ココは、"☆牧物小説部☆"パート03です!
ルールは前回と同じですが、
一応復習として、もう一度柿仔しますねぇぇ!
壱/牧物に関する小説を柿仔するコト!
弐/雑談もOK♪しすぎは注意×
参/ココにいる人はみんな呼びタメでッ
四/感想も柿仔お願いします(∀)
以上を守って、楽しくしましょうw!!
※小説を楽しく柿コするのはいい事ですが、
牧物に関係のないストーリーは禁止です。
>>チー
いや、謝らなくても(σω-`*)うちが想ったことを感想にしただけだからさ。
うちの言い方が変(?)だったかな。ゴメンねェェエエoyz
シュタだ(pqε°)♪{何}
第6話
「乾杯!」
レオナさんのこの一言から、パーティーは始まった。
まずは、食事。和食や洋食や中華など様々な種類の食べ物があり、僕も何を食べようか迷うほどだ。
「シエル!」僕が振り向くと、ロミオさんが二枚の皿を片手に立っていた。
「何か用ですか?」「一緒に食べようぜ」…何で僕なんだ…。
僕も断る理由が無く、結局一緒に食べることにした。
「コレもーらい♪」「ちょっ!自分で取ってきてくださいよ!!」「ヤだ。めんどい」ロミオさんは舌をベッと出しながら、僕の皿から取った物を食べた。(後一切れだったのに…)
「ロミオさん!!」「レオナちゃんっ♪」何だこの変わりよう…。ロミオさんは周りにハートを散らしながらレオナさんの元へ近寄っていった。(勿論一発殴られた)
「シエルさん、谷の皆さんに自己紹介したいので、ステージに付いてきてくれませんか?」「え、あ、ハイ!!」ステージで!?緊張するなぁ…。
「大丈夫だぜ、シエル。こういうときはな…」…こういうときは?「手に人を書いて飲み込めば大丈夫だって☆」「大丈夫です。間に合ってますから」ロミオさんの笑顔に、僕も笑顔で微笑み返した。
「怖っ・・」「普通に笑顔ですけど?」
続く*
恭>やっぱりシュタイナーなんですよ!シュタイナーが大好きなんで♪
ロミオウケる…まぢウケる…ククッ…←噛み締めて笑ってる
シエルも慣れてきたしょ。ロミオの扱いに。
編集:2008/07/28 17:04:33
>>チー
あれ?チーってシュタ好きだったっけ?{ぁ
ウケるか!別にロミオでウケ狙ってるわけじゃないんだけどね⊂二二二( ^ω^)二二⊃←←
慣れてるだろうね。というよりも、慣れてほしいという作者の願望有。{何
5話 護衛
「悪戯じゃないの?」
私は溜め息をついて、レオナに冷たく言った。しかし、レオナは首を横に振り、瞳を潤ませながらきいてきた。
「私の家に家宝があることをご存知でしたか?」
「は?あ、いや、知らなかったけど…。」
「ですよね!?私達はわすれ谷の方達にすら家宝があることを教えてないんです!親友にすらです!なのに、それを知っていて、しかも盗みにくるなんて、絶対に悪戯なんかじゃないです!」
絶対と言い切る理由を教えてほしい…。言ってることは何やらめちゃくちゃな気もするが、半泣きになっているレオナを放っておく訳にもいかないだろう。
「でも、何で私に言うの?好きな奴とかに協力してもらえばいいじゃん。チャンスなんだから。」
「…私の好きな人は、いい加減で口が軽くて信用できませんから。それに比べてお姉様は家宝のことを誰にも話さないかと思いまして!」
「うれしいんだけどさ、じゃあなんでいい加減で口が軽くて信用できないロミオを好きなわけ…?」
「それは自分でも疑問です…ハァ…。」
ロミオの話になった途端に、レオナは冷静になった気がする。なんだよそれ。しかも溜め息つかれちゃってるし、ロミオ。情けな…。
「で、私は何をすればいいの?」
「あ、手伝って下さるんですか!?ありがとうございます!外はセバスチャンが見張りをしてくれますから、私達は絵画を見張ります。一人じゃ心細いですし、もし怪盗さんに会っても捕まえられないでしょうし…。」
私だって捕まえられないから、と口から出てきそうになったけれど、飲み込んだ。レオナは悪気があったわけじゃないし。でも、レオナに私はどう見えているんだか…。
「とにかく、絵画のところへ行きましょう!」
続く~よ☆
6話 絵画
「これが家宝の絵画です。」
レオナに案内されたのは、2階にある右側の部屋だった。こんなところにこんな絵があったなんて全く気付かなかった。
ドンッ!!!!!!!!!!!!
