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オリジナル小説掲示板

2009-02-26 開始

ポケモン世界の小説を作ろう

No.作成者
2010-05-29 09:22:30

ポケモンの世界が舞台の
小説を作りましょう!
舞台がポケモンの世界なら
どんな物語でもOKです
ただし、ポケモンからの世界から
話が離れてはいけません

No.583
2011-08-05 22:59:37

LINK 286話

「…ヘルメシア」
ヘルメシアはもちものを取り出す
「なんですか、それは」
私は分かっていながらも聞いてみる
「…チイラのみ」
やっぱりか
「そんなレアな物、どこで手に入れたんですか」
「…さっき」
「さっきなわけないじゃないですかっ!」
「…ヘルメシア」
「無視しないでくださいっ!」
私を無視しシトリンさんはヘルメシアに指示をだします
ヘルメシアは持っていたチイラのみを食べ始め…
「…ヘルメシア、アクロバット」
「マグカルゴ!」
マグカルゴは回避しようと背を向け動き出しますが

のっそのっそ

動きが遅いのでチイラのみを食べたヘルメシアからは逃げられず

バキン!

加速し、もちものも無いので威力最大のアクロバットを背中に直撃
背中にある殻は無惨にも大破してしまいました
「マグカルゴの殻は非常にもろい」
カツラさんは自分のポケモンがピンチなのに平然と語り始めました
「だが殻が破けたことにより…」
まさか…!からをやぶる…?
「身体中を巡っていた炎が一気に漏れ出す!
マグカルゴ!オーバーヒート!」
マグカルゴの真後ろにいたヘルメシアは回避しようとしますが時すでに遅く加速したヘルメシアでも逃げる事は不可能で一瞬のうちに…

………

何も起こらず…?
「えぅ?」
と私はなんともすっとんきょうな声を出してしまいました

No.584
2011-08-05 23:16:31

LINK 287話

「…みっこく」
沈黙を破ったのはシトリンさんでした
って…みっこく?
「…アクロバット」
私とカツラさんが納得しているうちにマグカルゴは倒されました
はい、合掌
「ウィンディ!」
カツラさんのラスト一体が飛び出しました
「しん「交代」そく!」
カツラさんの指示の間に何かを感じ取ったシトリンさんはすぐさまポケモンを入れ換えます
飛んでいったのですぐには分かりませんでしたが
倒されたのはどうやらアオマージのようです
…にしても
「速いですね…」
「ヘルメシアとやらには逃げられてしまったがな」
「水タイプは全滅…ですね…」
「…ライルーン」
「しんそくっ!」
シトリンさんがポケモンを繰り出すと同時にウィンディがしんそくを行い
「…戦闘不能」
「…ヘルメシア」
シトリンさんも残り一体となりこれで1対1となりました
「しん…ん?」
しんそくと言おうとしたカツラさんですが何かに気づきます
「ジム内なのに…雨雲じゃと?」
言われて気づきますが確かに少し暗かったですね
でも雨雲というより…
「…雷雲」
「雷雲っ!?」
「…アオマージの水分がジム内に雨雲を作り出し
…ライルーンの電撃が雨雲を雷雲に変える」
シトリンさんがそう言うと同時にウィンディの回りに風が巻き始める
「…たつまき」
ウィンディは動けなくなる
動けば…当たる
そして当たって仮に助かったとしても外にいるヘルメシアはかまいたちの風を生成している
出た瞬間にやられるだろう
カツラさんもそれは理解しているようで指示が出せない
「…雷雲」
今まで私もカツラさんもその存在を忘れていたが改めて確認すると雷雲はウィンディの真上へと移動していた
「…ひらいしんはウィンディ自身
…逃げ場はない」

No.585
2011-08-05 23:31:11

LINK 288話

「なっ…!?」
カツラさんは流石に戸惑いを隠せないようで…
私もなんですけどね…
「…チェック、メイト」
言い終わると同時にたつまきめがけて一筋の光が落ち
「…戦闘、不能」
試合の終了が告げられた

「み…見事!
わしは燃え尽きた…!
クリムゾンバッジを受け取れ!」
シトリンさんは受け取ったクリムゾンバッジを見るとすぐにバッグに入れる
…もう少し喜びましょうよ
「今回はわしの負けだが次こそは勝つ!
いつかまた戦おう!
わしの炎ポケモンをパワーアップさせるぞ!」
…元気なお爺さんです
いや、初老ですかね…

