タイトルのとおりです。僕からやらせていただきましょう。
僕の小説は超下手ですが、見てください。
推理小説、「探偵深海耶麻斗」です。
推理、面白小説中心掲示板!!
俺はまだ事件は4件しか担当したことないまだまだ新米の探偵なんだ。そして今日、2ヶ月ぶりの依頼人が来た。
「依頼人は杉谷洋子(すぎたに ようこ)。何でも、夫の杉谷宏信(すぎたに ひろのぶ)が会社の事務所で不可解な形で死んでいたのを
警察が自殺と決めつけて片付けてしまったのがおかしいそうです。」
助手の田淵圭太(たぶち けいた)が言った。高校を中退してまで探偵をやってる俺には断れない。
「よし。んじゃ行くか。」ソファに投げられたままのジャンパーを手に取り、事務所を出た。
現場は、警視庁が近くにあり、思ったよりもスッキリしていた。よく警察が使っている黒テープははがされ、跡だけ残っていた。
血痕はその死体の頭の辺りに飛び散っていた。「こ、これ・・・、明らかに自殺じゃおかしいですよね・・・。」圭太が言った。
「うーん・・・。そうだな・・・。洋子さん、第一発見者は?」
「あ、私です。」「では、いつこの死体を?」
「え、えーと・・・。2月16日の午後3時半くらいだったと思います。」
「そうですか・・・。そういえば何で僕に依頼したんですか?」
「他の探偵さん達はみんな警察に反発するのが嫌だとか、そんなの自分でやったんじゃないかとかいってうけてくれなかったんです。
そんな中うけてくれたもので・・・。」
そのとき僕は言えなかった・・・。「生活費のため」なんて・・・。
「あ!これなんでしょう!?」圭太がいきなり叫んだ。
圭太が見つけた物は、近くにある食器棚の下に光る指輪だった。
棚をどかし、指輪を取ると、「・・・!!これ・・・。」洋子が言った。
「これは?」耶麻斗が聞いた。「これは夫の結婚指輪です!間違いありません!」
「調べるために、今日は事務所に帰りましょう。もう夕方ですしね。」そう言って、今日の調査は終わった。
第二章 調査
洋子はその後いったん家に帰った。耶麻斗と圭太は事務所に帰り容疑者を探っていた。
「その後調べてみたところ、容疑者が絞れました。」耶麻斗が続けた。
「じゃあ、まさか・・・!!」洋子が嬉しそうに言った。
「はい、殺人と断定できます。」「ありがとうございます!これで夫も救われます!」
「しかし、まだ終わりではありません。容疑者はこの4人です。」耶麻斗は写真をテーブルに置いた。そして耶麻斗は言った。
「宏信さんが勤めている会社の同僚の久代裕康(くしろ ひろやす)、友人である福屋秀人(ふくや ひでと)、
上司の川端勝也(かわばた かつなり)・・・、」
「あれ・・・、写真が三枚しか・・・。」洋子が不思議そうに言った。
「ええ、今さっきの言動で容疑者が増えました。4人目はあなたです、洋子さん。」
「え!!?そ、そんな・・・。」洋子は驚き言った。
「あなたが夫を殺されたにもかかわらず、笑ったというのと、指輪が無かったのに気が付かなかったという点で、
犯人じゃないとしても、夫への愛情が冷めてきていたのではないかと思いましてね。」耶麻斗が得意そうに言った。そして、続けた。
「でも、まだ推測ですけどね・・・。まあとりあえずこの事件を担当した人に会いに行きましょう。」
「ここが警視庁ですかあ・・・。」圭太が見上げながら言った。
「では、入ってみましょう。」耶麻斗が言った。
「え?ああ、あの事件は解決したよ。自殺だろ?」
「違うんですよ!だから・・・、」圭太が受付の人に必死に説明する。
「もういい。僕が説明する。」耶麻斗が得意げに言う。
「担当した人にお話をお聞きしたいのですが・・・。」
「う~ん・・・。もうすぐ帰ってくるけど・・・。」
そのとき、背後から自動ドアの音がした。振り返ってみると、担当した刑事、川口高貴(かわぐち こうき)がいた。
「ん・・・。何だこいつらは?」静かに高貴は言った。おとなしい性格なのだ。
「川口刑事!この少年たちは川口刑事に用があるそうです!」
いきなり変わった受付の口調に耶麻斗たちは驚いた。
