ゲームファン

牧場物語 コロボックルステーション for ガール

2005年12月08日 (木) 発売

牧物小説部-06-

No.作成者
2009-11-20 16:49:39

皆さんのおかげでついに「6」までいきました!!
前のトピで小説や感想を書いてくれた常連さんも、
改めて小説を書きたい!という新人さんも、
どんどんカキコしてくださいw

ただし以下のルールを守れる方のみです!

壱/牧物に関する小説をカキコする事。
弐/雑談はOK♪しすぎは×
参/ココにいる人は皆呼びタメでッ
四/感想もカキコお願いします。

以上を守って、楽しくしましょうw!!

*小説をカキコするのはいい事ですが、
牧物に関係ないストーリーは禁止です。
*また、ほかのかたのストーリーをパクるのはやめましょう。

No.561
2010-10-07 16:33:11

ルリ>>
感想、どうもありがとう♪
そう言ってもらえると凄く嬉しいです(*´∀`*)

No.562
2010-10-07 16:41:02

-あいするひとよ。-  第37話

「もう遅いから…帰ろっか」
「あ、うん」
シエルが立ち上がった後に、俺も立ち上がった。
そして大きく背を伸ばして、空気を吸った。
シエルは虚ろな目を擦っていた。
「じゃーねー、また明日」
シエルが向こうを向いて、手を振りながら、ゆっくりと歩き出した。
何故だか分からないけど。
シエルの顔が、見たいと思った。
「…シエル!」
俺がそう呼ぶと、シエルは髪を優雅に靡かせながら、こちらを向いた。
呼んではみたものの、言葉が詰まった。
「あ、の…えっと…」
「…風邪、引かないようにね」
俺がふとシエルの顔を見ると、シエルは意地悪そうに、優しく笑っていた。
そんなシエルの顔を見て、俺は慌てて目を逸らした。
シエルの足音が遠ざかると共に、俺の鼓動が早くなっていくのを感じた。
胸が締め付けられるように、息苦しくて。
胸の奥の方が、熱い。

No.563
2010-10-07 20:42:24

ひよこ>ウィル君・・・ソレが「恋」ってモンさ (´_ゝ`)←

じゃあ、あたしを見てそんな風になった事h(タヒ

No.564
2010-10-08 16:18:44

水香>>
いつもいつも感想をありがとうございます♪
>じゃあ、あたしを見てそんな風になった事h(タヒ
水香は本当にウィル君が好きなのね(w
まぁ、水香がいくらウィル君を好きであろうと
私は譲ってあげないけどね^^((殴{蹴

水香は小説書かないのかー?
水香の小説が早く読みたいお

No.565
2010-10-08 16:31:25

-あいするひとよ。-  第38話

 レオナ家にて。
「あ、ウィルさん!!」
レオナさん家に足を踏み入れると、レオナさんがピアノの椅子に座っていた。
そして、俺を見るなり、にっこりと笑って出迎えてくれた。
「ウィルさん、…おかえり」
「…ただいま」
まだ鼓動が早まっていた。シエルの顔が、頭から離れない。
…駄目だ、今はレオナさんと話してるんだから…。
顔をぶんぶんと振って、レオナさんの顔を見つめた。
レオナさんは少し不思議そうに俺を見てから、またにっこりと笑った。
「まさかレオナさん…俺を…待ってたの…?」
「はい。ウィルさんの顔が早く見たくて…」
「もう12時だよ!? 早く寝なきゃ! お風呂入った!? ご飯は食べたの!??」
俺が切羽詰まってそう言うと、レオナさんはぷっと笑った。
「お風呂も入りましたし、ご飯も食べましたよ」
レオナさんは少しの間笑って、俺の手を優しく握った。
「ご飯、食べますか?」
「……食べます」
「了解しました」
レオナさんは笑顔で、俺の手を握ったまま、歩き出した。
シエルの顔が頭から離れなくて、俺は、
レオナさんと目が合わせられなくて、顔を赤らめていた。

(…私のこと…、…どう思ってるんですか……?)

