みなさんこんにちは、こんばんはww
はじめましての方は、はじめましてっ!
ココは【D.Gray-man】のオリジナル小説を書いたり
雑談したりするところですっ*
もう、18にいっちゃったねー・・・
この調子でドンドン小説書いたり、雑談したりしましょー!
*初めての方・見学だけの方でも大歓迎*
気軽に入ってね!皆で待ってるよ!
「ふざけるな!!誰がお前みたいな餓鬼に壊されるかよ!!」
AKUMAは炎の槍で久遠を狙う。
―イノセンス発動・・・「鬼道眼」―
(槍の動きがとてもゆっくりに見える。これなら・・・)
「ひゃははは!!氏ねぇ!!」※氏ね=死ne
(避けれる!!)
すぅ・・。
久遠はあっさりと攻撃をかわした。
「な、何だとぉ!!」
「ふん。お前の攻撃なんか止まって見えるぜ。」
久遠は余裕げにそう言う。
「ふ、ふざけたこと言ってんじゃねぇ!!」
AKUMAはさらに攻撃してくる。
「よっ、ほっ・・・。」
しかし久遠はそれを余裕で交わす。
「く、くそぉ!!」
AKUMAが悔しそうに言う。
「何?もう終わり?あっけないなぁ。」
久遠が物足りなさそうに言う。
―しかし、問題はどうやってこいつを壊すか―
―俺のイノセンスでできる事はあくまでも‘見る‘だけ―
―どうしようか―
久遠のこの一瞬の悩みが仇となる。
久遠が悩んでいる隙に、AKUMAはルルシェルのもとに行った。
「!!!!しまった!!!」
もう遅かった。
AKUMAはルルシェルに炎の槍を向けていた。
「動くなよ~餓鬼ぃ。動いたらこの女の命はないぞぉ。」
「く、久遠さん・・・。私の事は良いから・・・・。」
―どうしよう、俺の所為だ―
「わ、わかった。だから、ルルを開放してくれ。」
―どうしよう。俺じゃAKUMAは壊せない―
「嫌だね。こいつは人質だ。」
―アリスはまだ寝ているのか―
「久遠さん!!私の事は良いですから!!早く、「白銀の氷」を!!」
―どうしよう。リリだって重体なのに―
「く、久遠・・・。私達の事は良いから・・・。「白銀の氷」を・・・。」
―どうしよう。このままじゃ―
神羅の森が燃えていく。木々は燃え落ち、辺りに黒煙が立ち込める。
―殺される―
「抵抗するなよぉ。したらこの女の命は消えるぞぉ。あ、そうだ。そのイノセンスの発動もとけ。さもないとこの女を殺すぞぉ。」
少年は発動をといた。
「良い子ですね~。ご褒美をあげましょう!!」
AKUMAは思いっきり久遠を殴った
それも、先が少し鋭利になっている拳で。
「ぐふっ・・・。」
口に血の味が広がる。出血しているらしい。
「きゃはは!!本当に抵抗しねぇや!!」
AKUMAは久遠を殴りまくる。
もうどれだけ殴られたかわからない。
「サンドバックだなこりゃぁ。きゃははは!!」
「うっ・・・・・ぐふっ・・・・かはっ・・・・・。」
目の前が赤く染まる。あちこちから出血しているようで、血の風呂に浸かっているような感覚がする。
「あ、もう死んだか?」
「だ・・・・誰が・・・・死ぬ・・・・・かよ・・・・。」
久遠は今にも消えてしまいそうな声で答えた。
「久遠さん!!久遠さん!!しっかりしてください!!」
ルルの声が聞こえる。
「だ、大丈夫・・・・。こいつは・・・・ぶっ壊すから・・・・。」
「私をぶっ壊すだってぇ?そんな事出来るわけがないだろぅ?」
AKUMAが「ありえない」といった感じで言った。
「そんな・・の・・・ゲホ・・・・わからな・・い・・・だろ・・この・・ポンコツ・・AKU・・・ゴホ・・・・MA・・・。」
「ふざけるな!!」
グサッ
嫌な音が響いた。
