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オリジナル小説掲示板

2009-02-26 開始

ポケモン世界の小説を作ろう

No.作成者
2010-05-29 09:22:30

ポケモンの世界が舞台の
小説を作りましょう!
舞台がポケモンの世界なら
どんな物語でもOKです
ただし、ポケモンからの世界から
話が離れてはいけません

No.553
2011-08-01 15:02:07

LINK 256話

…どこからか大きな音がする
「…なんだ?戦闘か?」
「イッツアバトル?」
「…デオキシス」
呼びかけに応えるようにデオキシスは体を大きく反らせた
そして、自らの倍ぐらいのエネルギーの塊を一瞬にしてコアの前に出現させた
「…サイコブースト」
その言葉を待っていたようにデオキシスはエネルギーの塊を打ち出した
「…遠すぎてよく分からないな」
オパールはそう呟くとジャスパーの方を一目見て移動を促した
音をたてないよう近づくとようやく人が判別できる距離になった
「あの人は…まさか…、ホッポウチャンピオン…レイ…?」
「ザッツライトっ!」
「バカ…、大声だすな…」
「オー…ソーリー…」
ジャスパーはそれっきり黙ってしまった
「逃がした…」とだけ呟くとレイはどこかへ走っていった
「なんだったんだ…?」
ジャスパーとオパールは顔を見合わせて互いに首をかしげた

No.554
2011-08-01 15:08:28

LINK 257話

なにはともあれチョウジジムに着いた二人
「TANOMOー!」
ジャスパーが勢いよく扉を押して入ろうとする
…が
「………」
「………」
どうやら開かないようだ
不思議に思い、オパールは扉を引いてみる
キィィィ…
少し凍った扉は甲高い音をたて、開いた
「………」
「………」
「…開いたぞ」
「………」
ジャスパーは何も言わずにジムへと入っていった
「…あんたがヤナギ…か…?」
「ジムバトル、キボー!」
ヤナギと呼ばれた男(老人?)は静かに頷いた

No.555
2011-08-01 15:16:59

LINK 258話

「ポケモンも人も生きているといろいろある。
私も色々辛いことを味わった。
人生の先輩としてそれを教えてやろう。
…君たちが生まれる前からポケモンといっしょにいる。
おいそれと負けたりはせん。
…さて…冬のヤナギと呼ばれるその実力、見せてやろうかの」
「スピードイノチ!
ゴー!モンク!!」
ジャスパーはモンスターボールを投げた
…うむ、良いフォークだ
「ゆけっ!トドグラー!!」
「モンク、かわらわりっ!」
トドグラーはかわらわりを丸まって防御する
「トドグラー、あられ」
トドグラーが動きをみせた途端、ジム内にたくさんのあられが降り始めた
「…かなり、大きめだな…」
と、オパールは屋根のある観客席に避難した

No.556
2011-08-01 15:26:39

LINK 259話

「モンク!かわらわりっ!」
モンクは少し大きめのあられをかわしながらトドグラーに近づく
「トドグラー、まるくなる」
トドグラーは尾を体に巻きつけ球体のようになった
そこに辿り着いたモンクが拳を手刀のようにしてふりおろす
ゴッ…
鈍い音が静かなジム内に響く
トドグラーは力を失ったように仰向けに倒れた
つまり、瀕死だ
「ほうほうなかなか…」
そう言ってヤナギはトドグラーを戻し、次のポケモンを用意する
「ゆけっ!パルシェン!」
みるからに固そうな殻を持つポケモン、パルシェンが飛び出した
「ブレイクしてやんよ!モンク!」
呼びかけに応え、モンクはパルシェンの元に走り出す
「かわらわりっ!」
先程と同じように手刀を降り下ろす
パルシェンは防御のため、殻で受け止めようとする

No.557
2011-08-01 15:35:09

LINK 260話

「くっ…ハード…」
降り下ろされた手刀でパルシェンにダメージを与えることはできなかった
「さすがはパルシェン…か。
…硬いな…」
「バット!ミーもパワーつけてきた!」
その叫びに反応するようにモンクの体が白く光りだした
「…進化…か」
モンクはかくとうのモンクストに進化した
「…ほう」
「モンクスト…」
モンクストは一旦パルシェンから離れ助走をつけパルシェンに近づく
「ドレインパンチ!」
モンクストは回していた腕を狙いを定め一点に集中させた
パキィィン…
なにかが割れた音がした

No.558
2011-08-01 15:43:28

LINK 261話

「ふむ…。
少し警戒して薄い氷の膜を張っておいたのだがな…」
そう言うとヤナギはパルシェンの元へと歩みを進めた
パルシェンの殻にはヤナギの言ったように薄い氷の膜が張られていた
…割れてはいたが
「さすがはジムリーダーか…
目だけでポケモンに的確な指示をだすとは…」
オパールは感心したように首を縦にふった
「じゃがな…」とヤナギはある一点を指した
「な…!割れてる…?」
「正確にはヒビじゃ」付け足した
「ナパーム弾でも傷をつけれないパルシェンの殻にか…!?」
オパールは驚愕の表情のまま固まっていた
「なんちゅうバカぢからじゃ…」
ヤナギはそう言って向こう側でジャスパーとハイタッチしているモンクストを見つめた
ジャスパーは「ヘーイ!」とか言ってモンクストと何回もハイタッチをしている
「うむ…次じゃ」
ヤナギはパルシェンを戻した

