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2009-02-26 開始

FINAL FANTASY小説を作りたいと思わない?

No.作成者
2008-07-14 21:00:10

う~ん。
作りたいと思うのは僕だけか―???
↑こんな感じの人!
いますグ来て!
俺だけは嫌だァァァ~。

短文スマン。

明日からちゃんと書くんで。
ここはたぶん、孤独に書くことになるであろうな…

慈悲深い人でも歓迎!
あらし・著作権害目的以外の人ぉ!今すぐ来てぇ!

編集:2008/07/15 17:34:02

No.199
2011-08-28 21:40:30

お邪魔しまっすっ!

誰もいないのはある意味好都合っ♪

ここで自己満小説を書かせていただきます、疾風です

誰もいないけど挨拶でしたっ!

よろしくで~す

No.200
2011-09-03 23:22:08

おにおんっ! #1

「おおぉーーっ!!」
「おいおい…こいつ、弱いんじゃなかったのかよ…っ!」
「おい…待てよ…っ!」
逃げようとしている仲間に男は手を伸ばし、懇願する。
「冗談じゃねぇ…っ!」
だが、仲間の男は走りさって逃げていった。
「くそ…っ!」
男は血で真っ赤になった足を横目で見て、動こうとした。
「ぐっ……あ゛ぁ…っ!」
が、苦痛に満ちた声しか出なかった。
「終わりだっ!
ジャスティス・ブレイク…っ!」
「なんだその技は…っ!?
うわあぁーっ!!」
男は、動かなくなった。
「はっ…はっ…」
少年は自らの光る剣を見つめ…
「(なんだこの力…!?
俺のジョブは“すっぴん”じゃなかったのか…っ!?)」
ジョブ、すっぴんとは一番弱いジョブ。
才能のない者はすっぴんにしかなれない。
つまり…
「(くっ……、意識が…)」
少年、ヴァイスは才能のない者なのである。
だがこの日、少年はわけの分からない力を使うことができた。

No.201
2011-09-05 19:50:41

おにおんっ! #2

──あの事件から早三年。
ヴァイスは15歳になった。
あの日以来、あの妙な力は発動していない。
「今日から俺も成人かーっ!」
この村、ウルでは15歳になると成人として認められるようになる。
成人になると──
「ほら、さっさと出ていきなっ!」
「わーったよっ!全く…」
半ば強引に村を追い出されるのである。
この村で生まれた者は、この村で育ち、この村を発ち、この村へと戻ってくるのである。
──だが
「だーれが、戻ってくるかよ。
べー、だっ!」
ヴァイスは村の方にアッカンベーをすると、北へと走り出した。
「あんな村、二度と戻るかってん──」
──地上から、ヴァイスの姿が消えた。

No.202
2011-09-17 23:24:00

おにおんっ! #3

「…痛っ!?」
尻に重い衝撃を感じて目覚めた俺。
「ここは…、どこだ…?」
初めは落とし穴にでも落ちたのかと思った。
しかし、落下時間を考えればそんなものじゃないことぐらいは分かる。
「洞窟、だよな…」
「その通り。
ここは祭壇の洞窟。
…魔物が巣くう巨大な穴だ」
右手にたいまつ、左手に杖を持った黒フードの怪しい奴がいた。
「誰だ?お前」
「…申し遅れた」
黒フードはフードをとってから、
「俺はジェン。黒魔道師だ」
と、名乗った。
綺麗な銀髪だった。
「俺はすっぴんのヴァイスだ」
「すっぴん…?
…くく。…はははっ!」
黒フード…ジェンはすっぴんと聞くや否や笑いだした。
…まぁ、すっぴんなんて才能がない者しかなれないジョブだからな。
笑われて、当然だ。
「仕方ない…。
そんなお前が脱出するのを手伝ってやろう」
「…言い方がひっかかるが、まぁ…頼む」
力のない者は助けを求めるしかない。
俺は素直に頭を下げた。

