ロボットファンならプレイしなけりゃ!2002-11-23ROADRUSHさんの感想「メック・ウォリア」は「バトルテック」というFASA社から発売されたウォーシュミレーション・ボードゲームを元にしたSF小説を原作としたゲームです。
この小説はウィリアム・H・キ-ス・Jrという作家の手になるもので、アメリカの巨大ロボット・ミリタリーSFの傑作。
日本では富士見書房より1991年に全6巻で日本語訳が出ていましたが、今では再刊されていません。
ただし、ストーリーはまったく独立しており、小説を読んでおかないと話がわからない・・・・なんてことはまったくありませんのでご安心を!
「31st Century Combat」は、「バトルテック」に新たに登場した新勢力「氏族」同士の抗争を描いた作品で、原作小説からストーリーははるかに飛躍しています。
「氏族」は遺伝子操作により卓越した戦士の資質を受け継いだ人類で、中央星域の「普通の人類」を見下しています。
戦争を繰り返すことでより強靭な人類へと進化することを目指す、といったかなりアブナイ連中ですが、騎士や武士のような中世的な名誉を重んじるフェアな一族です。そのため、ミッションの途中でヤバくなったからといって逃げ出すような行動を何度も繰り返すと、「臆病者」の烙印を押され、エンデイングまでいけない様になっているなど、芸が細かい。
なお、このゲームの特徴である、重量感あるメックの操縦感は、現在あるあらゆるロボット・ゲームの中でも最高の出来といえます。
また、銃撃のSE、BGM等の素晴らしさは本当に見事。
画面はさすがに古さはゆがめませんが、そうした利点やストーリーの素晴らしさ、ミッションの面白さといった「ゲームとしての出来の良さ」が非常に優れているために、今でも燃えるゲームです。
ちなみに互いに争う部族「ウルフ氏族」、「ジェイド・ファルコン氏族」のどちらのメック戦士としてもプレイできますので、ひとつの戦争をお互いの違った視点からプレイできるという2食パンのようなお得な構成もウリです。
なお、このゲーム、かつてセガ・サターンとプレイステーションでも移植がなされましたが、原典であるこのPCゲームの足元にも及ばぬ出来(プレステの性能ではこのゲームの移植は不可能ですが・・・無理やり移植したためと思われます)。
プレステ/サターンでがっくりきた方は、ぜひこのPC版をプレイしてみてください。
あまりの出来の違いに、衝撃すら覚えることでしょう。