トピ名どうり、いろんなジャンルの小説を作るところです!
恋愛でもファンタジーでも!
なんでもokです!
ぞんぶんに小説作りを楽しんでください!
それと、誰かが小説を書いた場合は必ず、遅れてもいいので、感想を書いてあげてください。
三日月
野次馬は困っちゃうよねー笑
もうすぐ新世界の神になるでー∀笑
クレア転入してきたー
是非、僕のクラスにh(殴
ハク
僕の学校はローファーダメなんだよ;
普通の運動靴じゃないと怒られるんだッ
でも抑え目だよ?
てか、たぶん殆どゴスロリに達してないと思うし;
でも偶に絶対領域見せてる∀
でも可愛いのー* そこがいいんだよッ笑
珠杏>>
ローファーじゃないといかんのか!;;
なんか想像してみたけど・・・可愛いなーwww(変t(ry
珠杏が来たらきっと可愛いんだろうなぁ!←
抑え目でも珠杏には似a(蹴
変態で終わるというハクであったとさw←
恋花 第二話
高校が近くなっていくにつれて私のような新入生や元から通っていた先輩たちなどが多くなっていく。
高校の校門のところで私とお母さんはわかれた。お母さんは講堂へ。私は教室に。
教室のドアの前におそらく名簿番号順になっている席順をみた。
私は一番端の前から三番目らしい。せめてもの一番前じゃなくてよかった。その席からは窓が近くて学校の外をみわたせるようになっていた。
(この席いいなぁ・・・)
そう思って席にじーっと座っていたら、男子が一人近づいてきた。黒い髪に眼鏡をかけててクールそうな男子。
「亜梨亜、お前も受かってたんだな」
この失礼な物言い・・・。
「うるさいー、悠基」
神埼悠基。幼馴染でご近所にすんでる私の唯一この学校を一緒に受けた人。そして口をひらけば、さっきみたいな言葉を言う。
「うるさくない。俺と一緒の学校にいるだけマシだろ」
・・・どこがよ?←
こんな悠基でもモテたりしていた。うざい事にファンクラブもあったりした。ってかさっきの私のおとなしい気分はどこにいったんだーーー!←
◆珠杏
>ぃやさー、だってー・・ね?(何がだよ
いっぱいありすぎるというか面倒だというかつまんn(ry
>ですよねぇ。だったらちょっと怖いよ。とゆーかちょっとどころじゃないと思うよ?うん。←
>とゆーか唯織かっこいー!!←
「黙れ」とか「失せろ」とかかっこよすぎだろぉ←
唯織サイコォ――(∀゜)――ォォッ!!(黙
◆ハク
>いやいやいや、普通そうだよぉ~(皆を巻き込むな
しかも来てるのに放置気味(ォイ
>本当に大変ねーw←
全寮制ねぇ・・あるんじゃね?←
Kさん>>
>初めまして´・ω・` こんにちは∀
榎恵でノエルと読みます^^ノエル・のん・榎恵 等で呼んで下さい♪
>全然okですよ♪どんどんどしどしどぞっ←
コイルス・ファンタジー
「死にたがり・・・どっかにいないかなぁ・・・」
「埴本は?」
「梨厨ちゃんは貴重な人材。利用はしない」
「・・・ついていけん」
「そうだなぁ、どっかに存在価値の無い奴とかいないかな・・・」
リオンが肩を落として、ロッカーに飛び乗った。
「リュウ、何の話してんの~?」
「殺し屋」
「あ、リオンちゃんだね?あたしはアリサ。こっちはリクね。よろしく。ねえ、能力もってたりする?」
二人が来たとたん、極端にリューヤのテンションが下がった。
「リューヤから話は聞いてます」
「イオンも堅苦しい答え方はしない」
リオンは、チッチと指左右に振った。
「俺はサイコメトラ、リオンは予知とコピー、イオンはバリアとコピー」
「・・・ところでリューヤって異性にもてたりする?」
「姉さん、話がずれてる」
「リューヤは普通にもてるよ」
「ちょっ・・・リク・・・恥ずかしいからやめてくれぇ・・・」
「リュウは能力持ってるけど、もてるよねぇ」
「アリサまで!いや、アリサに期待するのがおかしいんだが・・・てか、遠藤!助けろ!!」