No.559
2011-08-01 15:50:12

LINK 262話

「ゆけっ!グレイシア!」
「チェインでゴーだゼ!
モンクスト、かわらわりっ!」
モンクストはグレイシアを狙いかわらわりをするが全く当たらない
「…!…ゆきがくれ…!」
「その通りじゃ」
「そのためにあられを…」
「あられは他にも使えるぞ」
「…他にも?」
「グレイシア!」
モンクストのかわらわりを避けてたグレイシアは立ち止まりモンクストに向き合った
「隙アリ!かわらわり!」
「…ふぶき」
グレイシアに突っ込んでいったモンクストはそのままの体勢で凍りついた
「あられ時、ふぶきは絶対当たるのじゃ」
「流石は冬のヤナギ…雪に関してはエキスパートだ…」
「じゃが炬燵(こたつ)はまだまだ必須じゃ」
「………」
「………」
ヤナギによるふぶきでジム内は一瞬で凍りついた…

No.560
2011-08-01 16:14:16

LINK 263話

「オパールサンは知らないポケモンデース!ミンミ!」
「…ミンミ…?」
「ノーマルタイプデース!」
「なんか弱そうだな…」
オパールは可哀想な子を見る目でジャスパーとミンミを見比べる
「ダかラ!進化!」
ミンミはドラゴンのガストニアに進化した
「まぁまださっきよりはマシだけどな…」
オパールはため息をもらした
「ガストニア!ドラゴンクロー!」
ガストニアは素早く動きグレイシアに攻撃を当てた
グレイシアは倒れた
「さっきので疲れておったのだな…」
「…おぉ!…やるじゃん」
「イェー…」
ジャスパーがイェーィとVサインを出そうとした瞬間、
大きなあられがガストニアに直撃した
ガストニアは倒れた
「………」
「………」

「気をとり直して…」
「ゆけっ!イノムー!」
大きな音をたてイノムーが飛び出す
「ゴー!コンライン!」
「相性が悪かったな…小僧
イノムー!じしん!」
イノムーがとびはねて揺れを起こす
それに気づいたジャスパーは
「でんじふゆう!」と叫ぶ
コンラインは揺れが来る直前に地面から離れた
「よい反応だ」
「コンライン、ラスターカノン!」
ジャスパーはズビッ!という効果音が似合いそうなくらいに人差し指をイノムーへと向けた
イノムーはまだ跳んだり跳ねたりしている
コンラインが打った時にイノムーはやっと状況を理解しようとしたが時既に遅し
バゴッ!
イノムーは壁へと叩きつけられた
「お疲れさま」
ヤナギはイノムーを戻すと少し色の違うボールを取り出した
そして…
「ゆけっ!ツンベアー!」
二人は驚愕した
それはそうだ
まだイッシュでしか確認されていないポケモンが目の前に出てきたのだから
「力比べといこうじゃないか…」
ツンベアーは腕を振り回し始めた
「こちらはれいとうパンチだ」
「コンライン!かみなりパンチ!」
コンラインも腕を回し肩をならしはじめる
「………」
オパールは固唾を飲んで見ていた

No.561
2011-08-01 16:27:37

LINK 264話

「ツンベアー!」
ツンベアーは右手に冷気を纏い、走り出した
「コンライン!」
コンラインも右手に電撃を纏い、走り出した
「れいとう…」
「かみなり…」
「「パンチ!!」」
「ユニゾンかよ…」
オパールが呟く
二匹は拳をぶつけたまま動かない…が
「…!」
少しずつだがコンラインが押されてるのがわかる
「ファイトーー!コンライン!!」
コンラインの体が白く光りはじめた
「…進化…?」
コンラインはでんき・はがねのコンボルトに進化した
とくせいがちくでんからがんじょうになった
「フォォォオオオーーッッ!!」
今度は逆にツンベアーが押されていき、やがて
ズガァァァアアン!
ツンベアーが壁まで吹き飛ばされた
「まだ…終わらんわ…!」
ツンベアーはゆっくりと立ち上がった
「トドメ…!
コンボルト、ほうでん!」
コンボルトは足を踏み出し電撃を放った
狙いは───ツンベアー
ツンベアーはブスブスと黒煙を出しながら倒れた
「アイアムウィナー!」
ジャスパーはコンボルトとともにガッツポーズをとった