「何とか勝てましたね」
隣を歩くシトリンを覗きながらラピスが言う
「…だれ」
「な、なにを言ってるんですかぁ
冗談は…」
そこまで言ってラピスはシトリンの視線の先にあるものに気づく
…男だ
男が目の前にいた
「…クリムゾンバッジか
あんたら、俺と本気でバトルしたいんならトキワのジムまで来いよ」
言いながら男は身を翻し歩き出す
「先に行って待ってるぜ」
男は角を曲がって行った
ラピスも追いかけてみるがそこに男の姿はなかった
「トキワのジムと言うと…」
シトリンの元へ戻りながらラピスは腕を組み、しばし考える
…が
「グリーン」
シトリンに答えを言われる
「…まさか…挑戦状でしょうか…?」
「………」
「なんにしても行きましょう!」
ラピスはすぐさまそらをとぶを使用する

No.586
2011-08-05 23:45:39

LINK 289話

「よお!やっと来たか
待ちくたびれたぜ」
トキワジムに居たのは先ほどの男だった
「オレの名はグリーン!
カントーを制覇してチャンピオンになった男さ!」
「チャンピオン…!」
「…と言ってもレッドのヤローに邪魔されて、チャンピオンで居られたのは少しの間だったがな…」
「………」
「…まぁいいや
ジム戦だろ?行くぜ!」
その言葉をきっかけにジムバトルは開始された

「ピジョット!」
「…ピカリエラ」
「先制だ!ピジョット、ブレイブバード!」
ピジョットはすごい速さでピカリエラに攻撃を決め、そのまま旋回し空へ
「よしっ!もう一丁!」
ピジョットは勢いを失わず攻撃を仕掛けようとするが
「…させない」
防御が自慢のピカリエラはきゅうばんの力もありすぐさま体勢を立て直し
「…ピカリエラ、れいとうビーム」
れいとうビームはブレイブバードを行おうとしたピジョットに直撃
「一撃でやられるかよ!
ピジョット、つばめがえ…なっ!?」
そこまで言うとピジョットが凍りついている事に気づくグリーン
「…ピカリエラ、アクアテール」
凍りついたピジョットに攻撃が加わり…
「…戦闘不能」
と、なった

No.587
2011-08-06 12:38:10

LINK 290話

「ふんっ!次だ!
行けっ!ドサイドン!」
「…交代、オニオンス」
ドサイドンはいわ・じめん
オニオンスはくさ・かくとう
タイプ相性だけでいえば明らかにシトリンさんの方が有利…
だが…
「…オニオンス、リーフブレード」
先程からこの攻撃が連続している
…が、有効なダメージがいっこうに与えられない
オニオンスのタイプ同のリーフブレードはドサイドンに効果はばつぐんの力もあり、6倍
「話にならねぇな…」
四回目のリーフブレードを受けた後グリーンはがっかりしたようにそう言い放つ
「残念だ…!ドサイドン!」
グリーンの呼び掛けを受けて先程から気だるそうにしていたドサイドンが反応する
「ストーンエッジ」
先の攻撃で体力を大幅に削ったオニオンスに攻撃が向かう
「…回避…!」
シトリンが珍しく声を荒げて指示を出すもオニオンスは動くことができない

ズバババッ!

ストーンエッジを1つ残らず受けたオニオンスはぼろぼろになりながら倒れた

No.588
2011-08-06 12:46:47

LINK 291話

オニオンスが倒れ、グリーンさんは4/5体
シトリンさんは4/5体となった
「…ピカリエラ」
ドサイドンVSピカリエラ
「守り対…守り…!」
思わず固唾を飲み込む
「…ぅぅ…」
何か変な感じがしたのでポーチからおいしいみずを取り出す
極寒の地、テンガンざん産のおいしいみずだ
「体に染み渡るぅ~」
ラピスはこの感覚が好きだった
気持ち悪さは一瞬にしてなくなった
「…ピカリエラ、」
「ドサイドン!」
「アクアテール」
「アームハンマー!」
同時に攻撃を仕掛ける二匹
折れたのは…

バタッ…

「ドサイドンっ!」
僅かながら体力を消耗していたドサイドンが倒れた

No.589
2011-08-06 13:10:23

LINK 292話

「次だっ!ナッシーっ!!」
3つの顔で周りを警戒しながら飛び出す
「…交代、ヘルメシア」
相性で考えてこれは良い判断だと思われます
…しかし、相手は元チャンピオン
相性だけでうまくいくとは…
でも 元 だし…
ラピスは不似合いな腕組みをしながら「う~ん」と唸っていた
が、ものの十秒で思考を停止させジムバトル観戦に戻る
その拍子に図鑑がポーチから落ち図鑑の電源が入る
《ナッシー…大きくなったその頭は落ちた後、タマタマになると言われている》
「詳しい図鑑だな」
図鑑の音声はグリーンにも届いていたようだ
「懐かしいな…
だが、今はバトルだ」
グリーンはその後
「俺のナッシーはな…
落ちた頭をばくだんとして使う!
起爆スイッチはナッシー自身!
ナッシー!」
呼び掛けに応じナッシーは体を揺らし、頭を落とし始める
…少しグロッキーだ
そう思い、見ていた私は顔を背けた
「ナッシー!タマゴばくだん!」
みっこくのとくせいを持つヘルメシアだがタマゴばくだんの攻撃は全て受けていた
「…なぜ」
「あ?」
「…なぜ、みっこくが発動しない…?」