ハク
ローファー履きたいよーッ
僕、可愛くないもーんッ ブスだもーんッ この世の恥だもーんッ笑
足、めっちゃ出すけど素足じゃないから短パン来てしましまのニーソはいてるー∀
感想***
悠基クン可愛いーッ どうか悠基を僕の幼馴染にさせt(殴
榎恵
でもその気持ちわかるー笑
でもsにしちゃおうかな? その方が面白そう∀笑
感想あんがとー*
でしょー? いいでしょー? 背が小さいのにかっこいい台詞、言う子好きー∀
Kさん、初めまして&よろしく∀
僕のバリバリ初心者だから平気だと思うよッ
三日月
リョーヤとリクとアリサの会話、可愛い* リョーヤが照れてるのが特にカワユス∀笑
†紅色学園・第二十四話†
「やっぱり此処にいたのね」
薔薇園の扉の方から呆れたような声が聞こえてきた。
「教室で神になった理由、聞かれてるんでしょ?」
声は段々と大きくなり最後の言葉ははっきり聞こえた。
「まーね」
声の主が問いかけていたのは唯織。
問いかけていた声の主は姫優。
「質問があるんだけど、いいかしら」
姫優は唯織が寝転がっていて座れないベンチの後ろに行った。
「別に。でも」
「鍵は閉めてある。薔薇園の中には誰もいない。話は聞かれない」
「準備がいいですね」
唯織は体勢を変えないまま少しほんの少しだけ微笑んだ。
「貴方、何で何も知らない『フリ』をするの?」
姫優の言葉に唯織は顔を険しくした。
†続く†
コイルス・ファンタジー
「なに、豪炎寺、何かあった?」
「うっせー!お前見てただろ!?知ってただろ!?見て見ぬふりすんなぁ!!」
「ちぇ、ばれてたのか。別いいじゃん、リューヤ可愛いし」
「茶化すな!からかうな!恥ずかしいだろ!同性愛とかまっぴらごめんだ!」
「リューヤ、なにげに体温上げるのやめて、熱い」
「氷よ、目前の高熱を冷ませ。氷の礫」
リオンが呪文を唱えた途端、リューヤの周りに氷の塊が浮かんだ。
「遠藤君とやらの要望で」
「い、痛い痛い!わ、わかっ・・・わかった、下げるから止めろ!」
「遠藤・・・修魔君。だよね、私はリオン。えぇっと、リューヤからよく聞いてるよ、自分が能力者なのに仲良くしてくれるとか、魔法が上手いとか」
「よろしく、リオンちゃん、リューヤからよく話は聞いてるよ、ナイフの扱いがすごいとか、魔法は上級が使えるとか」
「すいませーん、リオン・クルーゼって子居ますかー?」
空気が凍りついた。
赤い地毛、狂気に染まった目、パッと見ではとぼけた余裕に満ちた表情の・・・殺し屋。
「お、いた、返事くらいしろよ、紛らわしいだろ、いるかいないか」
見つけられたくなかったから返事をしなかったのだが。
「氷よ、水となり、目前の殺人鬼を包みこめ!」
「ほぉ、お前は人の話をまともに聞かず攻撃を仕掛けてくる、いわば狂気の塊は早く排除する・・・って奴か
コイルス・ファンタジー
「炎よ、我を取り巻くものを消し去れ。『瞬く間の灼熱』」
「水よ、あらゆる熱から我を守りたまえ、『水の防御壁』!」
「クレア!この教室のヤツら全員消す気か!校長に殺されるぞ!」
「知らん。リオンがいきなり溺れさせようとしたんだろ。あの量の水いちいち消してられるか。俺は細かいことが嫌いだ」
「ぅ・・・最悪・・・」
「なんだ、今リオン以外の女子の声がしたが、誰だ」
「アリサだ。絶対」
「ふぅん、お前、アリサというのか。・・・男かと思った」
「あぁ・・・思ってるのはマジらしいけど」
「ジーロ、今読むようなとこじゃないでしょ」
「お前はジーロというのか?・・・女かと思った」
「女っぽい可愛い顔してるしね?」
「リオン!うるさいっ!!」
ジーロは顔を真っ赤にして叫んだ。
「ところでクレアさんとやら」
遠藤が口をはさんだ。
「リオンちゃんを殺すな」
「誰に対して言っている?・・・『心理語り』」
