GD初めてプレーしました。戦略シミュレーションは戦争経済と戦術のシミュレーションの組み合わせだと思っていますが、このゲームは前者は他にみられないほどですが後者は貧弱です。第二次大戦ドイツものの他ゲームでは資源や供給に苦しむことはあまりなく、この点がリアルでなく物足りなかったのですが、GD2は慢性的な資源不足、物資と兵器の供給不足、製造に何ヶ月もかかる量を一回の戦闘であっけなく喪失、爆撃で製造力が大きく減退などリアルに苦しいです。一方で、戦術は不自然な設定の中で火力と耐力だけで決まるので、局所的な戦力集中、機動力を活かす、空軍との共同、戦場や攻撃ルートの選択、攻守の切り替え、部隊の練度などのうまく戦う要素がほとんどありません。攻守が固定された3部隊同士のガチンコ勝負のくりかえしなので結局消耗戦です(これらも経済面ではリアル?)。戦う度に戦力が衰退するのでやりくりに苦労します。という訳でバランスはHearts of Ironには劣りますが、参謀の楽しみはともかく軍需相の楽しみは最高に満喫できます。
同社作品群はボードゲームからのシミュレーションゲームとしてはリサーチ、デザインが優れているものの、半面、手作業では扱い切れなかったデータ、数値を膨大化させているに過ぎないように感じる。厳しく言えばソフトウェア開発力が今尚かなり低いといわざるをえず、(ターン、リアルタイム制がどうかなのではなく)PCゲームに即したものとは言い難い。近年、海外はマウス捌きだけのRTSが目立ってはいるものの、その一方でHearts of Iron、Combat Missionsなどシミュレーションゲームの本質を上手く捉えつつPC上にシステムを適応させているだけに、アプローチが異なるとは言え、それらと比較するのは正直苦しい。