「何の用だ?」
「あなたが事件を担当した川口刑事ですか!少し聞きたいことが・・・。」
「事件って・・・、」横の洋子を見て高貴はハッとした。
「あの事件か・・・。で、お前らは?」
「探偵の深海耶麻斗です。でこいつが助手の・・・。」
「田淵圭太です。」
「ああ、あそこの事務所、お前のだったのか。しかし小さいな・・・。」
「失礼な!」耶麻斗は少し怒って言った。耶麻斗は17歳にして164cmである。
「で、あなたの名前は?」怒ったまま続けた。
「川口高貴だ。」
第三章 解明
全員会議室に移り、高貴は資料を持ってやってきた。
「実は・・・、」そして、高貴は自身が知っている真実を言った。
「そ、そんな・・・。」圭太が驚く。
「う~ん・・・。となると・・・。」耶麻斗はそう呟いた。そしてこう言った。
「では、容疑者たちのアリバイを・・・。」
「調べる必要は無い。ここにそれがある。」高貴は言った。
「ほ、本当ですか!?見せて下さい!」耶麻斗は高貴の方へ駆け出した。
資料によると・・・、福屋秀人は犯行当時、友人と弁当をとっていた。証人はその友人。
久代裕康は家でインターネットを利用していた。履歴にも残っていた。
川端勝也は会社で仕事。証人は一緒に残っていた部下の横山三郎(よこやま さぶろう)。
杉谷洋子は友人に誘われビリヤードに。証人はその店にいた人たち。
「っかぁ・・・。よぉーし。」読み終え疲れたように耶麻斗が言った。
「・・・、みんなアリバイがある・・・。でも・・・。・・・。」
耶麻斗は独り言のように呟いた。そして、耶麻斗はひらめいたように言った。
「!!そうか!分かった!でもあれは・・・。」
「犯人が分かったんですか!?」圭太は嬉しそうに言った。
「うーん。でもあの指輪が気になってね・・・。あと死に方も・・・。そうだ、川口刑事、死体の写真は?」
「待て・・・、あった、これだ。ほら。」そう言うと、高貴は一枚の写真をテーブルの上に滑らすように投げた。
「ん!?これは・・・。指輪が付いてるじゃないか!!」耶麻斗は驚いた。
「はい・・・。あまり思い出したくはないですが、確かに指輪は付いていました。」
洋子は静かに喋った。
「・・・。」耶麻斗はポケットの中から容疑者の写真を取り出し、三枚の写真と死体の写真を眺めた。
「なるほど・・・。ということは・・・。」
「ということは?」圭太が問う。
「やっぱりこの人が犯人だ。」耶麻斗はある一枚の写真に指を指した。
「自殺じゃなかったってことですね!」洋子は素直に喜んだ。
「川口刑事。容疑者を全員あの会社の事務室に呼んでもらえませんか?」耶麻斗は言った。
「いいだろう。待ってろ。」高貴は急いで会議室から出た。
第四章 犯人
「これで全員だな?」全力で走ってきたのだろう。高貴は疲れきったように言った。
「ありがとうございます、川口刑事。」耶麻斗は喜び言った。
「では、今からこの事件の犯人を述べたいと思います。」
「何?犯人?あれは自殺だったんでしょう?」福屋が問う。
「友人とは思えない発言ですねえ。福屋秀人さん。」耶麻斗が言った。
「なっ・・・。」それからしばらく、福屋は黙り込んだ。
「では続けます。まず、全員のアリバイから解いていきましょう。まず、犯行が難しい人から消していきましょう。
洋子さん、あなたはビリヤードを友人に誘われ行きました。そこではたくさんの利用客がいるため、
あなたは確実に数十人には見られている。次に久代さんは、インターネットの履歴から、久代さんの犯行は難しい。
もし誰かに殺害を依頼して、何かしらの投稿をしていた場合、すぐに分かりますからね。」耶麻斗は得意げに言った。
「おいおい、俺ら二人どちらかが犯人ってことかよ。」川端が焦りながら言った。
「まあ、そうなりますね。」軽く耶麻斗が言った。そして川端に問いかけた。
「川端さん、あなたは横山秀人さんと仕事でしたよね?」
「あ、ああそうだよ。俺にはちゃんとしたアリバイがあるじゃないか。」
「いや、もし、横山さんが脅されていたとしたら・・・。川端さんをかばって横山さんが嘘をついていたとしたら・・・。