すごく大きな音が外からして、レオナは勢いよく部屋を飛び出した。一人ぽつんと部屋に残された私は絵画をじっくりと見てみた。
女の人が大きく描かれていて、微笑んでいる。どことなくレオナに似ている気もする。とても綺麗で美人な人だ。でも、 どこか儚げだ。それを見て思い出した。あの日、私の側にいてくれた男性のことを。男性もこんな風に哀しそうに微笑んでいた。そう、儚げだったんだ。あの男性も。
続く~よ☆
7話 怪盗
がたがたっ!
急に聞き慣れない音がして、音のした方を見ると、窓を開けて、そこから入って来る男性がいた。…怪盗…?えっと…シュタイナー!
「あれ?まだ人がいた。ミスったなぁ…。さっきので全員の注意を引き付けられたと思ったのに…。」
そう言った男性を見て絶句した。その男性はあの時の涙を拭ってくれた男性だった。怪盗だったなんて…。
「あなたは、シュタイナー?」
私は認めたくない気持ちから、わかりきったことをきいた。
「うん。そうだよ。泣き虫さん。」
「誰が泣き虫よ…。でも、あの時の返事は聞けた。」
「あの時の返事?」
「名前を尋ねても教えてくれなかったじゃない。でも、今聞けた。」
「……不思議なお嬢さんだ…。」
私は怪盗でもいいや、と思った。盗みはいけないことだけど、あの瞳が変わらず泣いていたから。愛しいと思ったから。パープルのことなんて忘れてしまうほどに、惚れ込んでしまった。
―気持ちを伝えたら、どうなるだろう
好きな気持ちと比例して、怖いという気持ちも募っていった。
続く~よ☆
8話 母親
しばらく二人で見つめ合い、沈黙が続いた。すると、パタパタと足音が聞こえてきて、レオナが戻ってきたことを知らせた。シュタイナーはゆっくりと私に近づき、額にキスを落とした。
「またね、泣き虫さん。」
そう言って、何も盗まず、シュタイナーは帰っていった。その時の表情も相変わらずで、やっぱり哀しげだった。そして、ようやく部屋の扉が開かれて、レオナが顔を出した。レオナは絵画があることを確認し、安心したようで、こちらに笑顔を向けた。ぁあ、やっぱり似ている。絵画の女性に。
「この絵画の女性ってレオナ?」
私は思ったことを言葉に出してきいた。
「いいえ、私のお母さんです。病弱で、私を産んですぐに亡くなったそうなんですが。有名な画家さんが書いてくれたものらしいですよ。」
「へぇ…。」
いくら家宝といっても、この人の絵を盗んでどうしたかったんだろうか…、シュタイナーは。きっと、この家族にとっての家宝ってだけで、他人にはあまり価値はないだろう。失礼な話だけれど。でも、私はこの絵が好きだ。とても。この儚い感じは、きっと病弱故のものなのだろう。
「綺麗な人だね…。」
「はい。母は私の自慢です!10代の頃は有名なピアニストだったらしいんです。だから、憧れていて…壁でもあるんです。会ったことはないけれど、この絵画があるから、悲しくないんです。」
レオナはそう語ってくれた。この人は、レオナと同じで心も綺麗なんだろうな、と思った。レオナにとって、誰よりも遠く、誰よりも近い存在なんだろうな、と思った。
「今日はありがとうございました。おかげで盗まれずにすみました。」
「ううん。こっちこそありがとう。こんな素敵なものを見せてくれて。」
そう言ったら、レオナは幸せそうに笑った。
続く~よ☆
9話 愛
昨日は素敵な絵画を見せてもらって、会いたかった男性にも会えて、良い一日だった。でも、それと同時に、悩みが増えてしまった。恋なんてしないと誓ったのに、あれほど誓ったのに、シュタイナーに恋をした。それが苦しくて、哀しい。私は何をしても同じ。苦しくて、哀しい。どうしたら、抜け出せる?