「クレアさんとやらにだよ。言ったじゃんか『語り妨害』」
「はぁ・・・やめろよ遠藤。殺される。相手の目を見ろよ。もとからだけど、殺そうとしてる目だろぉが。『燃やしつくされた空間』」
コイルス・ファンタジー
「どういう魔法?」
「・・・幻影。大分強力」
遠藤は、冷や汗をびっしょりかいて、床に膝をついた。
「けほっ・・・」
「かなり人には有害で・・・過去を見せつけたりする魔法だから、そんなに使いたくないんだけどな・・・緊急事態用ってとこだな」
「うっ・・・」
「クレア、大丈夫?そんなに無理させるつもりじゃなかったんだけど・・・。顔色悪いよ?」
「・・・っ、触るな!!」
クレアは、リオンの手を払いのけた。
「ぁ・・・悪い・・・」
クレアは弱々しく立ち上がり、教室を出て行った。
「・・・ジーロ、読めた?」
「・・・うん。読んだ・・・でも、苦痛が大きすぎる・・・」
「あんな凶悪な性格でも、もとは一人の人間だ。人を殺す罪悪感くらいは・・・人並にあるってことだろ」
「・・・ぅ・・・」
「・・・クレア・・・?どうかしたのか?調子でも悪いのか?」
クレアはさっきから机に突っ伏して、時折苦しそうに唸る。トラウマの元が本人からであろうと、幼馴染だけあって、シュナも少し心配だった。
「過去を・・・見た・・・最悪だ・・・あんな過去・・・もう見たくなかった・・・なのに・・・なのに・・・!」
やっと見せた目には涙が溜まっていた。
コイルス・ファンタジー
「ぅく・・・」
シュナははっきり言って、困った。
「なぁ・・・シュナ・・・」
「・・・?」
「俺・・・このまま・・・絶望だけを背負って一人だけで生きていかなきゃいけないのか・・・?誰にも・・・自分の意志を分かってもらえないまま・・・一人で静かに死んでいかなきゃいけないのか・・・?」
「それは・・・違う」
「シュナ・・・俺・・・怖い・・・」
俺は絶対死なない、殺されないだの言っていた馬鹿な発言が嘘のようだった。
「クレア・・・」
「なぁ・・・クレアがおかしくなったんだけど・・・。誰か幻術かけたやつとかいるのか?」
「あ・・・俺、かけました。あの・・・そのままじゃ多人数死ぬ・・・て思ったから・・・」
「理由はいい。ただ・・・幻術をかけたことを無に帰す方法とかあるか?あのままだったら・・・クレアが可愛そうなんだ」
「すいません・・・今のところ・・・そんな高等な術は覚えてなくて・・・」
「そうか・・・いいんだ。クレアは・・・強いから」
「シュナ、クレアに会わせて。私・・・何もできないと思うけど」
珠杏>あ、そうだったのか。
マンガやゲームのツンデレいたら僕、鼻血出して失神してるよ(笑)
ノエル>見てくれたんだ、ありがとね~o(^-^)o
さて、こっちも書かないと……。
三日月>そーなぁ、古川は爽やかスポーツマンのつもりだから。カッコエエのよ。
そして好奇心は人一倍なのだよ。
クレアも人間な~、悩んだりするんだ。
……と思ったら幻術か、どーりで変だと思った(^_^;)
ハク>ここでも久し振り。新小説頑張ってな~。
Kさん>はじめまして~、初心者さんも大歓迎ですよ~o(^-^)o
Dolls-ドールズ- 7-1
――あれ? ここは……?
気が付くとおれは、薄暗い空間に居た。
視線が高い。何か大きな物に乗せられているのだろうか。
目の前には、扱い方を知らない人が触れば、たちまちイカれてしまいそうな精密機械がたくさん。怪しげなフラスコもたくある。
『なぁイリス』
どこからか、声が聞こえてきた。
『どうした?』
声はどんどん近付いてくる。
『お前はどう思う? 正歴史のこと……』
もう声は、おれの目の前まで来ていた。暗くてよくわからないが、人影のようなものが見える。
誰かは、イリスと呼んだ人に問い掛けた。
……ん? 正歴史? ……それって、おれ達の歴史のことなんじゃ……?