No.203
2011-09-21 14:04:23

おにおんっ! #4

「時にヴァイス、装備を教えろ」
「んぁ?」
歩いてる途中にジェンが聞いてくるから変な声が出てきた。
「俺の装備は…」
バッグから錆び付きまくった剣?を取り出す。
「この錆び剣と」
「なんだそりゃ」
「…多分、大事なものだ」
「そうか」
この剣はあの日、光だした剣だ。
何かあるはずだから。
「で、村長からもらったナイフが四本。
で、今着ている布製の服。
…これだけかな?」
「へぇ」
ジェンは俺が出したナイフと錆び剣を交互に眺めている。
「俺のは…っ!」
ジェンの顔がいきなり鬼のような形相になった。
「伏せろ…っ!」
「え、あ…分かったっ!」
いきなりだったので従わざるを得ない。

ビュ…ッ!

俺がしゃがんだ瞬間、頭上の風が切り裂かれる音がした。
…恐る恐る後ろを見ると
「…っ!」
『ゴグ…ぺ…っ』
後ろには腹にナイフが刺さった魔物がいた。
「…言ったはずだ。
この洞窟には魔物が巣くっていると」
「あ、あぁ…ありがとう…」
『グァオォ…グガガ…』
魔物は腹に刺さったナイフを抜こうと動き始めた。
「まだ息があったか…“ファイア”っ!!」
ジェンは左手の杖を魔物に向けて、そう叫んだ。

No.204
2011-09-21 14:13:14

おにおんっ! #5

その瞬間、ナイフの柄から火が発生した!
『ガガァ…グオァァ……』
魔物は火に飲み込まれ、塵となった。
「やっと死んだか。
ゴブリンなんて、雑魚のくせに…」
「い、今のはっ!?」
「今のはファイア。
炎属性の魔法だ」
「す、すごいな…」
「俺は黒魔道士だからな。
このぐらいは当たり前だ」
「その杖から出たよな?」
「この杖は特注品だからな」
「特注品?」
「見てろよ…」
ジェンはさっきみたいに杖を構え、持つ場所をかえた。

ジャキッ!

機械音とともに、杖の先端から刃が飛び出した。
「この杖は、ブレードロッドっつーんだ。
近接でも戦えるようにな」
「す、すげぇ…」
「…ナイフ、一本無駄になっちまったな」
「それは気にすんなよ。
あと三本あるからよ」
「そうか…、っと光が見えてきたぜ」
「お、出口かっ!」
前方からは太陽の光とは思えないような光が溢れている。
久しぶりの太陽はこうも綺麗に見えるんだな。
俺の足取りは軽くなった。

No.205
2011-09-21 22:33:43

おにおんっ! #6

「なんだ…これ…」
光の先にあったのは出口ではなく、行き止まりだった。
でも、外にある太陽よりも綺麗な光が、そこにはあった。
「クリスタル…?」
ジェンがさっきから驚愕の顔で呟いているが、俺は驚きすぎて声が出なかった。
「なんで、クリスタルがここに…?」
ジェンがクリスタルに近づく。
「クリスタル…?
…って事は!ヤベっ!」
いきなりジェンはクリスタルに背を向け、走り出した。
「おい!ジェン!!
どうしたんだよっ!?」
「クリスタルはすげぇもんだからなっ!
クリスタルには守護神か守護獣がいるもんだっ!
…見つかったら、殺されるっ!」
それを聞いた瞬間、体から血の気が失せた。
「殺される…?」
「あぁっ!逃げろっ!!」
俺たちは知らぬ間に階段を登っていたようで、クリスタルから離れるのに時間がかかった。

…時間がかかりすぎたのだ。
『汝、クリスタルを狙いし盗賊』
「なん、だ? この、声、は」
走りながら聞いたジェンの声は、息が上がっていた。
…俺より、体力がない。
『我、クリスタルを護りし守護獣』
その声を聞いた瞬間、視界が闇に覆われた。

編集:2011/09/29 22:13:32

No.206
2011-09-29 22:21:30

おにおんっ! #7

闇だと思っていたのはジェンの黒いマントだった。
ジェンが宙を舞っていた。
『我、盗賊を討つ』

ガ…ッ!