犯行は可能です。」
「やめてくれよそんな冗談はよお!第一、俺には動機が・・・。」川端は追い詰められ、焦った。
「そう、川端さんには動機が無い。だから違うと思います。」耶麻斗は川端を落ち着かせるため言った。
「最後に・・・、福屋さん、あなたは友人と弁当をとっていたと言ってましたね。川口刑事、誰と弁当をとったかって聞きましたか?」
「いや、聞いてなかった・・・。すまん・・・。」高貴が申し訳なさそうに言った。
「いえ、いいんですよ。僕には分かりましたから。福屋さん、もしかして宏信さんと弁当をとったんではないんですか?」
耶麻斗が問いかけた。
福屋はギクッと言わんばかりに驚いた。その顔を見て、笑みを浮かべながら耶麻斗は続けた。
「宏信さんを事務室で食べようと弁当に誘い、宏信さんの弁当に毒薬を入れ殺害。これが簡単な流れです。」
「・・・。」福屋は黙って聞いている。
「じ、じゃあ犯人は・・・。」全員が声をそろえて言った。
「そう、犯人は福屋さん、あなたですよね?」耶麻斗は福屋に指差し、自信満々に言った。「ち、違う!!俺は犯人何かじゃ・・・。」
福屋は焦った。
「まあ、納得いかないでしょう?皆さん。では、証拠を見せましょうか?」すると、耶麻斗は一枚の写真をポケットから取り出した。
「この写真、普通に見れば遺体。しかし、よく見るとおかしな点があります。」耶麻斗はさらにある指輪を取り出した。
「これは、宏信さんが付けていた指輪です。」耶麻斗がそう言うと川端は指輪を見てこう言った。
「これ、よく見るとおもちゃの指輪じゃねえか!」
「そうなんです。一見本物に見える、そこを犯人は利用したんです。しかし、おもちゃが入っていた袋をあける際、
どうしても素手でないと開けづらいはず。その袋を調べれば・・・。」耶麻斗は言葉に詰まった。
福屋が焦りをみせているのを見た高貴は、調べてくると言ったが、耶麻斗が待って下さいと止めた。
そして、こう言った。
「調べれば指紋があるとは思うんですが、とっくに廃棄されているでしょう。でも、可能性はあります。この指輪についている・・・。」耶麻斗は間をあけ、こう言った。
「可能性が。」
第五章 証拠
「川口刑事はそれを今すぐ調べてください。」耶麻斗はそう言った。
「よし、今調べる。」高貴は持っていた重そうなかばんから道具を取り出した。そして耶麻斗は続けた。
「川口刑事が調べている間、確信のある証拠を言いましょう。あなたはいつも、ある物を持ち歩いていますね。
それは毒薬ですよね?上着のポケットかどこかに入れているとかして。」
長い沈黙の後、降参するかのように、福屋はポケットから毒薬の入ったビンを取り出し、こう言った。
「ああ、そうさ。俺が宏信を殺した。」ちょうど、高貴が調べ終わったところだった。
「やっぱり指紋は残っていた。」耶麻斗は続けた。
「しかし、こんなにばれやすいトリックなのに、なぜ警察は自殺で片付けたか。それはあなたの父親が警視総監だから、
あなたが犯罪を犯したことによって自分の地位が下がるのを避けるために下の者達に言ったから、違いますか?」
「その通りだ。何でもお見通しってか?」福屋はさっきとは違う雰囲気で言った。
「いいえ、このことは川口刑事から・・・。」耶麻斗は否定した。
「ああ。だが、俺がもうちょっとしっかりしていれば、お前に力を借りることもなかったろう。」高貴は落ち込んだ。
「何で夫を殺したんですか?」洋子は言った。
「そうだ、何でだよ?」裕康も続いた。
「あいつとは小学校時代からの幼馴染でいつも俺の下にいた。なのに、川端の自分勝手な行動のせいで俺が昇給するはずだったのに
あいつが代わりに昇給したんだ!俺は最初に川端を殺そうとしたが、いつも横山がいた。それも恨みを自分にぶつけられ、
殺されるのを避けるためだったんだ。だから川端は後にしてまずあいつを殺した。
何もなければ明日横山が出張に出ている間に殺すつもりだった。これが動機だ。」
「でも、そんな簡単に殺すなんておかしい。」圭太は言った。
