トトロというのは死神。トトロに会った人は死が近い、もしくは既に死んでいるという。そして母親の入院していた七国山病院という実際にあった病院は、末期患者や精神疾患患者を収容する場所であったという話。
メイが行方不明になって池でサンダルが見つかる騒ぎが途中でありますが、あの時既にメイは池で水死しており、サンダルを見たさつきが現実を認めたくない気持ちから「メイのじゃない・・・」と嘘をついてしまいます。そしてさつきはメイを探すため、メイがトトロに会ったという場所に行き、
「お願い・・・トトロに会わせて!!」
「トトロ、メイが迷子になっちゃったの。探したけど見つからないの。お願い、メイを探して!今頃・・・きっとどこかで泣いてるわ・・・どうしたらいいか分からないの!」
という。さつきは自ら冥界への扉を開け、魂を運ぶ乗り物である、猫バスに乗ってメイの元へ向かったのです。さらに病院のシーンでは母親が
「今、あの木のところで、さつきとメイが笑ったような気がした」
と言う。なぜ母親だけに二人の姿が見えた気がしたのでしょうか?それは二人が既に死んでいるからです。
・最後のシーンでは全員が若返っており、実はあれは後の話ではなく、生前の昔のシーンをくっつけハッピーエンド風に仕立てただけ。
・所沢で昭和60年代に姉妹が残虐された狭山事件をモデルにしている。
サツキ=皐月
メイ=May=五月
狭山事件発生日が5月1日
まず妹が居なくなり、姉が必死に探している姿が目撃されている。妹は翌日森の中で全身を16分割くらいのむごい殺され方をしていた。そばで放心していた姉はひどいショックを受け、事情聴取に対しても「猫のお化け」「大きな狸に会った」等々、意味不明な証言ばかりしていたという話。母親は既に病死しており、片親だったなど共通点が多い。