久遠は倒れた。
体は血で赤く染まった。
目の前には、黒煙の所為で少ししか見えないが、空が見えた。
「久遠さん!!久遠さん!!」
ルルの叫び声が響く
―俺はいったい―
AKUMAが笑みを浮かべている
―そうだ。炎の槍で貫かれたんだ―
しかし、急所は外しているようだ。
しかし、この出血では、さっきのように素早く動くのは難しいだろう―
・・・血が生暖かい。
「久遠さん!!久遠さん!!」
うっすらとルルの声が聞こえる。
―ごめんな。守れなくて―
―俺は、弱い奴だな―
「久遠さん!!久遠さん!!」
「大丈夫。寂しく無いよ。」
「え・・・
グサッ
「お前もこいつと同じところに逝くからねぇ。」
―何だ?これ・・・血?―
突然目の前に降ってきた赤い液体に驚く。
―血だとしたら、誰の―
「ルル!!ルル!!」
リリシェルの声が聞こえる。
―ま、まさか―
久遠は起き上がり、AKUMAを見た。
―そ、そんな―
そこには、AKUMAと見るも無残な姿になったルルシェルが居た。
「ルル・・・・ルル・・・・?」
久遠には信じられなかった。
「きゃははは!!こいつは殺してやったよぉ!!」
「何で・・・・俺・・・・抵抗はしなかった・・・・はず・・・。」
いま、自分が絶望の中に居ると言うことを。
「バッカだねぇお前。誰があんな約束を守るもんか。」
「・・・・・嘘だ・・・・・。」
「嘘なもんかぁ!!こいつは死んだんだよぉ!!そしてこれからお前も死ぬ!!」
AKUMAが得意げに言う。
「・・・・・嘘だろぉ?」
「だから何度言わせる気だ!!!こいつはs・・
「五月蝿い・・・。」
こう言って顔を上げた少年。
「う、五月蝿いだとぉ!!」
その顔は・・・
「五月蝿いんだよ・・。」
涙で濡れていた。
「なんだとこいつぅ!!」
AKUMAが炎の槍で攻撃してくる。
―やばい。体が・・・・。・・・・避けられない―
「危ない!!」
どこからか、声がした。
その瞬間、久遠は何者かに押され、地面に倒れた。
「痛!!」
あちこちの傷が痛む。出血も激しい。
「いったい何が・・・。」
久遠はさっきまで自分が立っていたところを見た。
「!!!!!」
「あっれ~ん?お前、何で自分から殺られに来るの?」
「ガハッガ八ッ・・・・・久遠・・・。」
そこには、槍を持ったAKUMAと、その槍に貫かれているリリシェルが居た。
「な・・・リリ!!どうして・・・。」
俺はリリに問うた。あの時のリリの行動は、間違いなく俺を庇うものだったから。
ズリュ
槍が抜かれ、リリシェルは倒れた。
「どうしてって・・それは・・お前になら・・「白銀の氷」を・・・・渡して良いと・・・・思った・・から・・・。」
「え?」
「お前は・・・・・「白銀の氷」を・・・・取りに来たの・・・・・だろう?」
「そ、そうだけど・・・。」
「じゃあ・・・・持って行って・・・・くれ・・・。それが・・・・・ルルの姉としての・・・・・お礼だ・・・。」
「お、お礼ってなんの・・・
「お前は・・・・ルルのために・・・・泣いてくれた・・・・じゃねえか・・・・・。」
「あ・・・・。」
久遠は自分の頬に手を当てた。
頬は涙で濡れていた。
「で、でも・・・・
「どのみち・・・・・この森は・・・・・終わりだ・・。」
そう言ってリリシェルは悲しそうな視線を森に向けた。
神羅の森は、もうほとんど焼けてしまったようだ。
もう、辺りには木が無い。
辺りにある物は、「白銀の氷」だけだった。
―二人は、どれほどの年月をこの森で過ごしたのだろう―
―二人は、どれほどの年月をこの森のために使ったのだろう―