『正歴史はダメだな……人間共が地球を支配している。このままでは、地球は滅びてしまうだろう』
地球が滅びる!?
なんだ……何を言っているんだ、こいつは!?
Dolls-ドールズ- 7-2
イリスと呼ばれた人物は続ける。
『地球の最期を見届けるために、こいつらを育てているんじゃないか』
イリスとは別な人物が、小さく息をはいた。
『我らの“眼”か……本当にできるのか?』
『私の辞書に失敗と不可能の文字は無い……何度も言わせるな、シャイン』
シャインと呼ばれた男は微かに笑い、おれを見上げた。
『しかし……哀れだな。人工的に創られた魂とはいえ、腐った歴史の監視役になるためだけに生まれてくるとは』
腐った歴史……おれ達の歴史の、どこが腐っているというのか。
それに……人工的に創られた魂って?
『だったらお前が監視役になるか? 嫌だろう? こいつらに情けなんかいらないんだ』
『あぁ、わかっている……』
なにがなんだかわからない。
夢か? 夢なのかこれは?
夢なら早く覚めてくれ。なんか不愉快だ。
なぜかおれは、目の前にいる二人のやりとりや言動が、不愉快でしかたなかった。
まるで自分のことを言われているような、そんな不快感。
Dolls-ドールズ- 7-3
『ところで、正歴史に送り込む際の設定は決めてあるのか? それに、後で見分けがつかなくなったりしたら……』
『まったく……お前は心配性すぎる。問題無い。容器《いれもの》の年齢より昔のことは、記憶喪失で思い出せないということにしてあるし、製造番号も刻んである』
『そうか。それを聞いて安心した』
シャインはほっと胸を撫で下ろした……ように見えた。
『さて、完成まであと少しだ。行くぞ、眺めていても完成は早まらん』
待てよ……完成ってなんだよ。
イリスとシャインのやりとりが不快に感じたおれは、彼らを引きとめようと手を伸ばした――つもりだった。
……? あれ? おれ、手が無い?
伸ばしたはずの手が、視界に入ってこなかった。
それどころか、手を動かした感覚も無い。
なんだよ……おれはいったい、どうなってるんだ?
その時、視界がぐるんと一回転した。
これは合図だ。夢から現実に還るための。
今日のおれは、最高に不愉快な気分で目が覚めた。
コイルス・ファンタジー
「でも「行く!行くっつったら行く!」
最終的には自分の意志で高等部の教室にかけだした。
「クレアっ!?ヨイチ、クレアは!?」
「死にたいとか言い出して・・・屋上に行った・・・止めたら・・・腕抉られた・・・」
ヨイチの目には光がなく、喰いちぎられたような腕をただ見つめていた。鮮血が未だ噴出する腕を。
たった今起こったことのようで、今さら悲鳴を上げる者が続出した。そもそも、血の臭いでわからない方がよっぽどおかしいとも思った。
「クラウド!能力を貸せ!」
リオンはイライラしていたので、コピー能力を全開にしてクラウドの鳩尾を思いっきり殴りつけた。
「聖霊よ、我の意志にそり働きたまえ、火向洋一の魂に癒やしの加護をっ!!」
ヨイチの傷は瞬く間に回復し、多少血の滲みが残っただけの腕に戻った。
「じゃあ、私クレアを追いかけるから!」
屋上までかなり遠い。階段は多いし、ミズキの浮遊を使ったところで屋上にたどり着いたときには疲れてぶっ倒れている。
全力で走るしかなかった。
コイルス・ファンタジー
「シュナイダー・・・クレアって、どんなことがあったんだ?昔・・・」
「・・・ジーロは知ってるよな。読んだだろ?」
「あ・・・あぁ」
「あいつな・・・痛み分けなんて残虐な能力があったもんだから、友達とか俺とガイル(金持ちのシュナの幼馴染)くらいしかいなくて・・・親にも逃げられたんだ。だから、あっさり人を信じたりしない・・・普段あんな軽くて死なないとか言ってるけど・・・本当は普通なんだよ。並はずれているのは身体能力と性格だけだ」