No.566
2010-10-08 20:03:37

ひよこ>う・・・!
さすがウィル君の生みの親・・・ 簡単には譲らんか・・・!
畜生・・・←

水香さんはねー 小説書いてもすぐやり直ししちゃうから・・・
いっつも完成品が出せないの(笑

もうちょっと待ってねー^^

<かんそー>
………レオナ? え? ココで来ますかアンタ?
アンタ今更出てきてなんなんだよ? え!?(落ち着け

編集:2010/10/08 20:04:23

No.567
2010-10-08 20:18:30

~第二十五話~(覚えてるかな・・・

「………っ悪いかよ…///」
「えマジ!?じゃあリョウちゃんは本当にシュタが好きなの!うほっ\(^O^)/」
………ウゼェ(`Д´) だから何なんだよ!?
オレはなんだか、身体の力が抜け、とにかく独りでいたい気分になった。
「………じゃあな。」
オレは家から反対方向の道へ歩いていった。
「え?リョウちゃん?」
「オレは寄り道してくる。オレの家にいてもいいぞ。」
「えーじゃあ私はリョウちゃんと一緒n「来るな」
オレは香恋にそういって、温泉の方へ向かった。

~温泉~
「・・・ふー」
オレは湯船に入って、深い溜息をついた。

しゅたいなあがいない今、オレは久しぶりの独り暮らし。
人と一緒に暮らす事に慣れてしまったしまったオレは、何だか寂しい気がした。

じゃあどうする?
「ぁ・・・そうだ。」
オレは考えた。一緒に暮らす人間がいないなら・・・
「香恋・・・一緒に暮らしてくれるかな・・・?」

香恋。オレの数少ない心を許せる親友。
アイツなら大丈夫。 きっとまた楽しく・・・
「また・・・孤独な日々を忘れられる・・・かも」

そう思ったオレは、温泉から出て、自分の家へと帰っていった。

続く

No.568
2010-10-09 01:37:59

■水香
黒こげミートボールて(´ ^ω^ )
確かに展開早いよね~何があったんだよね!イキナリ!夢オチの定番中の定番だったよね(・ω・`;)シマッタ
№567:うほっ\(^O^)/って香恋らしいかも!
リョウちゃん温泉…じっくり見たいものだ(ry
■ルリ
私ももちろん呼びタメでいいよ(^ω^)改めてよろしくね!
感想だけでもいいから書き込んでね。小説は書けたらでいいから^▽^
■ひーちゃむ
そうだったんだ!小説読んでるそれが伝わってくるよヽ(^ω^*)ノ
だって私は乙女だからね(ry
パープルもアインも…ってひーちゃんは欲張りだなあ!
しかもアインと結婚してるってww
№565:レオナがかわいい!ご飯食べてお風呂もちゃんと入って、ウィルの帰りを待ってたなんてかわいすぎる!私のお嫁に来なさい!(ry
確かにウィルはレオナのことどう思ってるんだ?!

No.569
2010-10-09 10:04:21

水香>>
リョウちゃんが温泉入ってる…!!
…うふ、うふふふ…(<・>ω<・>)

レイちゃん>>
>確かにウィルはレオナのことどう思ってるんだ?!
うふ、それはこれから分かってきますよ^^
次の小説のターゲットはレオナ…かな
気持ち悪いしゅたが終わりましたので((←

No.570
2010-10-09 10:16:37

-あいするひとよ。-  第39話

「実はトラブル続きで何も食べてなくて…」
「そうだったんですか…。じゃあ、たくさん召し上がってくださいね」
少しだけ会話をしてから、遅い遅い晩ご飯である。
豪華な物が並んでるかな、って思ったけど意外と普通。
普通の一般的な家庭が食べるような食事だった。
…もしかしたら、俺に気を遣っているのかもしれない。
俺は田舎育ちだし、豪華な料理あんまり食べたことないって言ったし…。
レオナさんは、優しい。
「美味しかったです。おそまつさまでした」
「それはよかった! セバスチャンに伝えておきますよ」
俺はご飯を食べ終えて、口を拭いて、立ち上がった。
すると、レオナさんは真っ白なタオルを俺に渡してきた。
「お風呂、入っていないんでしょう?」
「…はい」
俺が恥ずかしげにそう言うと、レオナさんは微笑を浮かべた。
「どうぞ、お湯は沸かしてありますから、ゆっくりなさってください」
「ありがとうございます…! じゃあ、お言葉に甘えて…」
俺はレオナさんから真っ白なタオルを2枚受け取り、風呂場へと向かった。
…レオナさんは、本当に優しい。