「うんうん。見事な戦いっぷり。
その強い気持ちがあれば、なにがあっても乗りこえていけるだろうよ。
うむ!このバッジを持ってゆきなさい」
ジャスパーはアイスバッジを手に入れた!
「…氷と雪が溶ければ春になる…。
君たちはこれから長い時間ポケモンといっしょにいられる。
その時間を大切にな」
「…もちろんだ」
「シュア!」
「…日本語でいいだろうが」
「モッチー!」

「…そういえば」
「?」
「エンジュジム…飛ばしてた…」
「オー…」

No.562
2011-08-03 15:55:50

LINK 265話

「よっ…」
「ホウ!」
軽やかな靴の音をたてジャスパーとオパールは地面に降りる
「…サンキュ」
オパールはポケモンを戻す
「…さて、着いたな」
ジムへと歩きだす
「オープン!」
ジャスパーはジムの扉を開けようとジムに走り出す
「…今回はミスるなよ」
ジムの扉へと手を伸ばす

ウィーン

手が届くことはなく
だがジムの扉は開いた
「………」
「………」
「…自動ドア、か…」
「………」
ジャスパーはオパールを睨むと小走りでジムへと入っていった
「…俺のせいかよ。…ったく」
オパールもジャスパーの後を追う
…が
「…痛っ」
何が起こったのか理解ができなかった
「………」
周りを見渡し状況を理解したオパール
「…挟まってる…」
自動ドアに反応されないオパールは数分後、係員により救出(?)された

ようやくジムに入れたオパールだがジムバトルは既に始まっていた
「………」
フィールドではエンジュジムリーダー、マツバのサマヨールとジャスパーのガストニアによるジムバトルが行われていた
「…↑カタカナばっかだな」
そんな事は置いておいて、
「サマヨール、れいとうパンチ!」
サマヨールがガストニアに攻撃を当てようとするがガストニアはまるで蚊のようにギリギリ攻撃を回避する
「サマヨール、れいとうパンチ!」
だがマツバの指示には従わずサマヨールは普通のパンチを行う
「…!」
「…PPが切れたか」
オパールが図鑑で気づくより早くマツバは次の指示をだす
「サマヨール!シャドーパンチ!」
「キタキタキタァ!」
ジャスパーは狂ったように叫びだした

No.563
2011-08-03 16:10:27

LINK 266話

「…PP切れるのをウェイトしていた!ついにこのタイムキタァ!」
「なんだと…!?」
「ガストニア、かみくだく!」
サマヨールはシャドーパンチを受けながらサマヨールに牙を剥く
「…効果はばつぐん。
…ジャスパーはサマヨールの攻撃してる際のふとした隙を狙ったのか…。
…れいとうパンチじゃ、ガストニア自身にも大きなダメージが加わることになる…。
…だが、シャドーパンチならそこまでのダメージは負わない
…だからこそ、ガストニアのスピードと持久力を活かしPP切れまで待ったのか…」
「へぇ…やるね」
マツバはサマヨールを戻しながら言う
「だったらこっちもスピードでいかせてもらうよ!ゲンガーっ!」
ゲンガーはボールから出た瞬間に目にも止まらぬスピードでガストニアに近づく
「ユーがスーパースピードなら…
ミーはハイパースピードですYO!」
ガストニアの体が白く光りだす
「…また進化かよ」
ガストニアはタイプ、ドラゴンのバラガノスに進化した
「…チェックメイトゥォオッ!」
ジャスパーは人差し指をマツバへと向ける
「バラガノスゥ!げきりん!!」
バラガノスはゲンガー以上のスピードでゲンガーへと突っ込む
ぶつかりあった衝撃でバラガノスもゲンガーも壁へと叩きつけられる

No.564
2011-08-03 16:26:15

LINK 267話

「ゲンガーもやられちゃったか…じゃ、ムウマージ!」
「バラガノス!ワンモア!」
オパールは追撃するようにバラガノスに指示をだす
「ムウマージ…!」
マツバが指をパチンと鳴らす
…これを指パッチンというのだろうか?
「…リアルにあんなのするやつがいたんだな」
オパールが蔑んだ眼をマツバへと向ける
…だがふざけた感じではなくバラガノスの様子がおかしい
「バラガノス…?」
「この話を知っているかい?」
マツバは頼まれてもいないのに解説を始める
「ムウマージの鳴き声には耳にした相手を頭痛や幻覚で苦しめることで有名さ。…知らないのかい?」
「…俺は知っていたがな。
ジャスパー、図鑑は見ていないのか…?」
「………」
「…まぁ…いいや、続けろ」
「…続行ォ!バラガノス!」
バラガノスは聞こうとはしているがとても苦しそうだ
「関係ネー!もろはのずつき!!」
「なっ…?」
ムウマージはバラガノスのすんごいずつきを受けふっとぶ
…3mぐらい…?
「…『もろはのずつき』は使用者にもダメージが返ってくる技…。
…相討ち覚悟ってわけか…」
「…バラガノスも戦闘不能みたいだね…」
「…両者戦闘不能…か…」