No.590
2011-08-06 13:29:02

LINK 293話

「そりゃ当たり前だ!」
アハハ!と元チャンピオンにしては下品な笑いをするグリーン
ひとしきり笑った後、
「…カツラとの戦い、見せてもらったぜ」
「!」
「…俺のナッシーの最大威力の技は、ソーラービーム
タマゴばくだんにはみっこくの影響はない」
「………」
少しの間、シトリンは沈黙し
「…ヘルメシア」
その瞬間、ヘルメシアの周りには五つの空気の渦が巻く
「…、…なんだ?」
気づいたグリーンの頭には疑問符が浮かぶ
「…!…まさか」
気づいた時には遅かった
「…かまいたち」
空気の渦はナッシーへと近づきながら空気の刃となっていく
空気の刃はまっすぐにナッシーへと向かっていく
ナッシーはそのまま倒れる
「やるな…
ギャラドスっ!」
「ギャラドス…一度姿を現すと全てを破壊し尽くすまでその怒りは収まらない…」
相手にして不足はない、と言ったところだろう…
いや、十分すぎる
むしろ 多いくらいだ

No.591
2011-08-06 13:41:58

LINK 294話

「…ライルーン」
「また変えてきたか」
グリーンは両手を広げやれやれといったように首を振る
「雷雲はもう効かないぜ?」
見下したような視線をシトリンに浴びせる
「…ライルーン、ボルテッカー」
「ふんっ!迎え撃ってやんよ!
ギャラドス!たきのぼり!」
滝を昇るような勢いで水を纏い突っ込む

…だが
ギャラドスはライルーンの体を貫通した
…正確には残像の中を通過した

「なっ…!?」
「かげぶんしんっ?」
一部始終を見ていたラピスはそう叫ぶっ!
「…正解」
観客席にいるラピスに柔らかな視線を向ける
「ちっ!もう一度だ!」
だがギャラドスは動けない
「…しびれ…!
でんじはか…さっきのかげぶんしんの時か…」
「…ライルーン」
しびれて動けないギャラドスの下からライルーンが現れる
「…ボルテッカー」
ギャラドスはその勢いで天井に叩きつけられる
「甘過ぎたようだな…」
グリーンはギャラドスを戻すと腰にある一つだけ色の違うボールを取り出した
…ハイパーボールだ

No.592
2011-08-06 13:48:24

LINK 295話

「エースだぜ!
バンギラスっ!!」
砂嵐とともにバンギラスが姿を表す
「…でんじは」
「かみくだく!!」
バンギラスはでんじはを避けてライルーンに攻撃を行った
「戦闘不能だぜ?」
「…アオマージ」
バンギラス…なかなかに
いや、最恐過ぎるほどに…

 強い

「…バンギラスを、…封じる…!」

No.593
2011-08-06 13:58:56

LINK 296話

「あ?なんだって?」
「…アオマージ、みずびたし」
アオマージの水がバンギラスにかかりバンギラスはみずタイプとなる
「俺のバンギラスにその技を使うことによりタイプが同じな技の威力は3/2に下げたわけだな」
「…バブル」
「甘いんだよっ!」
「こうせん…!」
「なみのりっ!」
バンギラスの放つなみのりはバブルこうせんを巻き込んでさらに大きくなる
「これで…1.5倍だっ!」
効果はいまひとつだがアオマージは倒れてしまった
「…ヘルメシア」
「バンギラス!なみのりっ!」
「………」
後に続くヘルメシアもすぐに倒されてしまう
「…ピカリエラ」
「なみのりだっ!」
「…ワイドガード」
ピカリエラはワイドガードでその身を守る
「…先程」
「あ?」
「…先程、ヘルメシアは3つの技を使用しました
…貴方には見えてなかったようですが」
「…何だ」
「…それは」