 でも、その優しさは…あの子の優しさとは少し違っていて。
 俺の頭の中で、何かが渦巻いていた。

No.571
2010-10-09 14:03:43

レイラ>展開早くとも、内容が分かるように書いてあるレイラの小説は
ネ申 だお(.+^ω^)

「じゃあお前も温泉はいればいいじゃねーか←」byリョウ

ひよこ>「何なんだそのいかにも「妄想してます」ってカンジの笑いは!
何かもう温泉入る=妄想される って方程式できそうなんだけど!?」byリョウ

ウィル君・・・
もしかして 

シエルちゃんかレオナかあたしか迷ってるの?(おま

No.572
2010-10-09 21:52:38

水香>>
いやぁ、おじさんはつい可愛い女の子を見ると
妄想しちゃうんだよね…(殴{蹴

>シエルちゃんかレオナかあたしか迷ってるの?(おま
…本当に水香は譲らないなぁ^^
ウィルくんは私のものなんだからッ((←

No.573
2010-10-09 22:03:52

-あいするひとよ。-  第34話

 ◆ ◆ ◆
ウィルさんがお風呂の入ったのを確信して、一息吐いた。
そして自分の部屋に戻って、鏡面の前の椅子に座った。
溜息を零しながら、自分の映っている鏡をじっと見つめた。
何故か哀しそうな自分の顔を見て、嫌になる。
…せっかくの自分なのに。
世界でたった1人しかいない自分なのに。
何故が自分が嫌いで、鏡を見るたびに胸が締め付けられる。
お母様とお父様が私に授けてくれた、この綺麗な金髪も。
少しだけ色褪せて見えて、泣きそうになる。
お母様、お父様…、元気になさってますか? 仲良く暮らしていますか?
私のこと…覚えてくれていますか?
お母様、お父様…。
…会いたい。
今すぐ、会いたい。
会って話をして、笑って。
楽しく前みたいに過ごしたいの。
ねぇ、お母様、お父様。
どこへ行ったのですか…?

No.574
2010-10-09 22:17:44

-あいするひとよ。-  第35話

強く拳を握りしめて、唇を噛み締めて、私は泣くのを必死に我慢していた。
お母様とお父様が帰ってくるまでに、私は…強くなる。
強くなって、お母様とお父様を心配させないようにするの。
…だから、それまでは、絶対に泣かないと、決めたんだ。
 トントントン…
階段を上る音が聞こえてきた。徐々に音が大きくなっていく。
…多分、ウィルさんだ。
私は目を擦って、目が赤くなっていないか確認して、椅子から立ち上がった。
そして、自分の部屋のドアを開けた。
ドアを開けると、ウィルさんが少し吃驚したような顔でこちらを見ていた。
「お湯加減…いかがでした?」
「え、あぁ、バッチリでしたよ」
「それはよかったです」
少し笑みを浮かべて、ウィルさんと目を合わせながら話した。
ウィルさんは、二重で、まつげが少し長くて、目が少し大きくて。
愛らしい顔立ちをしていた。
…でも、今は少し濡れているせいか色っぽいような…。
そんなことを考えていると、何だか急に恥ずかしくなってきて。
ウィルさんから目を逸らしてしまった。
「も、もう遅いですし、寝ましょうか」
「そうですね…。…すいません、俺のせいで…」
「い、いえ! 全然お構いなく!! では、おやすみなさい!!」
「あ…、…おやすみなさい」
急いでドアを閉めて、ウィルさんが見えなくなるようにした。
ドアを閉めて、ウィルさんの足音が遠ざかっていくのを確認して、
ドアに背中をつけて、ずるずると背中を滑らせて、床に座り込むような状態になった。
「……っ…」
口元を押さえて、胸の方を手で少し締め付けて。
私は、早まっていく鼓動に、焦りを感じていた。