No.565
2011-08-03 16:41:24

LINK 268話

「コンボルト!ゴー!!」
「ゆけっ!ミカルゲ!」
「…ミカルゲといえばあくとゴーストの弱点なしと呼ばれたやつか…
だが…」
オパールはミカルゲを見てある事に気づく
「…何故、石が2つある?」
「それはね」とマツバが答える
「持ち物にみかげいしを持たせているからだよ」
「コンボルト!かみなりパンチ!」
コンボルトはミカルゲが出現している石に攻撃する
…が、ミカルゲはすぐに左側のみかげいしへと移動する
「ミカルゲ!あくのはどう!」
攻撃を失敗しよろけたコンボルトにミカルゲの攻撃が直撃する
コンボルトはそのまま倒れた
「…二個同時に攻撃ができればな…」
「ヘーイ!アカマージ!!」
「さぁ、どうする?」
「…ふんえんっ!」
「…おぉ…全体攻撃」
「くっ…ミカルゲ!反撃を…」
「ワンモア!ふんえんっ!」
2つのみかげいしに炎が襲う
「…戦闘不能」
「まさか…」
「「?」」
二人は首をかしげる
「まさか、切り札を出すとはね…」
そう言ってマツバはミカルゲをモンスターボールに戻し、
ハイパーボールを取り出した

No.566
2011-08-03 16:51:44

LINK 269話

「いくよっ!ヨノワールっ!」
「つぶしてやんYO!アカマージ、かえんほうしゃ!」
「ヨノワール!」
マツバが指示すると同時にヨノワールは姿を消し、炎は空を切る
「…消えた…?」
「ヴァニッシュ…?」
「………」
オパールはマツバが解説するのを待っていたが何も言わないので図鑑を起動させる
『ヨノワール…あの世とこの世を行き来できる存在』
パタンと音をたて図鑑を閉じる
一呼吸置いてから
「狙うなら…攻撃をした直後…か…。
…だが、…ジャスパーの手持ちはその攻撃に耐えられるか…だな…」
「ヨノワール!」
指示を受けたヨノワールが“この世”に現れる
「アカマージ!かえんほ…」
「シャドーパンチ!」
アカマージはパンチを受け吹っ飛ばされる
「戦闘不能っ♪
さて…次は…?」
「…ジャスパーの手持ちじゃ耐えきれないか…」

No.567
2011-08-03 17:09:52

LINK 270話

「さて…次は?」
「モンクスト!こころのめっ!」
「…心眼で見ようとしたか
考えはいい…、だが…」
「遅いっ!ヨノワール、シャドーパンチ!」
モンクストは倒れた
「エバルーン!」
「ヨノワール、れいとうパンチ!」
「…決まってしまったか…」
オパールは観客席に背を向け、立ち去ろうとする
「マダマダァ!」
「なに…かげぶんしん…!?」
「ザッツライトゥォオ!
エバルーン、たつまきィ!!」
「しまった!怯んで…」
「エバルーン!あやしいかぜ!!ぼうふう!!」
「あやしいかぜで全能力を上げてからのぼうふうか…
…いいコンボだ」
煙も無くなり見えるようになった時、視界に映るは誇らしげに胸を張るエバルーンとジャスパー
それと地に伏せるヨノワールだった
「ヨノワール、戦闘不能…」

「参ったな…。
まずはこのファントムバッジを受け取ってくれ!」
マツバはエバルーンをボールに戻しているジャスパーに歩みより、ファントムバッジを渡した
「これで俺たちの目的は達成か…」
オパールがアイスバッジとファントムバッジを見比べながら呟く
「それだけの強さを持つ君ならこの先もうまくやっていけるだろう!」
マツバはジャスパーと拳を交わした

「…目的は果たした」
「ミッションコンプリ」
「…セキエイに行くぞ」
オパールは飛行ポケモンを繰り出しそらをとぶで空へと姿を消した
「ート…」
セリフを遮られたジャスパーもエバルーンを繰り出し、納得のいかない表情でオパールを追った

No.568
2011-08-04 19:42:30

LINK 271話

「着きましたよっ!シトリンさんっ!」
「………」
「ここがっ!カントーですっ!」
「………」
シトリンさんが何も喋らず表情も変えないところが気になりますが!
私、ラピスラズリは初めてのカントーにテンションが上がっていますっ!

今私達はカントー地方、ハナダシティに来ています
目的はもちろん!
「ハナダジム制覇のためです!」
「………」
「何か言ってくださいよぉ~
実際に戦うのは私ではなくてシトリンさんなんですよぉ~」
そうなのです
こう見えても私、シトリンさんよりも一個上
つまり!先輩なのです!
と、私は成長中の胸を張ってみるわけです
「………」
シトリンさんはまだ無言です
私、喋っちゃダメとは一言も言ってないのですが…
「…どうして、私が…?」
シトリンさんは疑問か呟きか分からない言葉を発します
「私達先輩は約1年にシトリンさん達から見たら二個上の先輩達と冒険をしているのです」
「………」
「なので!経験の浅いシトリンさん達、後輩さん達にバトルに慣れてもらうためシトリンさんはジムバトルをしなければいけないのです」
「………」
そうなのです
つまりはそういう事なのです
私もシヴァ先輩にそう言われたのです