―森が焼かれて、悲しくないはずは無い―
―それなのに、リリは俺に「白銀の氷」を渡すと言う―
―なんで・・・なんでそんなに優しいんだ―
「でも、この森は・・・
「大丈夫。私達は森の精。森がある限り、私達もまた、生まれ変わります。」
「そうか・・・。」
「だから、受け取って・・・私達姉妹が守った・・・・「白銀の氷」を・・。私達が・・・・生きた証を・・。」
「リリ・・・・。」
「お別れは済んだかイ?」
「え・・・・。」
ザクッ
リリシェルの体に炎の槍が突き刺さった。
「く・・・・・久遠・・・・・。」
リリシェルは、久遠に向かって手を伸ばす。
「り、リリ・・・・。」
久遠はその手を握ろうと、手を伸ばす。
「久遠・・・・。」
あ り が と う
スッ
あともう少しでとどく。というところでリリシェルの手が、力なく落ちた。
「・・・・・リリ・・・・・?」
久遠はリリの元へ駆け寄る。
「リリ・・・・・起きろ・・・・よ・・・・。」
久遠はリリシェルの体を揺らす
「リリ・・・・・どうしたんだよぉ・・・・・。」
しかし、リリシェルの体は冷たく、動かない。
「なぁ・・・・リリ・・・・。」
揺らしていた久遠の手の平が、リリシェルの血で赤く染まる。
「・・・・・最後の「ありがとう」は・・・・・どういう意味なんだよ・・・・・。」
リリシェルの瞳は、何処かを見つめている様だった。
「きゃはははは!!死んだぁ!!死んだよぉ!!あとはお前だけだぁ!!!」
AKUMAが笑いながら言う。
「・・・・・んで・・・・。」
「あん?」
「何で・・・・・。」
―何で俺のイノセンスは‘見る”事しか出来ない―
―神田だってリナリーだってアリスだって、他の皆は攻撃型イノセンスなのに―
―何で、何で俺の‘眼”は見ることしか出来ないんだよ―
―どうせなら、もっと良い‘眼”をくれても良かったんじゃないのか?・・・・神様―
―神様、何で、・・・・何で俺に‘見る”事しか出来ないような残酷な運命を与えたんだよ―
「何をぶつぶつ言っているんだぃ?餓鬼。」
「赦さない・・・・。」
もう、意地だった。
「何だぃ?」
「俺は・・・お前を・・・・。・・・・赦さない!!!」
勝てないって、心の中では思ってた。
「赦さないからどうするんだぃ?」
「お前を・・・・壊す!!!」
ドンッ
そう言った瞬間、俺の体はふっとんだ。
AKUMAに殴られたのだ。
―くそ、反応できなかった―
―やっぱり、無理か―
俺の体は吹っ飛び、「白銀の氷」が入っているガラスの箱に当たった。
バリーン
とたんにガラスの箱が割れ、破片が飛び散る。
―危ない―
とっさに利き腕の左腕で身を守った。が、破片が突き刺さり、使い物にはならなくなった。
―しまった。どうするか―
―右腕も昨日の怪我で、ロクに動かせないし―
「餓鬼。お前はこれで終わりだな。・・・・殺してやるよ。」
AKUMAが炎の槍を構え、向かってきた。
―まずい、動け・・・動くんだ、俺の体!!―
キィィィィ
何処からか、音が聞こえる。
久遠は音のする方を見た。
「は・・・・「白銀の氷」・・・・。」
すると、「白銀の氷」が、眩い光とともに、音を放っていた。
―これが、リリとルルが命がけで守ろうとしたもの―
―これだけは、死んでも守りたい―
久遠は、徐に右手で「白銀の氷」を握りしめた。
―冷たい・・・・でも、何処か暖かいな―
AKUMAは、残り1mまで、近づいてきた。
―俺も終わりか―
―そういえば、アリスは無事なのか―
―もし、無事なのなら、生きて帰って欲しいが―
この時は、‘生きる”事を諦めていた。