No.575
2010-10-10 10:01:10

ひよこ>「誰だお前は!! やめろよオッサン化すんのは!」byリョウ

そぉよそぉよ・・・ウィル君はあたしだけの物!(黙れ
いくらひよこだろうと譲らないんだから!(殴

<かんそー>
レオナ・・・もしかして

あたしかウィル君か、迷ってるの?(いい加減タヒね

No.576
2010-10-10 10:18:52

~第二十六話~

オレは家に帰ると、電話で友達か誰かと話してる香恋が目に入った。
「へーそっかー(´・ω・`)じゃあ結局キミはあの人と付き合いたいんかい?」
なんだよ恋バナかよ・・・女子って言う生き物はこうゆうの好きだなー
「ふにゅ・・・(´・ω・`)これはもぉ・・・相手が告るの待つしかないね」
他力本願じゃねーか! 絶対テキトーに答えてるだろ・・・
「(.+^ω^)ノ{うん。じゃーねー」
ぁ、やっと終わった。
「なあ香r「あ!リョウちゃん!! 帰ってきてたん?」
「………ああ」
「? どしたの?」
香恋は不思議そうに尋ねてきた。オレは「いや、別に」と言って自室へ行った。

………オレの………部屋
オレの部屋。 ゴミだらけで汚く、薄暗い。
まるでオレの生き方を形に表しているかのように・・・

乱暴物で、無愛想。 この部屋の主に相応しい・・・
わかっている。こんな自分はよくないって。
自分で自分が大嫌い。 大嫌いな自分なんて見て欲しくない。
でも恋愛と言う人生において欠かせないものに、オレは犯されている。

こんなんじゃダメだ。もっと強く、誰にでも認められるような人間に・・・
いつかは・・・
いつか・・・は・・・
でもそれはすでに遠い夢。今までこんな生き方してきたオレには叶わぬ夢。
「もっと・・・強くなるためには・・・ どうすればいい?」
オレは独り言のようにつぶやいた「つもり」だった。

「それなら私にまっかせなさーい!!!」
香恋がオレの部屋のドアを勢いよくあけて叫んだ。

香恋嬢の地獄のレッスン―――来る。

続く

No.577
2010-10-10 11:03:03

お久しぶりぃーッΣ(´∀`ノ)ノ うはーどんどん進んでる・ω・

水香>
そーだよリョウちゃん!! とゆー事でさっそく脱いでくr(((
おじさん興奮してきたよハァハァ(´Д`)(タヒ
うぬw よろしくwww
感想≫
私のレッスンは厳しいわよ(`・ω・´) ついて来れるかしら^^*← 
リョウちゃんなら出来るさ!! 更に可愛くなったリョウちゃんを待ってまs

レイラ>
うは(´∀`) それじゃあそろそろ出掛けないかいハニー(
おおぉそうだったのかΣ(・д・ノ)ノ じゃぁ私はパープルを食べるy((
わかるよ^^ 病弱なクセにちょっとツンデレなんだよ彼は。病弱なクセn((
そんなに私の小説が読みたいk 
レイラがいい子に育ってくれてお父さん嬉しいよ^p^(お前だr
感想≫
おぉぉ何かパープルがエロい((
きゃぁぁアイン登場ですか\(^o^)/ いくらむさくてもその笑顔が輝いて見えるわ(

ルリさん>
初めまして^q^
コロステ以外の小説を書きたいんであれば、そこの掲示板に行けばいいと思いますよbb
牧物シリーズは人気なので、小説トピもいくらかあると思いますw
出来るだけ、人が多く書き込みしてる所の方が良いですよwww

No.578
2010-10-10 11:31:17

水香>>
リョウちゃん!
困ってるんなら、私と一緒に住もうぜd(・ω・´)
そして、あんなことやこんなことして…((
うふふふ(<・>ω<・>)

香恋の地獄レッスン(`д´;;)!?
どんなものなのか気になるお…!!