No.594
2011-08-06 14:11:47

LINK 297話

「…それは…
こうそくいどう、つるぎのまい
そして…」
「バトンタッチ…か」
「…そう」
「だが、いつの間にバトンタッチは使ったんだ?」
「使った瞬間引き継いだ後、ボールに戻す際にあなたのバンギラスに倒されたから」
「ちっ…
つまり、つまりだ
今のピカリエラの攻撃、素早さは上がってるっつう事か」
「…そう」
「力が落ちてるわけか…」
「…それだけではない」
「あ?まだあんのかよ」
「…でんじはが効いてきた」
「あれは回避しただろ!」
「…2つあったとしたら…?
…それも微弱な」
「くそっ!」
「…それで勝てますか?」
「ちっ!舐めやがって!
まあいい。最後の一匹だ
決めてやる!バンギラス!
ギガッ!インパクトッ!!」
「…遅いですね
…ピカリエラ、アクアテール」

No.595
2011-08-06 14:29:05

LINK 298話

「そんな…まさか…
バンギラスが…?
あ、ありえねぇ…」
「…勝利」

「なんてこった…!
オレがこんなヤツに負けちまうなんてっ!!
…ちっ しょうがねぇ
ほら、グリーンバッジだ!
お前らにやるよ!」
シトリンはグリーンバッジをほんの数秒見つめると興味がなくなったようにバッグに仕舞う
グリーンは背中を向けて
「お前は本物だ
強いトレーナーだ!
素直に認めるぜ」
そこまで言うと今度はこちらに振り向き
「だがな!忘れるなよ!
いつか オレが
お前を倒すからなっ!」
グリーンは照れくさいのかラピス達をジムから追い出した

「4つ集まりましたねシトリンさん」
「…えぇ」
「ノルマはクリアです!
お疲れさまでした」
「………」
「では、セキエイへと向かいましょう」
「…すぐそこ」
「で、ですね…ははは…」

No.596
2011-08-06 14:47:29

LINK 299話

「ついにっ!」
「ついに~!」
「あたしたちの出番だよっ♪
ガーネットっ♪」
「はいですっ!
トパーズ先輩っ!」
「でゎでゎ…早☆速
飛ぼうよ、クチバまでぇ~♪」
「先輩っ!」
「なんだいっ♪」
「飛行ポケモンがいないですっ!」
「ガーン」
「ガーン…です」
「ぢゃあ、あれを捕まえるんだっ!」
そう言ってトパーズが指さしたのは上空のオンモラーだった
《オンモラー、ようかいポケモン。
旅する人間のみを襲うと言われている。
タイプ、ひこう・ゴースト
とくせい、じしんかじょう》
図鑑の解説が終わるとトパーズはぐっと握りしめた拳を天に突きだし
「あたしたちが逆に襲ってやるんだべさーっ!
いくよっ♪ガーネットっ!」
「は、はいですっ!」
ガーネットも真似をして軽く握った拳を震わせながら天に突きだす

──2人の視線は、オンモラーとマッチした

──さぁ、ロックンロールの…始まりだ

No.597
2011-08-06 14:59:54

LINK 300話

獲物を見つけたオンモラーは新しいおもちゃをもらった子供のように飛びかかってくる
「いくですよ!キマージ!!」
平均身長にはほど遠いその体から生える華奢な腕からボールは投げられる
「まずはっ!動きを止めるっ!」
トパーズが隣のガーネットに指示をだした
「はいですっ!
キマージ!でんじはです!!」
オンモラーはでんじはを受け、しびれて動けなくなる
「次っ!HPを減らすっ!」
「はいですっ!
キマージ!でんげきはです!」
でんげきはが当たりバランスを失ったオンモラーは頭から真っ逆さまに落ちてくる
と、同時に隣から赤い玉が飛んでくる
「わっ!」
危うく落としそうになり…
…結局落とす
はわわ…とか言いながら赤い玉を拾うガーネットを見ながら
「それが、モンスターボールだよっ♪
捕☆獲しちゃってっ!」
「はいですっ!
モンスターボールっ!」
落ちてくるオンモラーにボールが当たり、ボールから出た光がオンモラーを包む

………

ボールは三回程揺れるとそれっきり動かなくなった
「ほかく…捕獲完了ですっ!」
「よくできたっ♪
流石はあたしの弟子っ♪」
「で、でででし…?」
「そうにゃよっ♪
ぢゃあ、クチバに行こっかっ!」
「はいですっ!」