「氏ねぇ!!!」
キィィィィ
その瞬間、「白銀の氷」が手の中でよりいっそう強く音と光を放った。
辺りが光に包まれた。
「何だ・・・眩しい・・・。」
久遠は思わず眼を瞑った。
「何だぁ!!この光はぁ!!!」
AKUAMの声が聞こえる。
キィィィィィ
「まぁいい・・・氏ねぇ!!!」
キィィ・・・・
音が鳴りやんだ。
「・・・・ん・・・。」
久遠は眼を開けた。
どうやら、光はおさまったらしい。
「何が起こった・・・・?」
しかし、まだ眼が慣れていない所為で、よく見えない。
「ぐあぁあぁあぁぁ!!!・・・貴様ぁ!!まだそんな能力を隠していたのかぁ!!」
AKUAMがうめき声をあげる。
―何が―
―何が起こった―
眼がだんだんと慣れてきた。
「やっと眼がなれて・・・・!!!!」
少年は驚いた。
その眼には、深手を負ったAKUMA、凍っている炎の槍。
そして、自分の手に握られている白銀色の剣が映った。
「これは・・・この剣は・・・・一体・・・・・。」
少年はふと、気付いた。
―あ、・・・は、「白銀の氷」・・・・。「白銀の氷」は何処に―
右手の中には、「白銀の氷」の代わりに白銀色の剣が握られている。
少年の目線は白銀色の剣に集まった。
―まさか、この剣が―
―「白銀の氷」なのか―
「貴様ぁ!!殺してやるぅ!!」
AKUMAが新たな炎の槍を作り、攻撃してくる。
―考えているひまは無い―
―とにかく、どうにかしなければ―
そう思うと、勝手に右腕が動いた。
「な、何だこれは!!」
右腕は勝手に動き、白銀色の剣で攻撃をガードした。
「こ、こしゃくな真似をぉ!!」
AKUMAが悔しそうに叫ぶ。
「何だ?俺に戦えと言っているのか?」
そう問うと、白銀色の剣が急に冷気を放ち始めた。
「そうか・・・なら、戦ってやる。」
久遠は立ち上がり、構えた。
「なんだぃ?この私と殺りあうつもりかぃ?」
AKUAMAがそう言った。
答えは自然と出た。
「あたりまえだ。」
―そうだ、この剣に名前をつけよう―
「お前は俺が・・・・」
―何が良いかな・・・。あ、そうだ―
「この‘氷剣”でぶった斬ってやるぜ!!」
―‘氷剣”にしよう―
「いくぜ、ポンコツ!!」
久遠は氷剣を構え、AKUMAに向かって走った。
「誰がポンコツだぁ!!」
AKUAMも炎の槍を構え、こっちに向かって走ってくる。
「氷剣、斬るぞ。」
久遠は氷剣で炎の槍を斬ろうとした。
「させるかぁ!!」
しかし、寸前のところでかわされ、掠っただけだった。
「ちっ。避けられたか・・・・・て、え!!!!」
なんと、炎の槍が凍っていくではないか。
赤色の槍が、みるみると白銀色に覆われていく。
「くそぉ!!貴様、ふざけるなぁ!!!」
AKUMAが叫ぶ。
―ま違いない。さっきの冷気の時にもそう思ったが―
―これは、「白銀の氷」だ―
―俺を・・・・俺なんかを適合者として選んだのか―
―・・・・まぁ良い。今はこいつを壊す事に集中しなければ―
「おいポンコツ、お前の最後は氷漬けだぜ!!」
久遠は氷剣で斬りかかる。
「止めろぉ!!氷たくなんかねぇよ!!」
AKUAMAは逃げ出した。
「あ、お前!!」
久遠は追おうとする。
ズキィ
「痛!!」
さっき、AKUMAに殴られたところが痛む。ロクに走れない。
―くそ、逃げられてしまう―
―リリとルルを殺した奴に、逃げられてしまう―
―何か、何か遠くを攻撃出来るものがあれば―
―たとえば、弓矢とか―
キィィィィ
氷剣が光始めた。
「な、何だ!!」
キィィィ
氷剣が形を変えていく。
「うわ!!」
眩い光が走った。