香恋>>
おひさー(*`∀`*)/⌒*+°
いやぁ、小説読むの大変だったでしょ?
お疲れ様です<(_ _)>

香恋は小説書かないの?
めちゃ続きが気になるお

ALL>>
No.573の『あいするひとよ。 第34話』での、訂正です
「ウィルさんがお風呂の入ったのを確認して、一息吐いた。」
っていうところなんですけど、正しくは
「ウィルさんがお風呂「に」入ったのを確認して、一息吐いた。」
…ですね^^
すいません、睡魔に負けまして…^^;;

No.579
2010-10-10 12:09:13

-あいするひとよ。-  第36話

 ◆ ◆ ◆
俺はドライヤーで髪を乾かして、鏡を見つめた。
見つめる先には、黒い髪の毛。…の先。
癖毛で、くるん、と少しだけはねている。
…今までこの癖毛が大嫌いだった。馬鹿にされることが多かったから。
でも、彼女は。シエルは、この癖毛を褒めてくれた。「可愛い」と。
あんまり可愛いとは言われたくないのだが、褒められたことに関しては嬉しい。
初めて、俺の癖毛が好きだと言ってくれた。
お世辞だったのかもしれないけど、俺にとっては凄く嬉しいことだった。
「…何考えてんだ、俺は」
そう呟いて、鏡を見るのをやめて、ベッドにダイビングし、潜り込んだ。
…あいつのこと考えてたら、おかしくなる。
胸の奥の方が熱くなって、顔が赤くなっていくような気がする。
――― シエルを、愛そう。 ―――
何故か、前に思ったことが頭に浮かんだ。
…愛すといっても、何をすれば…?
それに、俺は…。
俺は…、…シエルに対する恋愛感情はないはずなんだ。
友達として、同じ人間として、愛を捧げたい。
…シエルに対して恋愛感情はないはずなのに。
俺の中では、何かがもやもやとしていた。
友達としてでは、何かが足りない気がした。

(それは単なる俺の言い訳であることも俺自身分かっていて,)

No.580
2010-10-10 14:40:17

香恋さん》初めまして♪わかりました♪教えてくださってありがとうございます♪

No.581
2010-10-10 16:47:44

【SMILE☆】 第三十一話

 あたしとアッシュが付き合う事になってから、一か月が過ぎた。
 今日は、農業で忙しいアッシュの久々の休みで、2人で出掛ける事にした。 …疲れてると思うし、私はアッシュと居れるだけで良いんだけどな。
 そんな事を考えていたら、隣で歩いていたアッシュにふと声をかけられた。
「…アイラ?? …楽しくないか??」
 捨てられた子犬のような目で見るアッシュに、不覚にもドキッとしてしまった。
 いつもはクールで無口なアッシュだから、少し動揺した。
「ううん、ちょっと考え事っていうか…。気にしないで??」
「そうか。」
 微笑みかければ、アッシュも照れたように笑い返してくれる。
 付き合う前までは知らなかった、アッシュの趣味とか意外な一面。 それを私だけが独占してるんだと思うと、嬉しくなった。
 ちょっと恥ずかしかったけど、アッシュの大きな手をそっと握った。
「…!!」
 アッシュも驚いたみたいだけど、何も言わないで握り返してくれた。

――― それから暫くの間、2人で色んなところに行った。

「はぁー疲れた…」
「あぁ…。」
 歩き疲れたため、近くのベンチに腰をおろして休むことにした。
 喉が渇いたなぁ… と思ったら、アッシュもそうだったらしく「買ってるから待ってろ」と言って自販機を探しに行った。
 そんな些細な事だけど、何だかすごく嬉しかった。

