『第二西暦』……っと」
そう打ち込み、ディスプレイにうつる『検索』の文字ををクリックした。
「おわ……ヒット数10万件……本当に噂になってるんだ」
古川は、感慨深げにため息をつく。
ヒットしたページを適当に開いていく。
「本当だ……すげーよ。論争になってる」
掲示板やらの書き込みを見る限り、派閥は3つ。
ひとつめは、『第二西暦は実在する派』、ふたつめは、『あるわけがない派』みっつめは、『ただの野次馬』。
しかし驚くべきはそこではなく、『第二西暦は実在する派』の人数だった。
掲示板に書き込みをしている人のうちのほとんどが、『実在する派』の書き込みだったのだ。
「すげーよ……ここまで世間に浸透してるなんて。すげー……」
「なぁ古川……」
おれは古川に声を掛けた。が、古川から返事は返ってこなかった。
とり憑かれたかのように、ディスプレイに見入っている。
「おい……」
「ごめん、ちょっと黙っててくれ」
「……先に戻ってってからな」
おれがそう告げても、返事は返ってこなかった。
おれは呆れ果て、IT教室をあとにした。
このトピックスには続きがあります。
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