「ん、こ、これは・・・・。」
久遠の右腕には、白銀色のクロスボウが握られていた。
―これなら、あのポンコツを壊せる―
久遠はクロスボウを構えた。
しかし、出血の影響か、眼が霞んでよく見えない。
―こんなところで逃がしてたまるかよ―
「イノセンス・・・発動!!」
久遠は‘眼”に寄生しているイノセンスを発動した。
―これで、少しは良く見える―
カシャン
久遠は冷静になり、落ち着いて、矢を放った。
「はぁ、はぁ、ここまで来れば大丈夫だろう。・・・・・あとは、ノア様に・・・・。」
グサッ
「え”・・・・。」
AKUMAに白銀色の矢が突き刺さる。
「ぎゃあああぁぁぁあぁぁあああぁああぁぁああぁぁあああ!!!!!」
AKUMAは叫び声をあげ、消え去った。
「よっしゃ、壊せた。・・・・ザマーミロ。」
久遠は倒れた。もう、体力的に限界だった。
「疲れた・・・・。そういえば、森は・・・。」
久遠は辺りを見回した。木々は燃え散り、何もなかった。
「くそ、結局何も守れなかった・・・。・・・・何も・・・・・。」
=そんな事ないですよ=
「え?誰だ・・・?」
=久遠さんは「白銀の氷」を守ってくれたじゃないですか=
「この声は・・・?」
=私です。ルルです=
「ルル!?」
―私も居るぜ。久遠、ありがとな―
「リリまで・・・・。」
=久遠さん、「白銀の氷」を守ってくれてありがとうございます=
「で、でも、神羅の森が・・・・
―大丈夫。この森はまた、復活する―
「本当か!?」
―あぁ。本当だ。だから、自分を責めるな―
「そうか・・・。良かった・・・・。」
=最後に、久遠さん。お願い事があります=
―そう。お願いだ。これを守ってくれよ―
「???何だ?」
私 達 の ぶ ん も 白 銀 の 氷 を 守 っ て く だ さ い
ヒュオォ
心地良い風が吹いた。
声はもう、消えていた。
♪~~~♪♪~~~♪♪♪~~~
歌が聞こえる。
聴いた事がある歌だ。
この歌声は・・・・。
「ん、んんん・・・・。」
少年の眼が覚めた。すると、眼の前には歌を歌っているアリスが居た。
「あ、やっと起きたか。ちょっとまて。今「天使の歌声」で傷を治しているから。」
「アリス・・・・。お前、どうして此処に・・・・。」
「え?あぁ、それはぁ、起きたら家が火事になっててぇ、びっくりして外にでたら、焼け野原になってたのぉ。それで歩いていたら、久遠を見つけたのぉ。」
「そうか・・・・。」
「ところで、何があったのぉ?」
「あのな・・・・。」
俺はリリとルルの事は話さないで、説明した。
何でか、人に話すと二人が悲しみそう。そんな気がしたから。
だから、話さなかった。
「ふぅん、そんな事があったんだぁ。」
「そうだよ。大変だったぜ。アリスが居なかったからよぉ。まったく、バラバラにしてやる~とか言ってたくせによぉ。」
「何言ってるのぉ。あの時AKUMAに攻撃された時、私は久遠のことを庇ったんだよぉ。だから久遠は軽症ですんだんじゃないかぁ。」
「え?マジか?」
「マジだよぉ。」
俺はよ~く思い出してみた。
―たしかにあの時、アリスに押されたよな―
―あれは、攻撃の起動から体をずらしてくれたのか―
「そうだったのか。センキュな、アリス。」
「そうだよぉ。全く、感謝しなさいぃ♪」
アリスが偉そうに言った。
「はいはい。ありがとうございます。」
「・・・それにしても、それ、久遠が適合者になったんでしょぉ?」
アリスは氷剣を指差した。
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