コンコンッ
家のドアをノックする音が聞こえてきた。私は重い身体を動かし扉を開けた。そこにいたのはレオナだった。
「え?何?どうしたの?」
普通に驚いた私は、普通にきいた。レオナはニコッと微笑んで、箱を差し出した。
「昨日の御礼に来ました!」
家の中に入ってもらい、箱を開けると美味しそうなケーキが並んでいた。お皿をレオナの前と、私の座る椅子の前に置き、紅茶を入れながら、ケーキを箱から取り出して、レオナの前にあるお皿に置いた。
「…何か悩みでもあるんですか…?」
突然、脈絡のないことを言い出したレオナに視線を向けると、真っ直ぐ見つめてくる視線とぶつかった。
「なんでそう思うの?」
「だって、昨日からずっと辛そうな顔をしてますよ?私で良ければ話を聞きますよ。」
笑いかけてくれるレオナを見ていると、涙が出た。『泣き虫さん』ふとシュタイナーの言葉を思い出す。ホントに私は泣き虫だ。こんなに簡単に涙を流すなんて。
「こ、恋を…したくなくて…、恐くて…。でも、私は恋をした。どうしたらいいのかわからない…。恐くて恐くて堪らないの…。」
自分の気持ちをぶつけた。自分の気持ちを全て吐露した。レオナはそっと私を抱き寄せて、耳元で呟いた。
「恋ではなく、愛すればいいんです。恋なんかではなく、もっと寛大な気持ちで愛せばいいんですよ。」
涙が溢れた。レオナに縋り、泣いた。あの時のように…。
――続く☆
>>チー
・・・フフ、何回も聞いてしまっていたか{何
なんか意外だからさwwチーってアイン好きそうだから(・∀・)
出すよw目指せオールキャラ総出演☆←
なんかシュタかっこよくね?「泣き虫さん」とかなんか寒いけどカッコイイ{意味不
でも、やっぱり寒いよこの人(-`ω´-。){ぁ
泣き虫な主人公ちゃん可愛いなァ(pqε°)♪(名前何て言うの?)
第7話
「駄目だ…」「大丈夫ですよ。ステージで自分の名前を言うだけでいいんですから」レオナさんはニッコリを微笑む。が、僕の足の震えは止まらない。(今膝カックンされたら絶対転ぶよ…)
「シエル、今こそ手に人を書いて飲み込むときだ!」どんなときだよ!!…てゆうか、何でロミオさんがココに居るのさ…。
「シエルさん、緊張せずに、リラックスしてください」レオナさんは僕にそう言ってくれた。
――ああ、なんか女神様みたいだ…。
「早く行け…よっっ」ロミオさんは僕に膝カックンをした。
って…
「でええうぇrwgthyじゅいkぉ!!??!!??!!!?」
僕は、とても日本語とは思えない言葉と共に、ステージへ転がった。―あの金髪ヤローめ…。
「では、新しくわすれ谷に住むことになったシエル君から自己紹介ですっ」……って、レオナさん!勝手に司会進めないでくださいよ!!
レオナさんが言い終わると、会場は一気に静まり返った。
「え、えと、シエルです!!よよ、よろしくお願いしますっ!!」
僕が言い終わると、会場はまだ静まり返ったままだったが、それから拍手の波が起こった。
「ありがとうございました♪」レオナさんは僕を見て、またニッコリ微笑んだ。
――やっぱり女神だ…。あの金髪ヤローとは違って。
続く*
恭>アインよりシュタ派(*´∀`*)なんでだろ~♪
総出演頑張って!
シュタイナー、寒い?だって元々が寒いキャラなんだもんΣヽ(≧∀≦)
でもね、かっこよくしてやるよ(^_-)-☆
主人公に名前はつけてないよ☆あえて…
好きに呼んでやって構わないよヾ(≧m≦)
レオナさん進めちゃうの?楽しいなぁ…みんな…
ロミオ阿保だなぁ…(*´∀`*)
編集:2008/07/28 20:08:35
こんばんわ♪ かみなり怖かった″(°д°)〟
チャパ>
わ~! いっぱい書いたねぇw ちょっとシュタイナー好きに
なった♪ 切ないね;; そういえば、いとこも「恋にガードが固くなった」
とヵ意味フなこと言った・・。パープル最低! つか、チャパ小説
うますぎ! どっかそこらの子供じみた小説とはちがうw 私、
チャパの小説見たらなんか自分の書きにくいw 比較されたらハズくて
死ぬよ・・((汗
恭>
レイはいまいずこw なんかセレナが殴ったとか殴ったとかキャラ
違うじゃん!(笑)しばいたとかなら分かるけどwwwロミオの顔
ぼこぼこじゃすまなくなるよw
りこ>ありがとう!