雲一つない青空にそらをとぶを使った二匹のポケモンが並んでいた

No.598
2011-08-08 10:10:11

LINK 301話

現在っ♪クチバシティっ♪
「こ、これは…?」
ガーネットが困惑と戸惑いの混ざった表情を浮かべる
その様子にはおろおろという言葉が似合いそうだ
「はっは~ん
…ケンカだねぇ~」
トパーズは目の前の状況をガーネットに説明する
…随分と短い説明だな
「やぁねぇ
まぁた、ケンカ?」
近くにいる主婦と思われる人達の立ち話が聞こえる
ガーネットは聞く気はなかったのだがつい、聞いてしまった
トパーズはギリギリまで近づき一言一言を逃さず聞いていた
…黙っていればおしとやかに見えるな
「ケンカじゃないみたいよ~
ふなのりたちが酔って暴れてるのよ~」
「やぁね昼間っから大の男が」
「ざっと4人ってとこね」
そこまで聞くとトパーズはガーネットに聞こえる声で
「行くよっ!ガーネットっ!」
と叫んだ
真後ろでいきなり叫ばれて主婦たちはびっくりしていた様子
「4対4のバトル、行ける?」
「行けますっ!」
「よっしっ!ぢゃ、行ってこいっ!」
「はいですっ!!」

No.599
2011-08-08 10:39:10

LINK 302話

「ああ~ん?なんだって~?」
「お、大人さんがこ、こんな事してちゃダメなのででですっ!」
「嬢ちゃん、痛い目みたいのか~い?うぃ~ひっく」
「ぅぅぅ…
と、とにかくっ!バトルですっ!」
「ブァトゥォルゥだァ!?」
「上等だゴラァァアア!!」
「うぃ~ひっく」
「ちょお前ら、タンマアアァァ…」
…最後の一人の口から何か出てきたようですが
とにかく、VSふなのり

「ワンリキー!」
「行けよ!キャモメ!」
「おえぇ…タ、タマザラシ…」
「イ シ ツ ブ テ」
「いくですよ!
スコール、キマージ、デスルーン、オンモラー!」
ガサッ
「おうっと」
けっこう大きな音をたてた男は再び塀の陰に隠れる
「(かくとう、みず・ひこう、みず・こおり、いわ・じめん…お手並み拝見だナ…)」
男の金髪が風に揺れ…なかった
ワックスで固めてあるようだ
「スコール!みずでっぽうです!」
イシツブテに指を指しながらそう指示する
「イシツブテっ!」
「まずは…一匹か…」
金髪男はフフ…となんかよくわからない笑いをする
「ワンリキー!からてチョップ!」
「キャモメ!つばめがえし!」
「タマザラシ!アイスボール!」
「みんなっ!かわしてくださいですっ!」
スコール、キマージ、デスルーン、オンモラーは全ての攻撃を避けようとするが

ゴツンッ!

全員が同じ場所に移動し、全員が頭を打つ
「複数バトルは数が多くなればなるほど指示に偏りが生じる」
金髪男はそれが…と付け加え、
「複数バトルの醍醐味なんだよナ」
と言った

No.600
2011-08-09 11:27:57

LINK 303話

「オンモラー!デスルーン!」
ようやく立ち上がったスコール、キマージ、オンモラー、デスルーンを見ながらガーネットが言う
「あやしいひかりですっ!」
二匹が残った三匹に同時にあやしいひかりを使う
「ほぅ…数には手数を増やして応戦ってことか…」
金髪男は頷きながら言う
「これで全員に当たったってワケだよねぇ~♪」
その隣でトパーズが言う
「だナ。…って!いつの間にっ!?つか、誰だっ!?」
「気にしない気にしない~」
トパーズは金髪男の背中をバンバン叩きながら言う
「は…はぁっ!?」
叩かれる度に顔を歪ませながら金髪男は頭の上に疑問符を浮かべる
「まぁ…いいじゃないっ♪
それよりっ!続きっ!」
「ちっ!…まぁ、いいか」
金髪男は納得しない顔で渋々視線を正面に戻す

「スコール!みずあそびです!」
スコールのみずあそびを受け、ワンリキー、キャモメ、タマザラシはびしょびしょになる
「キマージ!」
オンモラーたちとは違い、ワンリキーたちのバックに回り込んでいたキマージに視線が集まる
「おぅぇっ!?後ろだァ!?」
酔っぱらったふなのりが荒い声を出す
「ほうでんです!」
これによりキャモメが戦闘不能に、タマザラシは瀕死寸前となった
「タマザラシ!アイスボール!」
「スコール!みずでっぽうです!
キマージ!でんげきはです!」
「(近接攻撃には相手の距離になる前に打つ…
基本がしっかりしてるな)」
「でしょ~?」
「…人のハートん中読むんじゃねぇよ」
「ん~?」
「後はワンリキーのみです!」
「ワンリキー!」
ワンリキーはふなのりの指示を受け、右腕を振り回し始める
ブンブンと風を切る音だけがする
「な、なにをするですか…?」