「あいつはいつも俺の下にいればいいんだよ!わかんねえのか?・・・それより、俺を本当に捕まえられるのか?」
福屋が言った。そして続けた。
「無理だろうなぁ?俺の親父は警視総監だぞ?それに親父は頑固だからなあ・・・。」
「・・・。そうですね・・・。でも、必ずあるはず・・・。」耶麻斗が悩んでいたそのとき、
「じゃあな。また会おう、探偵少年。」突然、福屋は胸ポケットから取り出した玉を床にたたきつけた。
「う・・・。睡眠薬が入った煙か・・・。」耶麻斗はそういって目を閉じた。
第六章 解決
「ん・・・。」耶麻斗が起きるといつの間にか事務所にいた。
「あれ、やっと起きましたね。」圭太が朝食を作りながら言った。
「川口刑事・・・!!福屋は・・・!?」途端に起き上がり言った。
「いや、俺はとっさにガスマスクをつけて追ったが、いつの間にかいなくなっていた。」
高貴は言った。
「絶対捕まえてやるぞ・・・、福屋秀人・・・!!」
そう言って、耶麻斗は闘志を燃やした。そのとき、コンコンとドアをたたく音が聞こえた。「あの・・・。杉谷です。」
「はーい。待って下さい。」圭太が玉子焼きを皿にのせ、せっせとドアを開けた。
「あ、すいません。起きたばっかりで・・・。」耶麻斗が言った。
「でも、お金は振り込みですよ。」圭太が言う。
「いえ、今日はお礼をしに・・・。」
「そこまでのことはしてませんから。」耶麻斗が着替えている間、圭太が接客をする。
「本当にありがとうございました。おかげで解決しました。」洋子がお辞儀をしながら言った。
「でも、犯人は逃げたままですね。」耶麻斗が言った。
それから3分後・・・。
「本当にありがとうございました!!」そう言って洋子は事務所から出た。
「終わりましたね・・・。」圭太が今更言った。
「ああ、そうだな。」
(探偵深海耶麻斗 完)
私はバカなんで、ちょっと難しかったですが・・。すごい
面白かったです。あと、結局福屋は捕まったんかどうかがめっさ
気になるんですが(^^;)耶麻斗かっこいいです。
良かったら続き書いてくれませんか?
「探偵 深海耶麻斗Ⅱ」
プロローグ
午前6時48分04秒。この駅で一番混む時間帯だ。3月4日、一人の男性がやっとのことで電車に乗った。そのときだった。
「うあっ・・・!」男性は何者かに撃たれ、そのまま倒れた。
乗客たちが恐怖から逃げるために出口は混雑した。
驚いた車掌が見たものは、一人だけすばやく逃げる者と、その後につくように逃げる乗客だった。
そして、視線を下に向けると、一人の男性の死体があった。
第一章 依頼
3月4日の午前9時06分。事件の後、すぐに駆けつけてきた高貴は、事件のことを詳しく話した。
「で、その殺人事件を僕らに?川口刑事。」耶麻斗は聞いた。高貴は答えた。
「ああ。頼む。」
「でもこんな事件だったら警察で解決したほうがいいんじゃないんですか?」
圭太が不思議そうに言った。
「しかし、この事件、一見ただの事件なんだが、おかしな点がいくつもあってな。」
高貴はそう言うと、写真を取り出した。
「これを見てくれ。これは見てわかるように被害者の十夜久夫(とおや ひさお)の死体の写真だ。
いきなり襲ったにもかかわらず、ちょうど心臓の辺りを撃っているのと、血が飛び出てないところ、そして何より、
撃たれたところをおさえてないこと。自殺で片付くならまだいいが、自殺する理由がないんだ。」
「この人は独身で?」耶麻斗は聞いた。
「まあな。被害者は優秀な部下だったと上司が言っていた。殺されたとしたら、動機がそれだろうな。
しかしなぜ胸をおさえようとしなかったんだ・・・。」
高貴はそう言ってブツブツと独り言をし始めた。
「とにかく、今回の依頼は、真実の解明を手伝うということですね。」
耶麻斗が無理矢理まとめた。
「ああ。頼む。」
「任せてくださいよ。頼まれたからには断れませんから。」
そうしていつものように投げっぱなしのジャンパーを着て、事務所を出た。
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