――
「アッシュ遅いなぁ…。」
 中々アッシュが戻ってこなくて、少し心配になってきた。
 と、そんな時、違和感がしたかと思えば、自分のバックに歩いていた人のバックのチェーンが絡まってしまっていた。
 慌ててそれを解き、顔をあげる。
「す、すいませ…」
 その人の隣にいる人物を見て、ハッとした。
 その 女性 が手を組んでいる相手は、忘れもしない… ジュンだった。
「ジュ、ン…。」
 私がそう呟くと、ジュンはプイっと違う方向を向いて歩き出した。
「ま、待ってっ!!」
 思わず呼びとめて、その見なれた後ろ姿を追いかけていた。 …自分でも、何がしたかったのかわからない。
「…んだよ、うるせーな。」
 ジュンはそう言うと、私を突き飛ばして歩いていった。 分かっていたことだけど、尋常じゃないくらいショックで。 …追いかける事もできなかった。
「…っ…ぅっ……ふぇ…つっ………っ」
 喉の奥の方から嗚咽が漏れ、頬には暖かいものが伝っていた。

 少ししてその場から歩きだした。
 誰の目も気にせずに。
(アッシュ、ごめんね…。)
 別れたきりになっているアッシュに、メールを送った。

――― 止まっていたはずの歯車は、誰もしらない間に回っていて…。
 …どうして、すれ違う時に小さく「ゴメン」と呟いたの…??
 …どうして、あんなにも苦しそうな顔だったの…??

 呟いた一言
(いっそ嫌いになるなら、)
(突き放した方が楽なのに…)

ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ .♡.ღ .:*あとがき*:.ღ .♡.ღ .:*・゜♡゜・*:.ღ
久々更新\(^o^)/
なな何か展開早すぎて物凄い事にorz
書きたいコトがたくさんあって書ききれなかったヨ^p^
何だか… うん、あれだね^q^←

編集:2010/10/10 16:50:56

No.582
2010-10-10 22:55:28

■水香
ネ申?何それ食えるの?(・ω・)
なっ何だと?!リョウちゃんに珍しくツンがない…!ぎゃふん^///^いやでも私はその辺の草に隠れてリョウちゃんに気付かれないよう見守る(という名の覗き)のが私の役目だから⊂( ^ω^ )⊃
№576:地獄のレッスンが気になるぜ(*゜ω゜*)
■ひーちゃん
レオナのターンですか!よかった!
あんなシュタのターンはもう二度とこなくていいよ^~^
№579:思春期によくある胸のもやもや感がイイネ!ウィルくんも悩みに悩めばいいと思うよ。それで人は成長していくんだから(言いこといったry)
■香恋
香恋久しぶりイイ(´;ω;`)会いたかった!
じゃあ早速挙式をあげましょうかダーリン(^Д^`*)ノ(ry
「お前も何言ってんだよ!」
たとえ病弱でもツンデレという素晴らしいオプションが加わったら最強だよね本当にツンデレラブ^q^
一万年と二千年前から読みたいです!
パープルとアインも加わってどうなるのか乞うご期待!(ってほどでもないけどね^▽^)
№581:私もアッシュにぎゅうって手握られたい(´^ω^`)w
ジュンくん…!本当にどうしたの?何があったの?私が話聞いてあげるからとりあえず何も言わずに私の胸に飛び込んできなさい(ryry

No.583
2010-10-10 23:13:50

「お嫁にしなさいっ!」 /// 7話
―――
今日の朝、私がせっかくパープルといい雰囲気になる夢を見ていたというのに、誰か知らない人物からの扉のノック音で目が覚めた私は、若干キレながらも玄関へ向かうとそこには黒くていかにも夏男ですと主張しているかのような男がいて、その男が「屋台にこないか?食べ物タダだぜ(キラン)」というもんだからつい食べ物につられて、夕方になった頃に私は浜辺へとやってきたのである。
「さあて、ごちそうちゃんはどーこかな」
と、ごちそうを探そうとしたそのとき、私のパープルセンサーが作動した。ピコンピコン。この近くにパープルがいる。私のダーリンがいる。ビコンビコンッ。私の恋の王子様がこの近くにいる!
「キモい」
「パープルから迎えに来てくれるなんて…サン感激!」
「キモい」
「二回も!?」
「おーサンじゃん!来てくれたんだな!」
「ゲッ、夏男」
「アインだよ。いい加減覚えろバカ」
「パープルにバカって言われたキュンッ」
「(やっぱ、笑うとかわいい)」
「どうした、アイン。ボーッとして」
「へ?や、なんでもねーよ!」
「?」
パープルの話によると、パープルとアインは幼馴染らしい。お互いの家にもよく行くし、泊まりなんてしょっちゅうだそうだ。そして、アインは料理が上手く、父からの提案で今年から海で屋台を開くことにしたそうだ。確かに、料理はすごくおいしい。…まあ、興味ないけど。
私は、パープルがカーインさん達と話していたので仕方なくごちそうにがっついていた。
「おお、いい食いっぷりだな」
「そりゃドーモ」
「…あのさ」
「なに?」
「パープルのこと、好きなの?」
「好きだよ。当たり前でしょ!」
アインは一呼吸おいてから、「そっか」と呟いた。そのときのアインの寂しそうな顔が、パープルに話しかけられる十分後までは、頭から離れそうになかった。
―――
/// 続く /// またしても長い(´・ω・`)