No.601
2011-08-09 11:44:46

LINK 304話

「ワンリキー…!」
「嬢ちゃん!」
「は、はいっ!?です!?」
いきなり知らない金髪に話しかけられ戸惑うガーネット
「それを打たせるナ!
なんとしても、止めるンだ!」
「は、はいですっ!」
「おせぇよっ!
ワンリキー!きあいパンチ!」
「オンモラー!デスルーン!」
ワンリキーが動き出すと同時に指示を出す
距離、8m
「シャドーボールです!」
距離、6m
二匹がチャージをし始める
距離、4m
「いくです!」
「いけぇ!ワンリキー!」
距離、2mでシャドーボールが放たれる
ワンリキーは一つを破壊し、もう一つと威力を相殺した
「ガーネットっ♪トドメっ♪」
「(こっちの嬢ちゃんはさらっとひでぇ事言うな…)」
「ん~♪」
「なんでもねぇ」
金髪男はやれやれと首をふる
「キマージ!でんげきはです!
スコール!みずでっぽうです!」
を受け、ワンリキーは倒れた

「な、なんてこった!」
「おえええぇぇぇ…」
「俺らが負けるなんて…」
「迷惑かけて…」
「「「ごめんなさ~い!」」」
「おぅぇぇぇ…」
ふなのり達は吐いている男を担ぐと走ってどこかへ行ってしまった

「あ、あのっ!」
「なンだ、さっきの嬢ちゃんか」
「さっきはありがとうです!」
ガーネットは90°ぐらいのおじぎを勢いよくした
「イイってことよ!
…ジムで待ってるゼ」
そう言うと金髪男は去っていった
「ふぇ?」
「何でもねぇヨ!」と右手を横に出し、親指をぐっと立ててみせた
金髪男はHAHAHAと笑いながらどこかへ行ってしまった

No.602
2011-08-09 12:04:03

LINK 305話

クチバシティポケモンセンター
「間違いないよねっ!
あれ、マチスだよ」
トパーズが飯を食べながら喋る
「せ、先輩ご飯を食べるか喋るかのどっちかにしてくださいですっ!」
「ん~」
気の抜けた返事で答える
「ところでマチスさんとは誰です?」
「ん?
ここ、クチバのジムリーダーだよ」
「ジムリーダーさんです…か?」
「明日、ジム戦しようねっ♪」

クチバジム
「来ましたネ、昨日のお嬢さん」
「マチス…さん…」
「ミーがクチバジム、リーダーのマチス!
ミーはエレクトリックポケモン使って戦場生き延びた!
皆ビリビリ痺れて動けない
お嬢ちゃんも同じ道辿るに違いない!」

「いくですよっ!プレスコル!」
「昨日、スコールが進化したのさっ!」
そう言って図鑑を開くトパーズ
『プレスコル、あまぐもポケモン
スコールの進化形
大量の雨を含んだプレスコルは時折雷を落とす
タイプ、みず
とくせい、げきりゅう』
「ミーは、レアコイル!」
「う~ん
ヤバいんじゃないかな~
水は電気をも通すって言うし~」
「プレスコル!ハイドロポンプですっ!」
「早っ!これは覚えるの早くない!?」
ハイドロポンプを受け、レアコイルは倒れた
「しかも強いっ!
さっすがあたしの後輩っ♪」

No.603
2011-08-09 12:12:49

LINK 306話

「次DEATH!」
「で、デスぅ!?」
「ビリリダマ!」
「プレスコル!アクアジェットです!」
「ビリリダマ!ころがる!」
「え~とビリリダマは~」
とトパーズが図鑑を起動させる
「ビリリダマは転がっているとでこぼこにぶつかった時、
ショックでばくは…」

ドカンッ!

大きな爆発音が響いた
「もしかして…?」
「や、やっちゃったです…」
アクアジェットのプレスコルところがっているビリリダマがぶつかり、ビリリダマがじばく
これにより、ビリリダマとプレスコルは戦闘不能となった

No.604
2011-08-09 12:28:32

LINK 307話

「行くデース!メリープ!」
「行くですよ!デスルーン!」
「メリープ…でかっ!」
トパーズがそう言うようにメリープは通常の2倍ぐらいあった
『メリープ、わたげポケモン
体のせいでんきがたまると体毛がいつもの2倍になる
触るとしびれる』
「一気に放出!
メリープ!ほうでん!」
ジム内ほぼ全域にわたるほうでんを受け、デスルーンは倒れた
と、同時にメリープも倒れた
「なっ…!?」
「…みちづれ、です」
「ハッハッハッハ!面白いデスネ!
ランターン!」
「いくですよ!キマージ!」
「マチスは残り、一体」
「キマージ!10まんボルトです!」
ランターンに10まんボルトが直撃する
「…残念。
ランターンのとくせいはちくでん
よって効果はなし
…ランターン!ハイドロポンプ!」
これを受け、キマージは倒れた