そんな話をしているうち、ハナダジムが見えてきました
…え?なぜそらをとぶでここまで来たのに歩いているのかって?
それは…
「…あなたが、街はずれに降り立ったから…」
「ふぇっ!?」
「…違う…?」
「そ、そうです…はい。すみません…」
考え事…もとい語りをしていた私は突然のシトリンさんの発言に驚き、少々取り乱してしまいました
…それはそうとなぜ地の文を読まれたのでしょうか?
「…声に出しているから」
なるほど。
…え?
「ぜ、全部ですか?」
「…そう」
「最初から最後まで!?」
「…そう」
なんてこったですよ
心の声は口から漏らさぬよう気をつけます

そうこうしているうちにシトリンさんはジムの扉を開け、さっさと入っていってしまいました

…置いてきぼりは嫌です

そう思った私は走りにくい格好なのですが急いで追いかけることにしました

編集:2011/08/04 19:43:01

No.569
2011-08-04 19:57:50

LINK 272話

はいはい!
ラピスです!
待ちにまったシトリンさんのジムバトルです
「あのね!キミ!」
「…シトリン…」
「…シトリン!」
「…はい…」
シトリンさんは下げていた顔を上げました
怒っているんでしょうか…?
表情が読みとれません…
「ポケモン育てるにもポリシーある奴だけがプロになれるの!」
「………」
「あなたはポケモン捕まえて育てる時、何を考えてる?」
「…強くすること…」
いつになくシトリンさんは真剣な表情で答えました
…いつもとなんか違うな~くらいは読みとれますよっ!
「そう。私のポリシーはね…」
ハナダジムリーダー、カスミさんは大きく息を吸い込み…
「水タイプのポケモンで攻めて攻めて…
攻めまくることよっ!」
そこまで言うとカスミさんは腰に手を当て、モンスターボールを用意し
「ゆけっ!サニーゴっ!」
それに気づいたシトリンさんも
「…オニス」
ポケモンを繰り出しました
「先攻はあげるわ」
「…はっぱカッター」
お言葉に甘えたシトリンさんは早速指示を出しました
「サニーゴっ!防御!」
サニーゴは防御しようと身を縮めようとしますがはっぱカッターはけっこう速く…
全て直撃となりました
『サニーゴ!戦闘不能!』
と、レフェリーさんがそう言いました
…レフェリーさん、いつから居たんでしょうか?
「行くわよっ!ヒトデマンっ!」
「…オニス、はっぱカッター」
「ヒトデマン!スピードスター!」
二人が同時に撃ち合う形となりました
…が、手数はオニスの方が少し多く
『ヒトデマン!戦闘不能!』
となりヒトデマンは退場していきました
ですがスピードスターによりオニスも多少なりともダメージを受けています
それでもシトリンさんはまだオニスを入れ換えるつもりはないみたいです

No.570
2011-08-04 20:26:47

LINK 273話

「行くわよっ!ゴルダック!」
カスミさんは最後のポケモンを繰り出しました
「…はっぱカッター」
対するシトリンさんのオニスは先ほどから変わらず…
「ゴルダック、れいとうビーム」
ゴルダックはオニスの出したはっぱカッターをほぼ全て凍らせます
凍らなかった葉も叩き落としてあます
当たっているのはほんの数枚…
「ゴルダック!」
れいとうビームではっぱカッターを落としながらゴルダックはオニスとの距離を縮めていきます
「れいとうビーム!」
オニスは避ける素振りも見せず
『オニス、戦闘不能!』
なんて主人に似ているのでしょうか…
「…ライルーン」
少し静電気を発生させライルーンは登場しました!
ビリビリですよ!
「…ライルーン、ボルテッカー」
ライルーンは雷をその身に纏い一気に突っ込みました
それに気づいたカスミさんは
「ゴルダック!ハイドロポンプ!」
と、ライルーンを近づけさせまいとしますが
ライルーンにハイドロポンプが当たった瞬間、ゴルダックは倒れてしまいました
「…え?」
状況が理解できない私は困惑しました
「…一体…何『ゴルダック、戦闘不能!』」
セリフを邪魔された私はレフェリーさんを睨みましたが
レフェリーさんは仕事は終わったとばかりにさっさとジムの奥へと行ってしまいました