No.584
2010-10-10 23:35:37

「お嫁にしなさいっ!」 /// 8話
―――
今日は夏らしく見事な快晴だった。太陽がすごく眩しい。パープルの愛しい愛しい彼女(自称)のサンちゃんは、真面目に牧場の仕事に取り組んでいます。なぜかって?いつものことだから。と言いたいところだけど、牧場の仕事なんて滅多にしないからそれは”あえて”言わないでおこう。実はパープルが仕事で街に行ってしまったからである。パープルに「仕事ちゃんとしろ」と言われてしまったのでめんどくさいけど仕事をやっているってわけなのです。めんどくさいけど、パープルの命令は断れない。ウフッ。
「サーン!」
「うあ!…後ろから急に現れるのやめてくれい」
「わりーわりー」
「屋台はほったらかしのままでいいの?」
「いいわけないだろ?だから、すぐに行こうぜ」
「……どこへ?」
アインは不敵に微笑むと、私の腕をガッチリ掴んでさあっと走り出した。私はアインに着いて行くのが精一杯で、せっかくのいい風も感じることができないまま、そのまま海に着いた。
「なぜ私がこんな目に」
「ほら、サンも売って売って!」
私はなぜか、アインの屋台で食べ物を売っていた。しかし全くアインの思考が読めない。意外と単細胞そうで、何を考えているのかわからない。普段は明るくて料理がおいしいけど、寂しそうな顔もする。ますますアインが分からなくなった。  そして、あっという間に夕焼けが浜辺を赤く染めた。
「ふう、疲れた」
「お疲れさん!本当にありがとな。ラムネ飲むか?」
「ありがと。あ、のさ、何で私にこんなことさせたの?」
「特に意味はないぜ?ただサンと売りたかっただけ」
「えええ!?」
「嫌だったか?」
「嫌、じゃ、ないけどさ……」
「でもさ、本当に助かったよ。ありがとな」
アインはニッコリ笑った。夕日に負けないくらい明るい笑顔で。でもその笑顔が、やけに寂しそうに見えたのは私の気のせいなのだったのだろうか。
「俺でも、分かんなかったんだ」
「え?」
「気付いたらサンのところにいた。気付いたらサンの手を引っ張ってここに来てた。俺、変なんだ。サンを見てると、サンの笑顔を見てると、胸が痛むんだ。……なあ、何でだと思う?」
私はドキッとした。その痛みは、多分、私も経験したことがある病気だ。ある人を見てると、胸がギュッて締め付けられてるように痛くなって、一緒にいるとドキドキして、泣きたくもないのに涙が出てくる、そんな病気。
「保健の教科書に聞いたら、分かるんじゃない?」
私は海を見ながら、そう言った。
―――
/// 続く

No.585
2010-10-11 10:20:53

香恋>>
香恋の小説だ! いやっほい!!(←
香恋の小説好きです! 愛してます((ry
香恋の小説呼んでると、胸がきゅんきゅんしちゃうのよ!
私、恋愛系大好きだかんね!
それにシリアス(?)も大好きだかんね!