No.605
2011-08-09 12:43:29

LINK 308話

「いくですよ!オンモラー!」
「ランターンは…」
トパーズが図鑑に目をやる
「…眩しい光を放ち、相手の目を眩まし、動けない間に丸飲みにする…グロ…」
「ランターン!フラッシュ!」
「まずいっ!命中が下がった!」
「オンモラー!つばめがえしです!」
「つばめがえし…、絶対当たる技か…」
「オンモラー!シャドーパンチです!」
「これも必ず命中する技か…
だがっ!ランターン!ハイドロ…」

ドスン…!

ハイドロポンプを打とうとしたランターンが倒れる
「な…にっ…!?」
「ふいうち…です」
「説明しよ~うっ!
ふいうちは相手が攻撃しようとした場合のみ、先制攻撃で攻撃ができる技
(うまく使いこなすじゃないかぁ~)」

「オーノー!
ユーの強さ、トゥルース!
つまり本物
オーケー!このオレンジバッジやるよ!」
マチスから投げられたオレンジバッジをガーネットは落とさず受け取る
「ヘイ!それから嬢ちゃん、ユーにアドバイス!
エレクトリックパワー、ビリビリ強い
でも地面タイプにはパワー吸い取られてしまって全然効かないヨ」
「あ、アドバイスありがとうですっ!」
ガーネットはまた90°のおじぎをした

No.606
2011-08-09 12:49:40

LINK 309話

「先の戦いを見た感想があります」
先輩はいきなり立ち止まり、何か言い始めました
「な、なんのことです…か?」
「対策がいないということよっ!」
そう言われて手持ちを思い出してみる
「みず、でんき、ゴースト、ゴースト・ひこう…た、確かに…」
「これよりっ!
ほのお、くさ、じめん、いわ、かくとう、エスパーなどのポケモンを捕まえにいきますっ!」
「はいですっ!」
「てことでセキチクシティ、サファリゾーンへ!」
「はいですっ!」
「「レッツ…」」
息をため
「「ゴー!!」」
二人は拳を突き上げ叫んだ!

No.607
2011-08-09 13:06:04

LINK 310話

「え~…」
トパーズが悲痛な声を出す
「な、なくなっちゃったんですか~?」
「そうなのよ~」
通りすがりの人が答える
「あっ!でもね
今なんかイベントっぽいの、やってるみたいよ~」
「ガーネットっ!」
「はいですっ!」
二人は顔を見合わせると
「「ありがとうございます」」と通りすがりの人にお礼をし、パルパークへと向かった

「イベント?」
「はいですっ!」
パルパーク内にいる人に尋ねる
「ああ~、やってるよ」
「どんなイベントですかっ?」
「僕に勝ったらこの、ピルメロスをあげよう!」
「じめんタイプのピルメロス、進化するとほのお・じめんタイプのビルガロンになる
…ガーネット、どうする?」
「やります!」
「じゃあ、バトルだ!」

「いっくよ~!ヤンヤンマ!」
「いくですよ!プレスコル!」
「ビルガロンを賭けたおっさんと少女の戦いが始まるー!」
「…まだ30前なんだが」

No.608
2011-08-09 13:20:59

LINK 311話

『ヤンヤンマ、うすばねポケモン
高速で羽根をはばたかせると周りのガラスが衝撃波で割れていく』
パタンと図鑑を閉じて
「なんか、すっごい危険…」
「羽根を止めるです!
プレスコル!こなゆきです!」
ヤンヤンマは凍りついた
「プレスコル!ハイドロポンプです!」
ヤンヤンマの氷は溶けたがヤンヤンマはそのまま倒れた
「次だよっ!オニゴーリ!」
『オニゴーリ、がんめんポケモン
空気中の水分を一瞬でれいとうさせる力を持つ』
「やばっ!充電が…」
そう言ってトパーズは図鑑を閉じる
「後で充電しよっ♪」
「でも、それってまさか…」
「そう!ぜったいれいどさ!
オニゴーリ!ぜったいれいど!!」
「一撃必殺!?
いくですよ…、デスルーン!」
「ぜったいれいど!」
「…みちづれ、です」