「クレア!?どこ、クレア・・・!?」
目の前の手すりに身を乗り出しかけた、クレアの姿があった。
左手には血がこびりつき、リオンはそれがすぐヨイチの物だとわかった。
「・・・リオン・・・?」
「・・・」
答えなかった。答えられなかった。どう言えばいいのか。
「俺・・・さぁ・・・死んだ方がいいのかな・・・今ここに生きていていいのか・・・?理由はどうあれ、俺は人を何人も殺した。新聞にも載ったし、捕まれば罪は重いなんてもんじゃない」
空を見上げたまま、小さめの声で言った。
「俺・・・怖い・・・」
「弱気になってそれで満足?」
「・・・別に・・・」
コイルス・ファンタジー
「あんたが死んだら・・・シュナはどう思うかなぁ」
「・・・」
「きっとさ、後を追いかけると思うよ」
「やめろよ、死ぬ気が薄れるだろ、嬉しくなるじゃないか」
「じゃあ死ななきゃいいじゃん」
「・・・お前は口で言っても聞かないタイプと見た。わかった・・・それなら、もうちょっと生きてみる」
「うん、クレアなら、それが似合う」
「『死への一押し』」
空間呪文を唱える、まだ幼げの残る声がした。
空気が固まり、ひとつの大きな弾丸になる。
それが、クレアに迫り――
クレアを突き落とした。
「誰!?」
「素紅亜 倉夢(すくあ くらむ)。中等部二年B組。能力は変化。得意魔法は空間。よろしく」
名前は思い切り漢字だが、前髪の長いきれいな金髪と鮮やかな青い目を見ると、日本人ではなかった。
十字架学園の制服を着ているが、倉夢という名は初めて聞いたし、見たこともなかった。
「知らないって顔してるね。まあそりゃそうさ。この前転入してきたばっかだもの。今の人を落としたのは・・・そうだな。気分。別に殺すつもりなんてないよ、今の人・・・魔法に長けてそうだしさ」
「何で分かる」
「だってさっき・・・『浮遊の翼』って聞こえたし・・・あれ上級魔法だよ」
コイルス・ファンタジー「狂気少年」
「ってて・・・壁に腕かすった」
「ほらね、死ななかった。それに俺、殺すの嫌いだし。いやまあそりゃ、本気で気に入らない奴とか、うざったいヤツは殺すけども」
倉夢の手には、血がこびり付いた金属バット。
小柄な少年が持つにしては大きいし、片手で持っている所を見て、相当な力があるということに変わりはない。
「まぁいいや。楽しい喧嘩相手が『8人』も増えたんだから。・・・なぜ殺すのが嫌いなんだって目してるね。そうだな。・・・命ってのは形がないし、そんな形が無い物を壊しても罪悪感しか残らないだろ?結局、やらなきゃよかったって思えてくる。でも、形があるもの・・・たとえば、人間の間接とか、車とか、そんなのを壊したほうが罪悪感は残らないし、何より楽しいから。かな」
馬鹿だ。そう思った。
命の重さを分かっていない。感じるのは罪悪感だけ。
形あるものを壊すことができれば、それで十分。
そんな恐ろしい、隣にいる殺し屋と比べると同じくらい恐ろしい発想と考え、腐った意志を持っているとは思えない蒼い目ときれいな金髪。
共に笑いあえる仲にはなれそうになかった。
「これから喧嘩よろしく」
倉夢はそう言って、屋上を出た。
コイルス・ファンタジー
「何なんだ、今の子」
「初対面・・・だけど、もとから知ってるみたいだった。私噂になるようなことしてる?それとも、見張られてる・・・とか」
「・・・こわっ」
「・・・で、その、素紅亜倉夢って中等部二年の男子は、血ぃついた金属バット持ってた」
「たたき殺したのかよ」
「ううぇ、気持ち悪い・・・」
「まぁ目狂ってたし、焦点も定まってなかったから」
「誰だぁ!?今俺の噂話真っ最中のヤツはぁ!!」