りこも小説うまいしょや!自信持ち!うちは自信あるから小説書いてるし!意味不が多いって自覚してるけど、みんなが褒めてくれるから頑張れるんだ♪
これからもよろしく!
小説書かないと…しばくで…(´ー+`)
チャパ>かきますw はいっ、書きますw!
*第二話*
みま「みーちゃん♪(´∀`)-♥」アイン「おい! その呼び方やめろよ!!」
「なんで?」「こっちが聞きたいくらいだよ。だいたい、名前に一文字も
「み」なんて入ってないから」「でも黒・・あッ」
アイン「?黒?」
(さすがにみーc、黒こげミートボールなんていったら怒るよねッ)
「何もないよぅ! ただ・・たどその、私はみーcって空手黒帯かなって思って・・」
「俺茶帯」「すげぇえ!! いつやってたん」「高校ん時」「えええぇええぇぇぇ」
「なんで?」「ふつーむりだよ!! 私でもそろばん2級だよ!」
「比べんなよ!」「かわらない」「あほ、ぼけっ」「もーw!!
みーcのばかっ」「そのまま返す」「ふぬけ!クロワッサン!!」
アイン「あーっ! だからお前、さっき「黒」とか言ってたんだな(怒)」
「ちげーよ! 黒こ(ハッ!!)←我にかえった」アイン
「・・・あのさぁ、
たぶん俺ら、暑くてイライラスんだよ。ここわ一つ涼んで落ちつこーぜ」
「みーc・・♥大好き♪」「ばか、お前いつもの事だけど好きとか軽々しく
言うな!」「ねー、結婚しよーよ♪」「なッ、何言ってんだ!!」「いーよ、私♪ 私は本気だし、みーcがいい加減でもかまわない♥」
「もー・・お前わぁ!!」
続く**
>>チー
でも、シュタもいいトコあるじゃんd( 、m゜)★照れた顔{←ココ重要
頑張るぜb
阿呆をテーマに小説書くZE☆←←
>>りこちん{ぁ
永眠中。{真顔{ぁ
キャラ崩壊っつぅーのネ、そう、キャラ崩壊中なの♪{ウインク{キモい
なんかすごいよ、アンタの小説の内容・・。
俺、ツッコムの苦手だからあえてつっこまないけど、つっこみどころ満載じゃん←←
笑いすぎて、腹痛いし、頭痛いwww⊂二二二( ^ω^)二二⊃
>>フー
ちゃおっス!{ぁ
大丈夫だ!フーにも出来る!!こういうのはノリで書けば書けちゃうもんなんだよ{違
りこ>えらい!ていきなりプロポーズ!?みーcだし…(_ _;)
フーさん>そうだ!やれば出来る!ノリで!
恭>シュタイナーは嫌な奴になるかも…(;¬¬)
ぅちは嫌な奴とは思わないから書くけど、読む人にしてみたら嫌な奴になる可能性が…
これからが期待ね☆
恭たん>
>なんかすごいよ
えええぇぇええぇえ! もー、恭ったら♥お世辞とかいらないよ~
・・って、最初は書こうと思ってたんだけど・・。よく考えたら、
ツッコまれてる? あ、苦手とヵ書いてるね。うん。つかなぜに
頭が痛いんだーw どの辺に笑ったの?? こういうはなし、よく先輩とヵと
してるよ??「私そろばん一級!」とか。
737>
ねー、チャパとかめためた書いてるよね。
とヵいいつつわたしも柿仔します。
*第3話*
みま「ムー。」ムー「何(0ω0)」「どうしたの!!!」「何が」
「なんで顔文字!?」「ぇ、なんとなく・・」「まじ」「うん」
「うんでさぁ、どこまで話したっけ」「何も話してないわよ?」
「あれ? なんか、勝ち組の服は赤いかってことまで話してなかった?」
「意味不明なんだけど」「古代文明?いや、びみょーに違うよ。
私が言いたいのは三国志とガンダム」「あのさぁ、話噛み合ってないわよ・・」
「いいんだよ、誰も見ないよこんなクソバナ」「とうとう言っちゃった」
「んでね、昨日私ガンダムのDVD徹夜で見まくって、きずいたんだけど・・」
「うん。」「シャアって強いよね,」「うん、まぁ・・」「服赤いよね!」
「まぁ・・。」「うんで、三国志の事だけど」「あ?」「三国志で
強いって言ったら・・。」「もういいよ」「曹操だよねッ!」ムー「……(無視)」
「んで、曹操のヨロイも赤いじゃん?」「うん・・。(しぶしぶ)」
「ほらねぇ!!!」「そんな得意げに言われても・・。(-Α-;)」
「と、言うわけで、服買いに行こう! 赤いの!!」「今までのやり取りは何だったのよ!!」
「まぁまぁ、あ。そういえばムーの服もあかいよね,」「だから!」
「ムーは勝ち組♥」ムー「ジャスコいこっか。」ミマ「うん♥」
むだなスペースでした♪ ムフッ 続く**
りこ>な、なんだったの?今の会話…(;*_*人*_*;)全く意味がわかんなかったんだけど…(;¬¬)
ガンダムと三国志の共通点は…赤い?