レイちゃん>>
パープル今回あんまり出番なかったけど好き!(w
サンちゃんとパープル同盟結びたいお^^
つか、アインもまた可愛らしいわよねぇ(誰
サンちゃんにそんなこと聞くなんて…君は確信犯だったりするのかい?
そんでまたサンちゃんの「保健の教科書に聞いたら、分かるんじゃない?」が
またよろしすね!!

No.586
2010-10-11 11:29:53

レイラ>ネ申 と言うのはだね・・・(説明不要
「うん。そんな役目はいいからとりあえずお前警察いってk(失礼」byリョウ

<かんそー>
黒こげミートボールという第三者・・・ならぬ第四者が出てきたモン
だからサンちゃんの心が揺れる・・・ ('-ω-`)

みー君、サンちゃんに早く告ってフラれt(((

ひよこ>「わかった。そんなことはいいからとりあえずお前も警察いk(失礼」byリョウ

<かんそー>れんあいかんじょうがないぃ!!?(漢字にしろ

あたしにもか!? あたしにも恋愛感情がないのk(タヒ

香恋>「うん。お前も警察いk(だから失礼」byリョウ

<かんそー>
アッシュカワエエね ウホッ\(^O^)/(何おま

ホント罪よねー病弱のクセに(黙れ

No.587
2010-10-11 11:42:16

~第二十七話~

「………お前に何ができんだよ?」
「リョウちゃんは強くなりたいんだよね?」
「ああ」
「それはどうゆう意味で?」
「皆に認めてもらえるような、芯の強いn「でしょでしょ―――!!?」
………何なんだよ まだ喋ってる途中じゃねーか
「だから、何なんだよ?お前に何ができるんだよ?」
「まーまーここは私にまっかせなさい!!」

………ハァ←
オレは仕方なく、香恋の好きなようにさせることにした。

~香恋嬢の地獄のレッスン~ その(1)
「………オイ」
「?」
「↑地獄のレッスンって何だよ」
「ああ・・・それはリョウちゃんにとっては地獄かも・・・って事で・・・」
オレにとっては? 何が言いたいんだコイツ
オレが恐れる事? オレが嫌な事?
まーいーや。 もうどーにでもなりやがれ。
「・・・んで、地獄のレッスンって何なんだよ?」
「地獄のレッスン その①………ってアレ………?」
香恋の言葉が止まった。
香恋は遠くの方を見つめて、「リョウちゃん、アレ………」
と言った。 オレは香恋の見つめている方を見た。

「あ………」
そこに見えたのは
銀色の髪をなびかせ、 華麗に歩く男……

「しゅたいなあ・・・?」

続く

No.588
2010-10-11 17:59:41

水香>>
私は警察に行って、どうなろうが…
ずっとリョウちゃんを見守ってるんだお!!((←
<感想>
まさかのしゅた!!
しゅたと何するんだろ…??
めちゃ気になる(> <;;)

No.589
2010-10-11 18:17:20

-あいするひとよ。-  第37話

 ◆ ◆ ◆
「レオナ様、朝でございます」
少し低めの大人っぽい声が私の耳に届いた。
セバスチャンの声だろうか…?
私は起きあがって、目を擦った。
「…はー…い…」
今にも消えそうな声で返事をすると、足音が遠ざかっていくのが確認出来た。
眠いわけではないのだが、起きたくない。
そんなことを思いつつ、適当にクローゼットから服を選んで着た。
それを全身が映る鏡でチェックする。
それが終われば、今度は鏡台の前に座って自分の顔や髪を見る。
寝癖がついてるところはアイロンをあてたりして、直す。
それが私の日課だ。
「…さてと、顔でも洗いにいきましょうか…」
そうは言ってみたものの、足が動かない。
何故か、前に進まないのだ。
「……駄目」
私は頬をぺちぺちと叩いて、顔を思いっきり横にぶんぶんと振った。
そして、重い足取りで部屋から去った。

(足が動かなかった時に浮かんだのは あの人の顔,)

No.590
2010-10-12 17:46:58

ひよこ>「………ハイハイありがとよ←」byリョウ

ウホッ\(^q^)/
レオナ、もしかして・・・? ウホッ\(^q^)/(何

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