何で聞きつけたのか、金髪の少年倉夢は、教室の入り口に金属バット持参で立っていた。
正確には、金属バットを持っている、というより、能力で作っている、という方が正しいのだが。
「リオン・クルーゼ!俺の噂話を弟や幼馴染に話すとはいい度胸だ!気に行った!今から校庭でて喧嘩しよう!!」
「嫌だ・・・疲れてるし、今日部活あるっつーのに体力使ってたまるか・・・射撃部主に魔法弾の練習だから体力使うんだよ」
「サボれ!」
「ほざけ!!」
コイルス・ファンタジー
「ていうか、あんただって部活あんでしょ!?何部!?」
「野球部ー。俺だってやりたいのは山々なんだけど、監督にお前強すぎるから面白くない、しばらく出てけって言われてさー・・・部活時間いっつもヒマで、喧嘩売ってきた奴の間接折ったりとかしてるわけだが・・・今日はそんな奴いないしな」
倉夢はつまらなそうにバットを滅茶苦茶に降り続ける。
「俺さー、よく名前変とか言われるけどさー。ハーフなんだよねー。まぁ俺は自分大好きだから名前馬鹿にした奴ぁ二度と俺に喧嘩売れねーように間接全部外してやったわけだがー?」
関係のまったくないことを呟く。
「俺は年とか問わず名前馬鹿にした奴ぁ間接外す」
小さな忠告の様だ。バットを巨大なスパナに作り替え、「今からでも間接外してやってもいい」とでも言いたげだ。
「部活ごとに護身用の道具貰えるけど・・・射撃部は銃・・・だよなぁ・・・?」
「そうだけど?弾丸に魔法詰めて、発砲する奴。拳銃くらいの大きさだから、スカートのベルトに仕込んでおいてなんの違和感もないし。結構重厚なつくりだけど」
「撃ってみてよ?俺に」
リオン達は、耳を疑った。
死にたいのか?それとも、何かを試したいのか。
リオンは、何の魔法も入っていない弾を込め、倉夢に向かって撃った。
ぉ久でごじゃりますwww
久々に来たから新作書いてみるよー!
キャラ紹介はなしでいいかな?
私のほぼ実体験でタイトルが「嫌い。でも愛してる。」だよw
久しぶりの恋愛小説w
続くかなー!!
コイルス・ファンタジー
―――キンッ・・・ガシャン!!
小さな金属音が響き、銃弾は窓ガラスを破って、外に出た。
銃弾をスパナではじき返したのだ。
「なっ!!?!?」
「魔法詰めてなかっただろ。手加減なんていらなかったんだぜ?」
「おい倉夢、一年行って何やらかしてんだよ」
「おぅ新見、いや、魔法銃がどんくらいの貫通力を持ってたのかってな?ちょっと気になった」
「馬鹿かお前は。風紀委員長に言いつけんぞ」
新見と呼ばれた少年は、両手をズボンのポケットに突っ込み、灰色の髪、オールバック、肩までの長い髪と、かなり特徴的で覚えやすい少年だ。
「源田に言いつけんの?やめろよ、あいつルールとかには厳しいし、風紀委員の仕事の風紀に反したヤツには魔法をぶつけるってやつ躊躇なくやるんだぜ?」
「で、誰だよ、あの魔法銃構えた女子は」
「リオン・クルーゼ。最近騒ぎ起こしてた・・・ほら、不登校だったやつ。高等部の火向って奴いただろ?あいつこの前入院したらしいけど、それと関わってるらしいぜ」
「なぜそれを知っている・・・?噂で流れる類の話じゃないですよ・・・?雷撃よ、地に伝い、人の記憶の一部を焦がせ。『電気蛇』」
地を伝う電気は、あっという間に倉夢と新見の足下にたどり着くのだが・・・二人はなんのリアクションも見せず、平然としていた。
「な・・・」
「何で・・・て思ったんだろ?残念だが俺は『避雷針』能力がある。雷の魔法は効かないんだ」
キャラ紹介ー。
素紅亜 倉夢(すくあ くらむ)
高等部にしようか中等部にしようかめちゃくちゃ迷ったやつ。
金髪蒼目、148センチ37キロの小さめほっそり体系。顔だけみてれば美少年。
日本人とどっかの外人のハーフ。外人側はめんどくて決めてない。
「殺す」よりも「壊す」が好き。新見と源田大好き。