私にはどっちの話もわかんなかったよ…(_ _;)
10話 偶然
思い切り泣いてスッキリした。声を出して子供のように泣いた。レオナが泣かせてくれた。落ち着いてきてから、レオナに尋ねた。
「レオナ…。もう一回、あの絵画を見せてくれない?」
突拍子もない発言に多少驚いたレオナだったが、「喜んで」と言って屋敷まで一緒に行ってくれた。
―――
―…
屋敷に着いて例の部屋の前まで行くと、レオナは「お茶を持って来るね」と階段を駆け降りて行った。止める声も聞かず、バタバタと下りてしまった。まぁ、いいや、と思い、部屋の扉を開いた。そして、自分の目を疑った。そこには絵画を見ている
シュタイナーがいた。
「な、何やって…。」
「あ、奇遇だねぇ。またここで会うなんてさぁ♪」
「じゃなくて!どっから入ったの!大体何しに…、絵画を盗みにきたの!?」
「残念ながら、予告なしに盗むのはボクのルールに反するんだ。」
「ルール?盗む時点でルール違反じゃない。」
「鋭いツッコミありがとう。でも、怪盗は怪盗なりにプライドがあるんだよ。犯罪を犯したくてやってるわけじゃないから。目的があるんだ。」
「目的って?」
そうきいた私に向けられた瞳は冷たいものだった。背筋が凍るってこういうことを言うのかもしれない。
―恐い、恐い、恐い
続く..
シリアス、キヽ(°∀°)/ター!!しかも10話突入!面白みがない小説だぁ…(_ _;)
11話 告白
シュタイナーは冷たい瞳を私に投げかけて、低い声で淡々と言った。
「俺は自分の中に勝手に入られるの嫌いなんだよね。」
シュタイナーの一人称が『ボク』から『俺』に変わった。
―本気だ…。
「ご、ごめん…。」
これしか言えなかった。金縛りにあったかのような感覚。動かない。身体も口も思考も。
「…俺のことは、本当に心から愛せる人、本当に大切な人にしか教えない。これは…間違ってるかもしれないけど、俺の誠意だから。関係ない人を巻き込みたくないから。だから、俺のことを知りたいなら、惚れさせてみろよ、俺を、あんたに。」
一つ一つの言葉が重く感じた。何を考えて、何を隠しているのかはわからない。でも、これは、シュタイナーのことを知ったら、私は巻き込まれてしまうってことだ。シュタイナーの誠意。しっかり私は受け止めた。受け止めたうえで、発言させてもらう。
「わかった。私に惚れさせてやる。私は、シュタイナーを知りたいから。」
「知りたいから、俺の気持ちを利用する?知りたいためだけに。…俺は、あんたからも気持ちを貰わなきゃ、何も教えない。俺だけ好きなのは不公平だろ?」
「何…それ…。馬鹿じゃないの?私はもう貴方に恋してる。ううん、恋よりももっと寛大な気持ちで愛してる。これは絶対嘘じゃない。」
私はレオナに言われたことをそのまま言った。ある意味受け売り。でも、これが私の正直な気持ちだから。お願い…、届いて…!
「……ホント、"あの人"にそっくりだ!」
「は?あの人?…あ、いや、詮索をした訳じゃなくて…。」
もうあんな目で見られたくなくて、必死で言い訳をした。
「うん…。あんたは何から何までそっくりだ。勝ち気で強くて…弱い。ホント、嫌になるほど似ているよ。」
何を…言っているんだろう…。
続く..