「…おみごと。
約束通りこのピルメロスを君にあげよう
大事に育ててくれよ」
「はいですっ!」

「早速ジム戦ですっ!」
「そだねっ☆」

No.609
2011-08-09 14:29:07

LINK 312話

「あたいがセキチクジムのアンズよ!」
と、アンズは息を吸ってから
「いざ!しょうぶ!」
と叫んだ

「いくです!オンモラー!」
「一匹目、ドクケイル!」
すぐさま図鑑を起動させるトパーズ
『ドクケイル、どくがポケモン
もうどくのこなを撒き散らして敵の攻撃に対抗する』
「ドクケイル!どくのこな!」
「当たらないです!そらをとぶ!」
「まもる!」
まもるにより体勢を崩しかけたオンモラーだが
「旋回してつばめがえしです!」
一回転しそらをとぶの威力や勢いを保ったままつばめがえしを繰り出した
「…戦闘、不能」
「二匹目、ハリーセン!」
「オンモラー!つばめがえしです!」
ハリーセンにつばめがえしをするオンモラー
だが、攻撃をしたはずのオンモラーは苦しんでいた
「…どくのトゲ!?」
オンモラーの様子を見ていたトパーズが気づく
「ハリーセンの毒は触ると気を失うほど
つまり、もうどく!」
「それでも…」
「?」
「オンモラー!つばめがえしです!」
苦しみながらオンモラーはハリーセンにつばめがえしを繰り出す
そして、ハリーセンは倒れた
…オンモラーも共に
「…さっきのはいい判断かもね
でも、みちづれもあるから」
「…共倒れ…!」

No.610
2011-08-09 18:50:35

LINK 313話

「いくです!ピルメロス!」
「三匹目、アリアドス!」
「ピルメロス!じしんです!」
「アリアドス!」
アンズの指示を受け、アリアドスが天井にはりつく
そのせいでピルメロスのじしんは当たらない
「ピルメロス!天井にじしんです!」
ピルメロスは壁を伝い天井にはりついた後、じしんを繰り出した
じしんをくらいアリアドスは地面に落ちる
アリアドスはその衝撃もあり戦闘不能となった
「ふむ。すごい身体能力だな」
「ありがとうです!」
「だが!四匹目、マタドガス!」
「ピルメロス!いえきです!」
マタドガスにピルメロスのいえきがかかる
…少し黄色い
「からのじしんです!」
マタドガスは状況が読めない、といった顔で倒れた
「ほぅ。いえきでマタドガスのとくせい、ふゆうをなくしてからのじしん…なかなかやるじゃないか」
「またまた誉められたです!」
わーいと体全体を使った喜びを表現し、トパーズに見えた

No.611
2011-08-09 19:05:37

LINK 314話

「五匹目、ベトベター!」
「ピルメロス!じしんです!」
「ベトベター、ちいさくなる」
ベトベターにじしんは当たらなかった
ちいさくなった彼の姿は見えない
「ベトベター、ヘドロばくだん!」
「毒になっちゃったです!
でも…ピルメロス、あそこにじしんです!」
先ほどヘドロばくだんが飛んできた位置に指を指す
すると、ベトベターはダメージを食らったようで飛び上がる
…ハズだった
「ベトベター!ヘドロばくだん!」
ベトベターの口から放たれたそれはピルメロスを突いた
「なんで食らったのに倒れてないですか!?」
「マタドガスが何もせず倒れたとでも?」
「え?」
困惑の表情で固まるガーネット
「倒れる前におきみやげを放った
それにより、威力は激オチだ
ついでにそれに気づかれたり、交代されたりしないようアリアドスが初めにクモのすを放った」
「そうです…か…」
倒れたピルメロスをボールに戻しながらそう呟いた
「でも、負けませんっ!」

No.612
2011-08-09 19:15:38

LINK 315話

「いくです!キマージ!」
「ベトベター、ヘドロばくだん!」
「サイコキネシスです!」
「ヘドロばくだんを止めたっ!?」
「キマージ!」
その言葉でキマージは空中に停止させていたヘドロばくだんをベトベターに返す
「ベトベター!…?」
ベトベターの顔にヘドロばくだんのヘドロがかかっている
ベトベターがおろおろしている所を見れば前が見えないのだと分かる
「でんじはです!」
前の見えないベトベターは痺れを受けキマージに背を向けた状態となる
「キマージ!」
キマージは目の前に大きな雷の塊を作り始める
「でんじほうです!」
雷の塊を背中に受け、ベトベターは倒れる
倒れた後、サイズが元に戻った
「動けないところに大技か
うん、あんた強いよ!
あたいの負けだ!
ほらこれ!」
と何か桃色の物をガーネットに投げる
「持ってって!ピンクバッジだよ!」
「ありがとうです!」
「あんた強かったよ!
あたいももっともっと強くなる!
あたいの父上にも、あんたにも…
二度と負けないからね!」
「はいです!どんとこいです!」

プレスコルはみず・ひこうのサイクロルに進化した

ピルメロスはほのお・じめんのピルガロンに進化した

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