「ぐぁっ!」
アッパーを受け、宙を舞っていたジェンを守護獣はさらに殴った。
『汝等、盗賊を討つ』
守護獣がさらにジェンのみぞおちにストレートを決めた
「が…っ!」
ジェンは地に伏せ、動かなくなった。
「マジかよ…っ!」
俺はジェンが倒れかかるところまでしか見ていない。
だって…

“守護獣から、溢れ出す殺意を感じたから”

「(殺される…っ!
逃げないと、死ぬ…っ!)」
俺は後ろを振り向かず、ただ走った。
「(もう少しでこの部屋から脱出できる…っ!)」
後ろから感じる殺意は大きく、そして近づいてきていた。

No.207
2011-09-29 22:27:51

おにおんっ! #8

「…っ!」
あと少しというところで背中に衝撃を受け、俺は壁に叩きつけられた!
「…がっ!」
叩きつけられた衝撃で一瞬呼吸が止まる。
『我、クリスタルの守護獣』
守護獣が拳を突き出してくるのがスローで見えた。
今までの記憶がちらりと見え始めた。
「(これが走馬灯…俺、死ぬのか…)」

《まだ諦めんなって》

「…っ!?」
スローの世界で俺の声でもない、ましてやジェンのものでも守護獣のものでもない声が響く。

《しばらく、体借りるぜ》

視界がどんどん黒くなっていく。
意識が朦朧とし…。

No.208
2011-09-29 22:43:56

おにおんっ! #9

ジェンはみぞおちに衝撃を受ける直前、プロテスという防御の白魔法をかけていた。
そのため、気絶は免れたが体は動かなかった。
「(悪ぃ…ヴァイス…)」

ヴァイスは壁に叩きつけられ、今にも守護獣、グラシャラボラスからパンチを食らいそうだった。
「…っ!?」
瞬間、ヴァイスは光に包まれ…

…ボト…ッ!

ジェンの近くに何かが飛んできた。
「!」
それは、さっきまでパンチを繰り出そうとしていたグラシャラボラスの右腕だった。

「こんなものか」
ヴァイス(?)はそう呟くと、持っていた光に包まれた錆びた剣をグラシャラボラスに向けた。
「終わりだな」
その瞬間、錆びた剣の刃先から光が発せられる。
それはまるで──
「…ホーリー」
ホーリー、最強の聖属性魔法。
それを食らったグラシャラボラスは消滅した──。

ようやく動けるようになった時、そこにいたのはいつものヴァイスだった。
「……」
…寝てたが。
「起きろ!」
ジェンはいびきをかいているヴァイスを蹴り飛ばした。
「いたっ!?
ちょ、いきなり何だよっ!?」
「さっさとこの洞窟から脱出するぞ」
「脱出って言っても…」
『外へ出たいか』
「ああ。…ってえええっ!?」
ジェンが驚くように、そこに居たのはグラシャラボラスだった。
「出たい、出たいよ!」
『承知した。光の戦士よ』
「光の戦士?」
疑問が浮かんだが、光に包まれ、また気を失った。

「ここは…」
目覚めたのは、地上だった。
久々の光で目が痛い。
「出れた!
助かったよ!ジェン!じゃあな!」
さっさとどこかへ行こうとするヴァイスの腕をジェンは掴んだ。
「お前だけじゃ心配だ。
俺も連れてけ」
「いっしょに来てくれるのか!?」
「あぁ」
「マジか!よろしくな!」
そう言うヴァイスの目は輝いていた。
「(こいつには色々と秘密がありそうだ…)」

二人は洞窟から帰還した後、ウルを越え、南へと歩きだした。

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