No.571
2011-08-04 20:36:43

LINK 274話

「やるじゃない、あなた」
カスミさんはバッジを手にシトリンの元に歩み寄りました
「水は電気を通す…あなたはゴルダックにハイドロポンプを使わせたのね」
「………」
「最初にオニスのはっぱカッターを阻止するためにれいとうビームのPPを減らす
次は接近攻撃を防ぐためあなたはゴルダックの弱点である電気技の接近攻撃を行った
私はあなたの三匹目を知らない
だからゴルダックにこれ以上ダメージを負わせられない
だから私はハイドロポンプを打つしかない
あなたはそこまで計算し「…お喋り」」
シトリンさんはカスミさんの話を妨害するようにそう呟いた
「そうね。わたしの負けね
それは事実!わたしに勝った証のブルーバッジをあげるわ!…ってあれ!?」
カスミさんは今までブルーバッジを握っていた手を凝視する
「…もう、もらった」
シトリンさんは手の中にあるブルーバッジをカスミさんに見せつけた
…い、いつの間に…
なにはともあれ
ブルーバッジをゲット
「他の地方には強いトレーナーがたくさんいるのよね
私もまた旅に出て、強いトレーナー達と戦うわ!
また会えたら会いましょ!」
カスミさんは私達がジムを出るまでずっと手を振ってくれていました

No.572
2011-08-04 20:48:37

LINK 275話

現在、オツキミやま上空
そこで私達は十三神の一匹、ヘルメシアを見つけました
でも、どうしてこんなところにいるのでしょうか?
「…ほかく」
…ちょっと聞き取れませんでした
「もう一度お願いします」
「ほかくする」
そう言ってシトリンさんはハイパーボールを取り出しました
「待ってください!」
「…?」
「あなたは空中戦ができるポケモンを持っていません!
今ここでオニスたちを出すと彼等は落ちてしまいます!」
「…大丈夫」
「大丈夫じゃないですよっ!」
「…これは、空」
「へ?」
理解ができません
なぜ空なのでしょうか
いきなり捕まえるわけでもないのに…
「…捕獲、完了」
「え?」
隣を見ると確かにハイパーボールに収まったヘルメシアがいました
「どうしたんですか?」
「…投げた」
「いきなりっ!?」
「…そう」
…どうなってるんでしょうか
この子は
確かに図鑑所有者はポケモンに愛されやすいです
しかし…!

…ラピスが何かぶつぶつ言っている
私には関係のないことだ
…ヘルメシアは飛行タイプ、とくせいはみっこく
飛行タイプが入った以上、この女と共にいる必要は…ない…
「…ヘルメシア」
私は近くにヘルメシアを出し、ヘルメシアに飛び移った
…ラピスはまだ気づいてないようだ
…ニビの街が見えてきた

No.573
2011-08-04 21:03:29

LINK 276話

はいはーい!ラピスです
ニビシティに着きました!
さっきの事は置いておき、早速ジム戦みたいです

「来たな!
俺はニビポケモンジム、リーダーのタケシ!
俺の固い意志は俺のポケモンにも現れる!
固くて、我慢強い!
そう!
使うのは岩ポケモンばっかりだ!
ふはは!負けると分かってて戦うか!
ポケモントレーナーの性だな
いいだろう!かかっ」
「…オニオス」
シトリンさんはニビシティジムリーダー、タケシさんの言葉を遮りポケモンを繰り出しました
…なんていう鬼畜っぷりなのでしょうか
「くそっ!サイホーン!」
…あれ?
「シトリンさん!いつの間に進化したんですか!?」
「…さっき」
さっきですか…
それはまたアバウトな…
「…オニオス」
「なっ…」
オニオスは瞬間的にサイホーンの目の前まで移動
「…リーフブレード」
今度はサイホーンのはるか後方まで移動…そして
ズゥン…
鈍い音と共にサイホーンが倒れます
床…、固そうですよね…
「次だ!ゴローン!」
「…オニオス」
オニオスはゴローンの出現場所を予測し、移動
そしてそれは…
「なにっ!?真後ろ…!?」
ジムリーダーもびっくりでした
「…リーフブレード」
これでゴローンも戦闘不能です
まさに
「し…瞬殺」
です
「まだだ!イワークっ!」
またもオニオスは出現場所を予測し、移動
「そう何度も同じ手に乗るか!」
流石はジムリーダー、イワークの出現場所をずらしてきました
「…リーフブレード」
ですがそんなの関係ねぇっ!とでも言いたいようにオニオスは走り出します
そして…炸裂
先ほどと違うのは…
「…耐えてる!?」
「フッ…、イワーク!とっしん!」
「…オニオス」
至近距離でイワークがとっしんを行うも速さでは勝てないみたいで…
「…リーフブレード」
またもリーフブレードの餌食となってしまっようです
合掌

No.574
2011-08-04 21:14:46

LINK 277話

「ノズパス!」
タケシさんは四匹目を繰り出しました
恐らく最後でしょう
「ノズパス!いわおとし!」
「…かげぶんしん」
オニオスはかげぶんしんでノズパスの背後へと…
「ノズパス!振り向くな!」
…?
なぜでしょうか?
振り向かないとダメージを負うというのに…
「………」
シトリンさんも気づいたみたいで私に目で何かを訴えてきます
…あ!図鑑ですね!
え~と、なになに~?
「ノズパスの鼻はコンパスとなっており、いつも北を向いている…つまりあっちが北、と」
私はノズパスのお鼻の向いている方向に指を指す
「…オニオス」
「…後ろに回すな!ノズパス!とうせんぼう!」
「…残念、正面」
「な、なんだって!?」
タケシさん、なんか棒読みじゃないですか?
「…リーフブレード」
ノズパスも餌食となってしまいました