編集:2008/07/29 00:01:20
12話 勝負
「君みたいな人は好きだ。でも、君を好きか、ときかれたら、ボクは素直に『うん』と言えない。」
一人称が元に戻っている。少しだけ安心して、今の言葉の意味を考える。…軽~くフラれた…?正直へこんだし、泣きたくなった。でも、私は、恋よりも寛大な気持ちでシュタイナーを愛している。フラれても関係ない。だって、『愛』は両想いになるためのものじゃないから。『愛』は捧げるものだから。
「貴方は私と"あの人"って人を重ねて見ているでしょう?それは…嫌。私を見てほしい。私は貴方を見るから。」
「君は、真っ直ぐだね。泣き虫のくせに。生意気だ。」
「なんとでも。ついでに一つ、ききたいことがあるの。貴方はなんで、いつも哀しそうな瞳をしているの?」
「……え?哀しそうな瞳…?……そんなことまでわかっちゃうの?……まったく…、"あの人"以上だよ…。」
「え?嘘!やった!一つ"あの人"に勝った!」
「…そうだね。『一つ』勝ったね。…普通、こういう時は、『"あの人"に勝てた!』って言うものじゃない?『一つ勝った』なんて言う人がいると思わなかった。」
「当然。一つ勝っただけで何よ。"あの人"と重ねられているのに変わりはないの。だったら『超え』なくちゃ!"あの人"の全てを!"あの人"が誰か知らないし、目指しようはないけど、"あの人"と『同じ』じゃダメだから。だからって負けたら本末転倒でしょ?だから、必ず勝つ!」
「恐ろしいお嬢さんだ。」
そう言って、微笑んだシュタイナーの瞳は、私を映してくれた。
続く☆
編集:2008/07/29 00:41:44
最終話 賭け
「私は絶対に負けないよ。"あの人"には。」
私はそう宣言した。絶対に負けない、負けられない。シュタイナーを愛しているから。
「うん。楽しみにしてる。早く俺を君に惚れさせてよ。」
「……寒い。」
「『恋より寛大な気持ちで愛している』とかなんとか言ってた人に言われたくないよ。」
「……確かに…。私、寒かったんだね。」
「気持ちはすごく伝わってきたけどね。」
シュタイナーの笑顔が段々と、『本物』に近づいている気がしてきた。やっぱり瞳に哀しさは残っているけれど、初めて会ったときより、ずっと素敵な笑顔だった。何が彼を変えたのかはわからないけれど、瞳に見える哀しみを私が消してあげたい。私は、シュタイナーを助けたい。とびっきりの笑顔を見たい。
「じゃあね。泣き虫さん。」
「だ、だから!私は泣き虫じゃない!あだ名にするな!」
シュタイナーはくすくす笑って窓から出て行った。あやつは窓から侵入したのか…。半分呆れてしまう。その時、カタッと音がした。
「レ、レオナ…。」
今の会話を聞いていたのだろうか。なら、私はレオナに嫌われてしまうかもしれない。大切な家宝の絵画を盗もうとした怪盗に恋をした私は、レオナの友達でいてはいけない。
「シュタイナー…さん…でしたか?今の…。」「うん…。」「愛…している?」「うん…。」
「そうですか…。頑張って…下さい。」「え?」
「泣いてしまうほど、好きな相手なら、大切にしてください。愛しているのでしょう?」「レオナ…。うん。
愛してる。」
――終わり..♪
あとがき..
謎はヵなり残ってますし、恋が実ったわけではないけれど、一先ず終わり。焦らすの好きなんだ。
パープル達の話は、な、なんと、大体実話。
主人公が私、パープルが私の好きな人、マリヴィアは私の友達って感じ。
友達と同じ人を好きになって、仲良くなって、私、友達、好きな人の三人で遊んだこともあったのさ。告白はしてないんだけど、知らない間に、好きな人が友達に告白して、二人は付き合い出した、みたいな。んで、おめでとうとか、嫌われると思ったとか、嫌いになるわけないとか、実際にした会話。なんか、形にしたかった。何かが伝わればいいなぁ、と。メインの話じゃ、ないのにね。
しかも、二人は別れたらしい。諦めて応援してたのに、びっくりした。諦めつかない。主人公と同じなんだ。
シュタイナーは、実際こんな恋愛できたらいいなってことで、出したキャラで、実際はまったくこんな人はいませんでした。泣いてないし、家でしか。
シュタイナーの過去は、完全に遊びです。なんか、面白さのない小説になっちゃったね。
一気に書き上げましたが、読んで下さい。
ありがとうございました。
"あの人"が気になる、とか、二人の恋の行方が気になる、とか意見をいただければ、続き書きます。でわ…。
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