野球部、能力は変化、得意魔法空間、委員会無所属。
新見 渡(あたみ わたる)
生粋の日本人。ツンデレ。
153センチ、41キロほっそり体系。これから溺愛していくつもり。
髪型はオールバック、長さは肩まで、灰色。顔だけみてれば美少年。ツンデレなため、マニアには溜まらんヤツ。
ぶっきらぼうで自分より何かひとつでも劣っている者を蔑むのが大好き。源田と倉夢にはやらない。
サッカー部、能力は避雷針、得意魔法大地、委員会無所属。
源田 幸次(げんだ こうじ)
超日本人。後輩に優しい。猫好き。モテる。可愛いもの好き。成績優秀な割に天然。いろいろと最強。
倉夢、渡の同級生。165センチ、50キロ、細身。
倉夢と渡が大好き。むしろ愛してる。溺愛してる。
薬品研究部、能力は爪、得意魔法光、風紀委員長。
コイルス・ファンタジー
「なんとまぁ微妙な能力・・・」
「う、うっせぇな!俺だって別に能力なんて欲しくなかったよ!能力があって嬉しかったことなんて、倉夢と源田に「お前の能力面白いなー、友達にならねぇ?」っていわれたくらい・・・で・・・だな・・・」
「渡はツンデレだから女子に可愛いって言われるんだよ」
「気にしてるから言うな!!」
「倉夢、渡、リミッター無装着の罪で微弱電撃10秒の刑ね」
「あ、源田」
茶髪、長身、細身、好青年。
「免除してほしかったら帰りに○ティちゃんのキーホルダー奢れ!」
「この可愛い物好きがぁ!」
「失明させてやろうか」
「わぁったよ!買ってやるよ!」
「すいませーん、リオン・クルーゼさんいますかー?」
「・・・源田・・・さん・・・ですか?」
「あぁ、そうだよ。源田幸次。さっきは二人が迷惑かけてごめんねー。リミッターつけてなかったから、一時間くらい動けないような毒盛っておいたし、死なないから大丈夫だよ。あの二人はリミッター無装着常習犯でね・・・何で取ってんだろうね。校長もなんか言えばいいのに・・・。あぁそうだ。リオンちゃんさっき発砲したから・・・はい、イエローカード。これ五枚集まったら校長室に呼びだされるからね。あと・・・発砲罪は・・・幻術の刑、だね」
リオンは、幻術と聞いて、生きた心地がしなかった。
コイルス・ファンタジー
「・・・リオンちゃん・・・?」
「ぁ・・・いえ、はやく済ませてください・・・」
「ああうん、火よ、高熱をおび、罪犯せし者に幻を見せよ。『灼熱地獄・幻の章』」
リオンが見た幻。それは、故郷、マッフェイの自宅の光景だった。
過去の自分に乗り移ったかのように、過去の自分の目線で。
リオンとイオンは両親を失って、一度も嘆いたことも、弱音を吐いたことも、両親のどちらを恋しがったことはない。
つまり、双子は両親を嫌い、憎んでいたのだ。死んでもいいと思うほどに。
過去のリオンは、家の柱に縄でしばりつけられ、動けないでいた。
――まさか、まさかまさか。嘘だ、あの時に帰ってきてしまったのか。嫌だ、来るな、近づくな。
リオンの思いとは裏腹に、赤く焼けた鉄の棒とペンチを持って、母親はジリジリと近づいてくる。
『リオン、いい?これは実験なの。私達の魔法の強さを試すためのね?お母さん達ね、回復魔法が苦手なの。だから・・・ね?一回だけ、もう一回だけ、頭に風穴開けてもいいでしょ?』
母は、歪んだ笑みを浮かべ、言い終わらないうちにリオンの額に焼けた鉄棒を押しこんだ。
『あぁぁああぁぁあぁああぁぁあぁ!!!』
『うるさいっ!』
『・・・ざけ・・・るな・・・子供を・・・なめやが・・・って』
リオンは、精一杯でそれを呟き、腰に仕込んだナイフを母親の心臓部位に付きこみ・・・そこで、幻覚は終わった。
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