「君を見くびっていたようだ」
タケシさんは頭をポリポリと掻きながら言いました
ふ、フケが…
「俺に勝った証にリーグ公認のこのグレーバッジをやろう!」
シトリンさんはタケシさんの投げたグレーバッジを受けとりました
「この広い世界では色んなやつがポケモンで戦いを繰り広げてる」
タケシさんは両手を広げながらそう言いました
「君にはポケモントレーナーの才能があるようだ
次のジムに行き、君の力を試してみるといい」

「う~ん」と伸びをしてから尋ねます
「次はトキワジムですね」
「………」
「早速行きましょうか!」
私はシトリンさんの手を引きながら言いました

No.575
2011-08-05 17:06:49

LINK 278話

こんちには。ラピスです
「………」
ガチャガチャ
「………」
トキワジムに到着した私たちですが問題が発生しました
「………」
「…開かない」
そうなのです
押しても引いても開かないのです
持ち上げても下げてもちょっとずらしてみようとしても
開かないのです

…ラピスがさっきからジムの扉をん~ん~と唸りながら引っ張っている
…ふざけてはないのだが…
…少し、笑えてくる
「…開かない…!?なんでっ!?」
「ジムリーダーはおらんぞ」
ラピスが扉を開けようと奮闘していると老人が話しかけてきた
「どうして、ですか?」
奮闘し過ぎて息が荒い
「ジムリーダーはまた不在なのじゃ」
「また、と言いますと?」
「一年前くらいも居なかったのじゃ
きっとレッドに負けたのがよっぽど悔しかったんじゃろうな」
「…どこにいるか検討はつきますか?」
「またグレンタウンにでも居るんじゃないかのぅ?」
「グレンタウンですか…」
確か、私達のノルマはニビ、ハナダ、グレン、トキワのバッジ
「シトリンさん、どうします?」
どうせノルマはクリアしないといけない
なら、
「…行く」
「そうですか!
お爺さん!私達、行きます!」
「そうか…気をつけてな…」

No.576
2011-08-05 17:17:37

LINK 279話

マサラタウンとグレンタウンを繋ぐ21番水道
私達はそこに来ています
ここに来た経緯は…
「カツラさんといえば!
炎タイプです!
対策としてここで水タイプを捕まえましょう!」
という私の発言です
そして、今シトリンさんは水タイプと戦闘中です
相手は水、岩のピカリアです
…と、説明してるうちに終わったみたいです

ついでになんやかんやでグレンタウン間近です

No.577
2011-08-05 17:31:55

LINK 280話

只今からジム戦が始まるので細かい事は抜きです
「うおおーいっ!」
こちらがカツラさんです
…むさ苦しいお爺さんですね
「グレンにあったわしのジムは焼けてしまったのだ!
だが…わしはへこたれなかった!
ふたごじまの洞窟を改良し仮ジムを作ったのだ!
…見た?」
残念ながら見てないです
「…見たくない」
「「………」」
シトリンさん、冷たすぎです
バッサリいっちゃってます
「…そうか
だが!わしはこのグレンタウンにジムを作り直してみた!」
…確かにこの町、ジムとかろうじてポケモンセンターしかないですね
「このように、ジムリーダーとしての務めを果たしているのだ!
見事わしに勝てればジムバッジだってくれてやろう!
…どうだ?やるか?」
「…もちろん」
感情のこもった目をして頭を縦に振ります
シトリンさんの表情も大分読めるようになりました
「さあいくぞ!うおおーす!!」

「…ピカリエラ」
タイプ、みず・いわ
…っていうか
「いつの間に進化をっ!?」
「…さっき」
ピカリエラは多分ピカリアの進化形です
…ほんとにいつの間に進化したんでしょうか
「対策はバッチリか!
いくぞ!バシャーモ!!」
両者共に相性悪し、です
とにかく、ジムバトル開始です

No.578
2011-08-05 17:59:02

LINK 281話

「跳べ!バシャーモ!!」
跳び上がるバシャーモ
…どこまで跳ぶのでしょうか
跳ぶより翔ぶや飛ぶの方が合っているのでは…?
私がそう思っているとカツラさんは
「バシャーモの跳躍力は30階建てビルを飛び越すほど
どうだ?すごいだろ?」
「これじゃ…攻撃が…」
「バシャーモ!ブレイズキック!」
急降下からの蹴り
効果はいまひとつでもこれは大ダメージ
「スカイアッパー!」
かかと落としに近い蹴りから今度は身を屈め高い跳躍力を利用しアッパーを繰り出す
防御が高めのピカリエラでもこれだけの攻撃はそう長くは耐えられない
バシャーモはアッパーの勢いを利用しまた空へと跳ぶ
「バシャーモ!」
またあのコンボだ
ピカリエラの様子を見る限り…
…今度は恐らく、…耐えきれない
「ブレイズキック!」
先ほどよりやや低い場所からバシャーモは急降下を始める
…またあのかかと落としだ
「………」

No.579
2011-08-05 18:11:27

LINK 282話

バシャーモがもの凄い勢いで向かってくる
ピカリエラは主を信頼しているもどこか不安だった
「ブレイズキック!」
ピカリエラの目の前で頭から急降下していたバシャーモを体を回しかかと落としのポーズをとる
「…ダイビング」
寸前ピカリエラは自身の足元に…消えた
「ぬぉ!かわされた!」
「いつの間に…」
ジムの床はコンクリート製だ
そこに水があるはずはない
ラピスが見ていた限り穴を掘る様子も水を溜める様子もなかった
バシャーモはすぐさま着地の体勢をとるが振り下ろされた足は勢いを失わず穴に落ちる形となった
刹那、穴からは二つの光が見える
二つの光から触手が伸び、バシャーモを穴へと引きずり込む
「…ハイドロポンプ」
穴の中から悲鳴に似た何かが聞こえ水が噴き出す
…ついでにびしょびしょなバシャーモを掴んだピカリエラが出てくる
見た感じ、瀕死のようだ
「次だ!ヘルガー!!」
バシャーモを戻しながら次のポケモンを繰り出す

No.580
2011-08-05 18:27:20

LINK 283話

「…ピカリエラ、ハイドロ」
「ヘルガー!ほえる!」
「…!」
「ほえる…大きな声で吠えたてることで相手を怯ませ知らず知らずのうちに戦う意志を削り取る技
そのピカリエラに戦闘する意志は残ってはおらん
…交代したらどうだ?」
「…残念」
「?」
「…きゅうばん」
「!」
「…ピカリエラ」
ピカリエラは体を目一杯ふくらませ…
「…ハイドロポンプ」
先ほどより大きなハイドロポンプを打ち出した
「…むぅ」
ヘルガーは戦闘不能となった
「きゅうばん…交代させる技を無効にする特性か…やるな」
「…どうも」
シトリンはわかるかわからないかぐらい微妙に口の端を動かす
カツラとラピスも気づかないぐりいに
「いくぞ!ゴウカザル!」
「また…かくとう」
「フレアドライブ!」
ゴウカザルは炎を纏いピカリエラに突撃する
ピカリエラは少し顔を歪ませるがまだ倒れない
攻撃したゴウカザルも顔を歪ませる
「まだ耐えるか…タフな奴だ!
ゴウカザル!けたぐり!」
ゴウカザルは片手を重心にして足を引っかけた
バランスを失ったピカリエラはよろけ、倒れた
「戦闘不能だな」
「けたぐり…体重に比例してダメージが上がる技…
まさにピカリエラにうってつけ」
「…オニオス」

No.581
2011-08-05 18:39:49

LINK 284話

「草タイプか…ん?」
オニオスの体が白く輝き始める
「進化…!」
「…オニオンス」
オニオスはくさ・かくとうのオニオンスに進化した
「かくとう対かくとう!?」
「接近戦か!おもしろい!」
「「インファイト」」
オニオンスとゴウカザルはお互いに拳や蹴りなどぶつけあう
威力はほぼ同じ
手数も同じ
…ならば体力がものをいう
ゴウカザルは先の戦いで体力を消耗している
倒れるのはゴウカザル…
そう思った瞬間にゴウカザルは倒れた
考えを中断してフィールドを見る
「!?」
倒れていたのはオニオンスの方だった
驚きながらゴウカザルを見るとゴウカザルの右手には炎
左手には雷が纏ってあった
「…ほのおのパンチと…かみなりパンチ…!?」
いつの間に…
「いかにも。
ほのおのパンチとかみなりパンチだ
効果の高いほのおのパンチと効果の薄いかみなりパンチをインファイトの間に混ぜることよりじわじわとそして確実に相手に気づかれずに体力を奪っていく」
「…気づかなかった」
「私も…」
「さあ!次だ!」

No.582
2011-08-05 18:47:46

LINK 285話

「…ヘルメシア」
「ゴウカザル!インファイト!」

沈黙

「聞こえなかったか
ゴウカザル!!インファイト!!」

沈黙

「…みっこく」
「?」
「…ヘルメシアのとくせい」
普段解説等をしないシトリンさんが説明をしだす
そして視線をこちらに
その目は解説をしろと言いたげだ
私は根負けして
「ヘルメシアのとくせい、みっこくです
みっこくは一番威力の高い技を使えなくする技
つまり、ゴウカザルのインファイトは使えない状況です」
「…むぅ」
「…ヘルメシア、かぜおこし」
ゴウカザルは回避を行ったが少しかすってしまった
だが、ゴウカザルは倒れた
「インファイトによりぼうぎょ、とくぼうが下がっているところにかぜおこし…お見事です!」
「まだまだだ!マグカルゴ!」

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